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妻と僕のPMDD生活49日目

妻の負から生まれた生き方。

最近の我が家は、
妻の誇張したモノマネがブームです。

「なんでなん?」
「あんたがやりや、あんたがー」
「あんたのあんたのあんたやでー、あんたー」

大声で大袈裟なアクション。
妻と子どもは爆笑する。
僕は大声で発散できる。
win-win-winだ。

このモノマネを始めてから、
家族のストレスが減った。
気がする。

妻に怒鳴られている間も、
「おっ!良いネタになるな」
なんて邪な感情が芽生える。

そして、さっそくほとぼりが冷めたのち、
家族の前でモノマネを披露する。

「誰やねん」と家族は爆笑する。

6歳の娘も僕のモノマネのモノマネをする。

本当に豊かな時間が出来つつある。

世の中は時に機転が必要だ。

「上司に怒られた」
「恋人にフラれた」
「友達に裏切られた」

こんなにも理不尽で、
ろくでもない世の中だもの。
間に受けてばかりではメンタルが持たない。

バカにされたり、
理不尽な事柄に出会ったり、
突然悲しみに襲われたり、
負の感情に押しつぶされそうな時に、
その個人を直接的にバカにするのでは無く、
お笑いとして昇華してやろうと思う。

これは妻のPMDDから得た青天の霹靂。

攻撃されたら、
その分スカッとしてやる。
その人以上に。

それが僕の場合は誇張モノマネ。

奇声をあげて、
白目をむいて、
変な動きをして。

今や僕のレパートリーは、
妻だけでなく、社長、上司、得意先の営業。
などなど10種類以上にのぼる。

その中でも社長のモノマネが好き。
「サルでもサルでも、サル、サル、ルルル」
と言ってサルっぽいポーズをする。

もちろん社長はそんなことしてない。
そんなこと言ってない。
ただの誇張モノマネ。

それらのモノマネを見た妻は
「段々オモロイ顔になってきたな」
「出会った頃は可愛かったのに」
「そっちの方が良いわ」
「前までしんどそうやったから」
そんな風に言い始めた。

良い兆し。

妻のPMDDから得た誇張モノマネ。

ついネガティヴになる時がある。

そんな時は頭の中で、
「良いネタが出来るな」と考える。

すると不思議だけれど苦が薄れる。

薄れるだけで苦に違いはないけれど。

でも、ほんの少し気持ちが楽だ。

妻に感謝しないといけないな。
PMDDに感謝しないといけないな。

あんたのあんたのあんたやでー。

メガッパ

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