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自分を知るとはどういうことか、何をすればいいか。  【“深く考える人”が幸せになれる 仕事の辞め方ガイド 1-2】


「自分を取り戻すために、仕事を辞めたい」
と考えた時、こんな否定の言葉が聞こえてきませんか。

「次が決まっていないのに辞めるなんて、まずくない?」
「ニートになるの?どうかしてるよ。」

しかし、まずいわけでもどうかしているわけでも、ありません。

本当の自分を知るには、膨大な時間とエネルギー、
それと自分が落ち着くことのできる環境が必要です。

むしろ自分と向き合うことは、
自分の人生を歩むのに欠かせないことです。

自分を知るための期間を取るということは、
ある意味人生の最大イベントになるはずです。


今回は、そんな自分を知ることの大切さと、
具体的にどんなことをしたらいいのかについて、お話しします。


この記事はこちらの連載の一部ですが、
単体でもお読みいただける内容となっています。

今回はかなりのボリュームになりましたので、
お休みをとりながら読んでくださいね。




自分を知ることの大切さについて


自分の特性を発揮する
自分の弱みを知って回避する
自分の好みに合わせた生活をする
そして日々、満足度の高い日々を過ごす。

そんな風に自分の人生を生きるためには、
まず自分を知るということが重要です。

「いや、今までめちゃくちゃ自分と向き合ってきたよ…恥ずかしいくらい」と思う人もいるかも知れません。
でも、自分と向き合うのを「恥」としている時点で、
まだ自分のことは十分知ることができていないか、
知っていたとしても、受け入れられてない可能性があります。

なぜなら、
「自分と向き合うのは恥ずかしい」
というのは他人の視点が入っているからです。

人がその人自身の本音を見ようとすることは、
本来は何もおかしなことではありません

そもそも意図的に自分と向き合う必要があること自体、
既に他人の目線に侵略されている証拠です。
その侵略を止めようとしない限り、
自分の人生を歩むことはできません。

本当に自分のことが深く知れ、受け入れられるようになれば、
きっと好きなことも、やりたいことも、使命も見つかります

前記事で「自分を守れるのは最終的には自分だけ」とお伝えしましたが、
そのためにはまず、自分が自分のことを知る必要があります。


自分になるために、仕事を辞めていい。


「せめて次の職が決まってから今の仕事を辞めましょう」
とは転職界隈でよく聞く考えですよね。
しかしそれを聞くと「ウッ…」と感じる人にとっては、
実は必要のない言葉かもしれません。

次を決めずに仕事を辞めることにはメリットもあります。

一番大きいのは、
時間や心の余裕ができるということです。

時間があれば、自分を見つめ直したり、
冷静に次のことを考えることができたり、
興味のある勉強をすることで可能性を広げる
なんてこともできますよね。

特に今「つらい」と感じている人に必要なのは、
余裕のある状態で本来の自分と向き合う
時間をとることなのではないでしょうか。


一般的な職場は、”深く考える”人が自分を見失いやすい環境が多くあると思います。

会社によっては、
全員が一つの理想の人間像を目指さなくてはならないような風潮も、存在します。
あまりにそれが当たり前のように働きかけてくるので、
今まで自分のことをよく知る機会がなかった人は、
その風潮に飲み込まれ、やがて苦しい思いをします。

また自分のことがわからないと、
仕事に対してひたすら責任感のみで立ち向かい、搾取され、
自分の人生を生きられていない感覚に陥ってしまうと思います。

よくある「断れない性格」というのは、相手への配慮心もそうですが、実は自分のことが分からないからこそ起こることでもあると思います。

そうと分かってはいても人や環境にどうしても左右されてしまう性質ならば、
対象から思い切って離れてみることも必要かもしれません。

私たちは、「自分なのに自分じゃない」
というなんだかおかしな状態から、
脱出する必要があります。

このような場合、仕事を辞める理由が
「キャリアアップしたい」とか、
「待遇の良い環境に乗り換えたい」みたいな一般的なものではなく、

「自分の人生を自分で操縦する」
「そのためにまずはただただ、自分になる」
というのが一番の理由になると思います。

なので、そもそも
「次が決まっていないのに今の仕事を辞めるなんて、まずくない?」
という質問が、私たちには的外れなんですよね。

私たちにとって重要なのは、
何かしらの組織に所属している人間であり続けることではなく、
自分の人生を自らの手で作っていける人間になることで、
それが今やっていることから一旦降りる、
れっきとした理由だからです。
(そこに、会社員、フリーランス、無職などという枠組みは今は関係ありません)


