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「文字の色の違和感」ストループ効果

授業の中でチョークで文字を書いたり、プレゼン資料を作成したりすることがよくあります。チョークだと白、赤、黄色、たまに青などを使って文字を板書するのが一般的だと思います。その際、注意しておいた方が良いのが色の使い分けです。ここで押さえておきたい心理学の効果が

ストループ効果


この効果は、色と文字に関するものがよく取り上げられます。人はそれぞれ意味の異なる2つの情報を一度に目にすると状況把握までに時間がかかってしまいます。

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上の画像の色付きの文字の「文字」だけに注目して読んでみましょう。少し読みづらさを感じませんか?「あか」という文字が「黃色」で書かれていたり、「あお」という文字が「赤色」で書かれていたりすると色の情報に思考が引っ張られてしまい、スムーズに読むことができなくなります。授業の際、意識せずに「色」を使ってしまうと生徒たちも混乱してしまうことがあることを意識しておきましょう。


文字色が持つイメージ


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また文字色には固有のイメージがある場合があります。特に「赤」と「青」は代表的です。「赤」は「温かい、暑い、熱い」というイメージがあり、「青」は「冷たい、涼しい、寒い」というイメージがあるはずです。上の画像のように本来おしるこは温かい飲み物であるべきですが「あったか〜〜〜い」という文字色が青いとなぜか冷やされているように感じてしまいます。


聞き手の立場になって文字色までこだわる


対面式の授業に比べ、リモート授業は教師の画面の表情や声の様子がわかりにくいという側面があります。またスライドを使って教師の声だけで展開すす授業などはさらに教師の様子が見えず、生徒はそこに書かれている文字情報を頼りに勉強を進めていくことになります。だからこそ聞き手のことを考え、文字色やフォント、バランスなどを考えていくことが大切だと思います。


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