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中世ヨーロッパへのタイムスリップ!魅惑のプラハ

Inkedプラハ_LI


ポーランドのクラクフ中央駅から列車に乗り、6時間ほどでチェコの首都「プラハ」に到着です。

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途中、理由のわからない乗り換え待ちが40分。
なんとも海外らしいなと思いながら待ちぼうけ。
その間も周りの乗客と少し話したりしながら暇つぶしに徹します。

まだ大きなトラブルには遭遇していません。何かしらあるのではと身構えていたので嬉しい誤算。

ここチェコは

①自動車産業が盛ん
②ビールの消費量が世界一

ドイツの「ハイデルベルク城」で出会った日本人ご夫婦も、ご主人がチェコで自動車関係の事業をされている方でした。

ビール消費量は日本の3.3倍!!その量なんと161.5ℓ/年!!
この旅の裏テーマを「ビールを求めて」に設定していた私にとっては天国になる予感しかありません。

日付が変わる直前に到着。
駅からは少し離れていたホステルでしたが、プラハ城や街の中心にはほど近いのが嬉しい。

すでに23時を回っていたので、スリや強盗には細心の注意を払いながら移動。
警戒しているぞ!オーラを出すだけで、被害に遭う確率も極端に下がるそうです。

チェコは長い間憧れていた国。なんとしても満喫したかったので、かなり動き回る予定。2泊3日に沢山詰め込んでいい思い出になるはず。

バスやトラムも発達していて、観光客や地元の人は大勢使っていましたが、節約と防犯、スナップ撮影を兼ねてお散歩。

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それに徒歩の方が気になったらすぐにそこに行けたり、街ゆく人にオススメのお店を聞けたりと、より楽しめるのではないかと思うのです。

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せっかくの一人旅。自分の思ったように行動しなきゃもったいない!

チェコのオススメスポット

プラハのオススメスポットをご紹介します。
街並みは中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのようにロマンチックでした!
ちょっとそこらへんを歩くだけでも映画の中の気分に浸れます!

①スターバックスコーヒー プラハ城店

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プラハ城を散策している時、少し休憩をしようとカフェを探していると、城の門付近に「スターバックスコーヒー」を発見!屋上のテラス席には人がびっちり!
それもそのはず、その眺望はプラハの街を一望できる絶景!おしゃれで優雅な時間を過ごすことが出来ます。

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実はここは世界一美しい店舗として有名なんです。店内の席もアンティークのソファが置いてあったりとヨーロッパらしさ満載で満足できること間違いなし!

②McSloop Hostel Prague

プラハマクスリープホステル

参照:booking.com

私がプラハで宿泊したホステルです。booking.comでの評価は【9.5】!
設備はきちんと整っていて水回りもとても清潔感があり、使い心地が良かったです。
ロビーには大きなソファとテレビがあり、集まったみんなでゲームやNetflixが観られます。
スタッフもフレンドリーで英語が苦手でも楽しくおしゃべりができました。

プラハマクスリープホステル2

参照:booking.com

今までドミトリーには抵抗があった方にもおススメできるホステルです!
仲良くなった他の宿泊者やスタッフみんなでゲームや映画を観ると最高の想い出になりますよ!

③カレル橋

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街の中心を流れるヴルタヴァ川(モルダウ川)にかかる1402年に造られたプラハ最古の石造りの橋です。橋の欄干には歴史的に有名な英雄や聖人左右15体ずつのが並んでいます。中にはザビエルの像も!

実際に橋を渡るとそこには多くの大道芸人、露天商、絵描き、演奏者がいて賑わっています。
橋を下から眺めても600年の歴史を刻んできた重厚な雰囲気が感じられます。

圧巻のプラハ城

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到着した翌朝、ホステルを出発し途中で寄り道して写真を撮りながら歩くこと約1時間。プラハ城に到着。

プラハ城は高台に建設されていて、500mくらいはずっと登り坂。ほかの観光客たちもみんな息を切らしながら登るくらいの勾配です。

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城の前に着くと、壮大なあらゆる建築様式を兼ね備えた建物に圧倒されます。

完成までに600年もかかったとされているこのお城は、東西に430m、南北に70~130m、長さ570m、幅130mという大きさの中に3つの教会や5つの宮殿、火薬塔などがあり一つの町のような建物です。

世界で最も古く大きい城とギネスブックにも認定されています。
そんなプラハ城、現在はチェコの大統領府として使用されていて現役バリバリです。

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ちょうど私が着いた時に、衛兵の交代式が行われていて見ることが出来ました。兵士の行進と一緒に行進して兵士気分を味わえます!

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お城の目の前の広場に到着。巨大なゴシック様式の聖ヴィート大聖堂が目に飛び込んできます。

ここで久しぶりに日本人の方々と会うことが出来ました。日本人なのに日本語を使うことが無かったことに気付いて変な感じがしましたが、新しい感覚だったことを覚えています。

旧市街広場では詐欺やひったくりに気をつけろ!!

プラハ城を下り、休憩がてらに食事をしようと旧市街広場に向かっていました。

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1人のスイス人と名乗る男性が声をかけてきました。私が日本人だという事が分かると「三井住友」で働いていたなど、大手企業の話題を出してくる...