自分を知るとは具体的にどういうことか


それでは、ここで言う「自分を知る」とは
具体的にどういうことなのでしょう?

誰か周りの人(親、友達、仕事仲間など)に
「自分はどんな人?」と聞くのも一つの手ですが、
それではあくまでも他人から見た自分の姿しか分かりません。

他人から見た自分の姿を自分の本来の姿として進む方向を決めていくのでは、
結局自分の人生ではなくなり、本末転倒です。

そこであくまでもここでは「自分を知る」を、
専門的な知識を得ること

内省
から行いましょう、とお話ししています。

まずはわかりやすいように、
そもそもの性質
②過去
③現在
④未来
と4つの時間に分けて見ていった後、上記2点について詳しくお話しします。

全てを完璧に行う必要はありませんし、必ずしも①から順番に行わないと次に進めない、というわけでもありません。

参考書レベルのつもりで全部書き出してみたので、なにか参考になったら幸いです。


①自分はそもそもどんな性質の人間なのか

幼少期の成功体験やトラウマなどから発生した性質ではなく、生まれながらに決まっている自分の性質を知ることです。

まずすることとしては、上記でお話しした2つのうちの一つ、「専門的な知識を得ること」です。

例えば、血液型診断というものがありますよね。
型によって、それぞれの性格が違う。
いいところも、悪いところも、みんな等しく存在する。

占いみたいなものだと思われるかもしれませんが、
この後にご紹介する性格診断はもう少し根拠のあるもので、
自分のそもそもの性質を調べることができます。

また、「発達障害」や「ギフテッド」など、障害や病気、マイノリティ的な性質として多くの人に共有されている概念に当てはまる方もいるかもしれません。

そしてそういった知識を入れた後に必ずして欲しいのが、2つのうちのもう一つ、「内省」です。
ただ知るだけでなく、
「どのように苦手なことをうまく避けるか」
「強みを生かせるのか」
などというようなことを考えていくことが重要で、
これをすることにより、今までよりずっと生きやすくなります。


②過去にどのような経験をしてきて今の価値観が作られているのか

次に、幼少期の体験から作られた自分の性質についてです。

これは「内省」でも行えますし、
専門的な知識を得ること」でもより行いやすくなります。

例えばHSPと一口に言ってもいろいろな価値観の人がいるように、
性質が同じでも、人生の体験は一人として同じものがなく、
その結果として考え方も十人十色となりますよね。

①で分かった自分のそもそもの性質があったにもかかわらず、それがねじ曲げられた理由。
①で分かった自分の性質があったからこそ、周りの世界に押さえつけられた自分の本心。

過去を掘り返すことは
時にトラウマに直面し辛いこともあると思いますが、
そんな時は決して無理をしないでください。

誰かに話を聞いてもらったり、
必要に応じてカウンセリングを利用するなど、
なるべく人に頼っていきましょう。

そうやって過去の自分を癒したり承認していく中で、
自分の中で起きている「囚われ(勘違いのようなもの)」にも気づき、
本来の自分に近づくヒントになります。


③自分は今現在、どんな気持ちなのか

過去未来関係なく、自分の「今」の状態を感じることです。

ここからは専門的な知識は関係ありません。じっくり「内省」を行っていく必要があります。

「これがしたい」「あれが好き」
「自分はこうなるべきなんだ〜!」
果たしてそれは、自分の本当の気持ちでしょうか。
それともどこか誰かから、引用された言葉かもしれません。

①②で自分のそもそもの性質や「囚われ」を知ってゆくと、
「今までこんなに他者の言葉に支配されていたんだ」
「自分の本当の気持ちをこんなにわかってやれていなかったんだ」
ということに気がついて、
衝撃を受ける方も多いのではないかと思います。

