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社会人3年目、2社目の退職日、思い出すのは1社目のこと。


2021年3月、大学を卒業した私は
2022年3月、新卒で入社した会社を辞め
2024年3月、2社目を退職した。


退職すると全社員に公表されてからは、
各支店の方々から個別に連絡が来たり
わざわざ電話をかけてくださる人もいた。


最終出勤日には挨拶まわり

みなさんからは、
今後は誰に問い合わせればいいかわからない
専務や上長からは、
すぐ戻って来てくれてもいいよ

と言って頂いた。


仕事終わりには、
3月末という不動産業界では最繁忙期のこの時期に
2年足らずで退職することになった私のために
送別会を開いて頂いた。

おしゃれなハンドケアセットと
花束なんかもらっちゃったりして。


本社勤務だったので、
1社目では感じることができなかった

社内の人たちとの繋がり

を存分に感じることができた。


送別会で
印象に残っている出来事はなにか
と聞かれた



思い浮かばなかった



そのかわり
咄嗟に頭に浮かんで来たのは


1社目で経験した数々の
イレギュラーな出来事だった


授業開始5分前に急遽予習をしていない授業に入ることが決まり、
隣で同じ授業をしている先輩の声を盗み聞きながら乗り切ったり

トイレから出てこない生徒を説得したり

不審者が侵入し警察を呼ぶ事態になったり

電話に出るために脱いでいた靴を持ちながら校舎内を走り回ったり…



2社目で過ごした2年間は
そんなぶっ飛んだ出来事もなく、

良く言えばとても穏やかで、
悪く言えば感情が動かない日々を過ごした。



社長や専務には細心の注意を払い、

上司のことを○○部長・課長と呼び、

お茶出しのやり方を学び、

何か行動を起こす際には上長に事前に相談し、

各部署と連携を取りながら業務を進める。


普通の会社とはこういうものなんだ
社会とはこのようにして回っているんだ


ということを2社目にして知ることができた。


休みも増え、友だちとたくさん遊び、仕事とプライベートを完全に分けて考えるようになった。

それでも時間に余裕ができて、自分自身の将来のことやキャリアのことを考えた。


その結果、2度目の転職をすることに決めた


決して2社目が悪かったわけではない
人間関係にも恵まれ、なんなら本社で1番若かった私はたくさん甘やかされて過ごした


どんな人の下で
どんな人たちと共に
どんな思いを持って
どんな風に働きたいか

人それぞれだと思う

その判断基準は
それぞれが生きてきたこれまでの人生の中で培われていく


わたしの場合、
1社目の振り返りと
2社目での気付きは
3社目を選ぶ上で大切な判断基準を養っただろう


世間的にみれば
社会人3年目で2社目を退職することは
マイナスな印象を与えやすい


それでも、

わたしが2社目で働いた2年間は
私の人生にとって必要不可欠な時間だっただろう



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