よくよく聞くと「プラハに来る途中、列車で歯磨きをしている間に荷物をすべて盗まれた。スイスに帰るために2000チェココルナを貸してほしい。メールアドレスを教えてくれ。用意が出来たら振り込むから」と。

文面だけで見るみなさんは、これが怪しすぎると思うでしょう。私もその時、これは絶対怪しいと思いました。詐欺ではないかと。

しかし、その時は

・旅に少し慣れてきて気が抜けていた
・英語を使って会話が出来ている高揚感
・日本の大手企業の元社員(嘘)という安心感
・本当に困っていそうな演技
・これも出会いの一つで今後自分の為になるかもしれないというポジティブすぎる思考

これらがその男の怪しさを消し去り、1時間位粘られた挙句2000チェココルナ、日本円にして約1万円を渡してしまいました。

その瞬間「あ、これ詐欺られたわ」と察知。
紙幣を差し出すとひったくるように乱暴な受け取り方をしたのです。

普通本当に困っていたら感謝の気持ちを表すものだと思います。しかしそのような仕草は全くなく、受け取るとそそくさとどこかへ行ってしまいした。

詐欺だったとわかってから少しその場に立ち尽くしてしまいました。あれだけ防犯対策には念には念を入れていたのに、こうもあっさりと詐欺に引っかかってしまうのかと。

それまでは一切そういった軽犯罪には遭っておらず安全に過ごせていました。詐欺に遭いそうな場面はいくつかありましたが、毅然とした態度で振り切っていました。

皆さんも海外旅行をお考えでしたら、予想以上に気を引き締めることをおススメします。

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パフォーマーの蛇に癒されながら宿まで帰りました

海外で親切に声をかけてくる人は9割悪い人

だと思って下さい。
中には、本当の親切心で助けてくれる人もいます。実際私も何回か助けられました。
しかし、良い人と悪い人の見分けはつきません。
話を聞くそぶりを見せず、無視やきっぱりNO!と言って下さい。

逆上されるのでは?と思う方もいるでしょうが、そんなことはありません。
多くの場合、観光客がよく立ち寄るスポットには警官や軍人が巡回しています。騒ぎがあると駆けつけてくるので悪い人達は騒ぎにしたくないのです。

ちなみに私が助けられたケースでは、

・近寄ってくることは無く、離れた場所から「駅はそこ真っ直ぐ行ったところだよ!」と大きな声で笑顔で教えてくれた
・店じまいしてるおばあちゃんがぶっきらぼうに道案内をしてくれ、ハグされ、背中をトントンと激励された。

親切な人には色々いると思いますが、こんな方がいました。

ホステルでは素敵な出会いがある

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旅費節約のために「ホステル」と呼ばれる一つの部屋に、二段ベッドやベッドが何台か置いてある相部屋の施設を利用していました。
プラハでもホステルに泊まっていたのですが、偶然にも同じ部屋に日本人が泊まっていたのです。

プラハ二日目の夜、詐欺に遭いショックを受けていたので早めにホステルに戻り、ロビーでくつろいでいました。

するとそこへその日本人がやってきて、英語でずっと話していました。
「あれ?俺日本人と思われてない?」思いながらしばらく英語で会話。

聞くと、私のことを韓国人と思っていたというのです。

そこから話が盛り上がり、途中で宿泊者の他の国の人達も加わって時には英語で、時にはお互いの国の言葉を教え合ったり、充実した時間を過ごせました。

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最後には二人になり、悩みや人生について知り合いには打ち明けられないようなことまで話してしまいましたが、嫌な顔一つせずに全て聞き入れてくれました。

その方はなんと同じ神奈川に在住のシゲさんという方で、67歳で退職した後、10日後には世界一周に旅立ったそうです。

期間は「お金が尽きるまで」で、既にキリスト巡礼やタイの寺院で1カ月修行するなど様々な経験をされている方でした。

今までの人生やこの旅の出来事、これからこの旅をどうしようかと楽しそうにお話をされている姿は、キラッキラに輝いていて素敵な笑顔をされていました。

こんな人生を送れたら楽しいだろうなと思いを胸に秘め、私はオーストリアへ向け出発しました。

お話に夢中で、写真も撮らず連絡先も交換しなかったのが心残りですが、いつかまたどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

東ヨーロッパの恩恵!プラハの物価事情

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チェコは東ヨーロッパに属しており、物価は格安!
上記の泊まったホステルは

2泊3日 約4000円

コスパ最強でした。

その他最低限の自炊に必要な物はこんな感じです。

水:1.5ℓ 約30円
ビール:330ml 約40円
ビール: 500ml 約100円
チョコレート:100g 約50円
牛乳:1ℓ 約85円
リンゴ:1㎏ 約150円
ヨーグルト: 500g 約120円
ホットドック型のパン:約15円
さくらんぼ:1パック:約200円

自炊というより、パンをビールで流し込むような生活を送っていました。
そのため食費はかなり安上がり!

レストランなどには入らなかったのでグルメを食べていないのですが、軒先の出ているメニュー表を見ると

ビール:500ml 約150円
コーヒー:1杯 約300円

フードメニューは言葉が全く読めなかったのでわかりませんでしたが、ビールはやはり安いなという印象でした。

ちなみにチップは満足した時のみ、10%程度払えばいいみたいですよ。

まとめ

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初めて海外の洗礼を受けたチェコでの滞在でした。しかしこれも経験。
少し凹みましたが、日本では考えられない様な出来事に遭遇出来たというポジティブな考えを持てるようになりました。

ホステルでのシゲさんとの出会いも大きな財産です。
あの夜の語らいは今でも鮮明に覚えていて、ことあるごとにシゲさんの言葉を思い出します。

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時間があれば4泊くらいしたかったのですが、今回は時間が無く断念。
必ずまた戻ってきて、グルメ、ビール、音楽などチェコの魅力をもっと味わいたいと思います。

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