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希死念慮

実は去年の12月、自死を図った。
てか、言うなれば一度、死んでます。
睡眠薬をODし、自室のドアノブにネクタイを掛け首に括って眠るように、、、
 辛い、苦しいのはもう勘弁してくれと。
でも、気づいたら病院の救急外来に運ばれて意識朦朧のなかで目が覚めた。

 「あー、生きてるんだ」ってまず思った
 「死ねなかった」じゃなくて、
 死ねなかった後悔よりも、生の実感が大きかった。

それから、しばらく考えて、どう生きようか。、、と、。
死ぬことに大した理由はなかったけど、
一度、自分を終わらしたかった。
でも、ふと目覚めたら、まだこの世界に未練たらたらな自分が居た。
「まだ、この世界を誰かを愛するのか、まだ愛し足らぬか彼の方」

かわいいもんだ、人間は愛されるために生まれたはずなのに、蓋を開けてみれば、愛することに必死な生き物だ。

紆余曲折な日々、狼狽とし混沌とした世界を人を、自分を、それでもなお愛し足らぬか。

今の自分は、大して生きる希望や夢や目標なんてないけど、ただ言えるのは自分を愛することを理解するためだけに生きてるのかもしれない。

ただ、昔の自分はもう死んだ。
一回死んだ人間は、ただ唯一の選択肢しか与えられない。

誰かに愛されなくても、

 誰かを愛さなくても、

せめて、自分を愛してから

最期を迎えろと



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