そういう方は
自分の内側で思っていることをありのままに認識するのに、少し訓練が必要になります。
(大人は子供と違って、ほとんどの人がそうだと思います。心配しないでください)

その訓練の方法については、後ほど説明しますね。


④自分はこれから未来、どう生きていきたいのか

自分の「今」がわかった上での、これからのこと。

これは時間をかけて、めいっぱい「内省」をした先に、自然と見つかるものです。

はじめから「具体的な仕事に結びつけなければ」などと焦らなくて、大丈夫です。

じっくり自分と向き合い、休養する期間をとれば、
おのずと生まて、時間をかけながら自然に具体化していきます。

これに関しては次の記事で詳しくお話ししますね。



自分を知るための方法について


ここからは自分を知る方法について、
具体的にどんなものがあるのかをみていきます。

先ほども出てきましたが、
専門的な知識を得ること
内省
の大きく二つがあります。


ここからはかなりボリュームがありますし、
実践には時間のかかるものもあります。

いきなり全てを実践するのではなく、
ざっと読んでおいて気になるものから着手し、
実際に仕事を辞めて時間ができてからじっくり取り掛かる、
というのでも良いと思います。


専門的な知識を得ること

これはある分類の中で自分がどこに当てはまるかを知ることで、
自分への客観的な解像度を上げることが目的です。

自分の中にある考えだけで自分を知るには限界がありますが、
専門的な知識を用いることで、良い手助けになります。

(逆にいうと単に”手助け”であって、
「これが自分の全てだ」と言えるものを
見つけるために行うのではありません。
それは後に説明する「内省」で、深く探っていきます)

まずは一つ、おすすめしたい診断があります。
それは16Personalities性格診断テストです。

診断はサイト上で15分ほどで終わり、無料です。
診断結果は16タイプに分かれるだけあって、
「自分のことを非常に細かく的確に表してくれている」
と感じる人も多いと言われています。

ちなみに筆者はこの中の「提唱者(INFJ)」というタイプでした。

私の場合は幼少期の経験や周りの環境からこのタイプらしさを抑圧されてきたが故に、
自分の中に「囚われ」が発生して社会と摩擦を起こし、
それが大人になってから「自分はおかしいのではないか」
と感じる体験に繋がってしまったのではないかと推測しています。

このように、診断を受けることで自分の性質を知ることができ、
自分のことを受け入れやすくなりますし、

なぜ自分が「つらい」と感じているのか?
自分らしく生きるためにはどうしたら良いのか?
ということを考えやすくなります。

このように、16Personalities性格診断テストは、①「自分はそもそもどんな性質の人間なのか」がわかる可能性があります。

なぜかというと、こちらで書かれている「INFJ」「ISFP」などといった記号をもともと使っていた「MBTI協会」の有料の性格分析セッションは、まさに自分の生まれながらの性質を探っていくものとされているからです。

「16Personalities性格診断テスト」の方は、こちらを参考に、誰でも簡易的に受けられるようにした性格診断テストのようです。(作成している団体は別物です)
なので、MBTI本家とは若干診断の理論が違っている可能性はありますが、参考になる可能性はある、といった感じです。

また他にも「エニアグラム」的なものや「ストレングスファインダー」など、
WEB上で気軽に診断ができるものがあるので、
気になった方は調べてみてください。


また、精神的なマイノリティに関する情報を調べてみるのも
一つの手だと思います。

有名なものだと、「HSP」があります。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、
日本では「繊細さん」などとも言われています。
病気ではなく、性質の一つです。

生まれつき非常に敏感な感覚を持った人のことで、
統計的には5人に1人いると言われています。
敏感で、周りよりできないことがあるとそのことで自分を責めてしまうなど、
生きづらさを感じる人が多いと言われています。

このように、性質を表す言葉には他にも、
「アダルトチルドレン」「発達障害」「ASD」「ギフテッド」…
などさまざまなものがありますが、
それぞれWEB上で簡易的にチェックできるものもあるので、
気になったら調べてみてください。

ただこれに関しては、あくまで
「興味半分で調べてみたら自分に当てはまった」
みたいなことが多いと思います。

当てはまらないものも多くあると思いますし、自分が何にも当てはまらない場合もあるので、
全てを調べるのは途方もない作業になります。

実際、併発(病気ではないので変な言い方かもしれませんが)しているケースも多いので、
例えば「HSPの発信をしている人をフォローしていたらアダルトチルドレンの話があった」
みたいなこともよくあります。

そういうのを見つけたときに、興味が湧いたらちょっとずつ調べていくので、丁度いいのではないかと思います。


このように専門的な知識は、
自分を客観的に知るのにとても有力です。
一方で、のめり込みすぎにも注意です

・「HSPの説明が自分の説明の全てだ」などと、その定義に自分を縛り付けてしまう。そうでない部分の、あっても良いはずの”自分らしさ”を捨ててしまう。逆に、「HSPだなんて、人生負け組だ」などと、偏ったジャッジを自分に下してしまう

・その性質に自らのアイデンティティを委ねたいが故に「自分が本当に〇〇という性質だと証明するために徹底的に調べよう」とキリのないループにはまり、時間を浪費してしまう。

・上記のことから情報収集にのめり込みすぎて、有料の専門情報に次々と手を出し、お金を浪費してしまう(元情報に当たるのはもちろんいいことだとは思いますが)。

上記のような状態に陥ってしまわないよう、注意してください。

このような知識はあくまで
自分の精神を豊かにするために”利用”させてもらう
スタンスをお勧めします。

本当に自分のことを深く知るには、客観的な知識を得ることも必要です。
でも、それだけでは自分の一部を知ったに過ぎません。

それだけがあなたを表すものではないんです。
ゆえに、絶対的な確実性を求める必要も、そうであると他人に証明する必要もないでしょう。

他人うんぬんではなく、それを知って自分自身の内側に何が起こったかが、重要です。

知った事実に「良い」「悪い」と評価をつける必要もありません。
専門的な説明があるということは、そういった性質の人々がただ存在するということです。
存在するということは、存在していて、本来それで何の問題もないのです。
たとえショックを受けても、死ぬまで自分を卑下し続けることなんてないのです。

だからこそ、「知って終わり」ではほとんど、意味がないと私は思います。
知った後、次の「内省」と掛け合わせることが、本当に本当に、重要です


内省

いよいよ、内省から自分を見つける方法についてです。
これは「自分の本音を認識できるようにする訓練
と捉えても良いかもしれません。

まずは適当な日記をつけてみることをお勧めします。

日記は日記でも、ここで言いたいのは「適当な日記」です。
いつ書いてもいいのです。
絶対その日の夜描かなければいけないものでも、
毎日続けなければいけないものでもありません。
朝書いても良いですし、
1行の日があっても構いません。
書きたい時に十数ページにわたる文章を書いても構いません。

外出時にふと思ったことを書き留めるのに、
自分しか見ないSNSアカウントを使うのもいいかもしれません。

続かないことが心配ならばnoteを利用して、
誰かとの交流も半分目的に書いてみるのも良いかもしれません。
スキやコメントなど反応がもらえると、案外続けたくなります。


日記に慣れてきたら挑戦してみて欲しいのが、
モーニングページ」です。

これは私が読んでいる書籍で紹介されていた
紙のノートとペンを使ったワークです。

「モーニングページ」とは、
朝に3ページほどの手書きの文章を書くワークのことです。

日記と違うところは、
日々の記録ではなく、脳の中の掃除が目的であること。

ルールは、以下の通りです。

・毎朝起きたらすぐ、ノート3ページ分の文章を書く。
・全然文章らしい文章にならなくていい。どんなくだらないことを書いてもいい。「書くことがないよ〜」と書き続けても良い。
・絶対に他人には内容を見せない。
・とりあえず、3ヶ月続ける。

これを続けることで、やがて
自分の中から本質的な言葉が湧き上がってくる
というものです。

私はこれを少し自分なりにアレンジして、
2年間続けています。

この本の著者は英語圏の方で、
日本語をB5のノート3ページ分書くのは結構時間がかかると思ったので、
3ページではなく「30分書き続ける」と自分で決めています。

ただそれだとどうしてもできない時に
自分を責めてしまわないように、
朝30分取れない時は15分だけ書いたり、
時間のある時に自分の思考の整理のために5ページとか10ページとか書くことを、良しとしています。

また朝起きてすぐだと不快感を感じるため、
最低限トイレと歯磨き・洗顔は済ませてから
ノートに向かいます。

記録のためではなく
あくまで脳内の排出のためなので、
誰も読めないような汚い文字で、
誰にも理解できないような語順で書いたりしています。
(本当に記録したいことが出てきた時は、
自分しか見ないTwitterや別の日記帳などに
改めて記録しています。)

これをやっていて気づいたことは、
自分の本心は、普段気にも留めなかったような所から現れたり、
無視していた部分にフォーカスを当てることで、初めて見えてくるものなんだな
ということです。

私は今このノート10冊目に入ろうとしているのですが、
結構自分自身と仲良くなってきた感覚があります。

心の中で自分自身と会話するときに
今までは「これじゃダメだろ?」「こうするべきだ!」
という強い口調だったのが、
最近は「あ、そう思うんだ〜じゃあやってみよっか?」
「いいよいいよ〜休んじゃおっか!」
などとフランクな感じでできるようになりました。


また、書くこと以外にも自分を見つける方法があります。
それは、自分を一旦甘やかしてみることです。

専門的な知識から自分の性質がある程度わかったら、
そこに書いてあった、自分が「慰められたな」と感じたアドバイスを
よく読んで、実行するのです。

また内省で湧き上がってきた
「本当はこうしたいのにな」
「あれがやりたい〜!」
という自分の本音があったら、
それに素直に従ってみましょう。

今まで、自分にそれを許すことさえ
しなかった方も多いのではないでしょうか。

なのでいい意味で、かなり衝撃的な感覚を得られると思います。

そして自分を甘やかすと、不思議なことに
自分の中から「もっとこうしたい」と、
いう自発的な気持ちが自然と出てきます

なぜならその行動は甘えなんかではなく、
自分が本当にしていくべき生き方に
近いものである
可能性が高いからです。

なのでその時に出てきた気持ちは、大切にしてください。


自分を探るには、時間と手間がかかる。


ここまで説明した自分を知る方法は、
フルタイムで働いていてもできそうに見えるかもしれません。

ただそもそも本当の自分というのは、
本当の意味でリラックスした状態の中にしか存在しないと思います。

例えば上記で紹介した16personalities性格診断テストですが、私が会社員の時に社員みんなで一斉にやったことがあり、その時は本来の結果とは全く違う結果が出てしまいました。

これを見てくださっている方々はそんな風に、自分では制御できない無意識の部分で、自分を捻じ曲げてしまっている…だから言葉にできない「つらい」を感じている可能性があると思うのです。

また、特に「内省」は、自分をよく観察できる精神状態にした上で、
継続的に行っていく必要があります。

ここでお伝えしたことは、
自分らしく生きていくための
土台づくりでしかありません。

一番重要なのは、自分を知った上で
これからどうやって自分らしく生きていくか
ということだと思います。


時間はとってもかかると思います。
エネルギーも膨大にかかります。

なので「自分になる」ために時間を作る、
というのは、やはり立派な仕事をやめる理由になると、私は思います。

「ニート」「無職」という名前のイメージに
自分を当てはめる必要はありません。

これからが、自分にとって最も大切な時期となるからです。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回は
「自分の”やりたいこと”って何だろう」
ということを考えていただくために、
「そもそも仕事とは何か」という観点も交えて、お話しします。


マガジンの目次、全体像はこちらです。


↓こちらのマガジンを書くにあたっての思いを書いた記事です。


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何だか仕事が辛い、自分の人生じゃないみたい。やりたいことがあるのに言葉にならない…だけど思い切って辞めました。私と似た性質の人が、心から安…

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