アルミンと善逸、時々桜木花道 ー自己肯定感の話ー
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)と
我妻善逸(鬼滅の刃)
共に能力は高いものの、自己肯定感が低く、
自分と周りを比較し、
自信がないという共通点がありました。
彼らを応援したくなる気持ちは、
その成長物語を自己投影しているからだろうなーと思う。
自己肯定感
「自己肯定感」は数年前から意識し続けています。読んで字のごとく、自分のことを認めてあげることです。
数年前はまだ自分がHSP(=Highly Sensitive Person 生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質をもった人)だと気が付いていなかったけど、とにかく自己評価が低くて、自分のことを大切にできていなかった。
周りがそこまで深い意味で言っていなくても、期待されるとその言葉をまっすぐに受け止めて、プレッシャーを感じることが多く、自分の精神をすり減らしながら仕事をしていました。
少なからず、誰にでもストレスはあると思うけど、そのかかり方が、明らかに周りと違っていて、「どうしてみんなはそんなに平気なの?」「私のスルー能力が低いんだ」「真面目すぎるんだ」「完璧主義者なのかもしれない」とぐるぐる考えていました。いやぁ、本当にしんどかった。
期待だけでもしんどいのに、日常的に暴言もあり、毎日毎日、本っっっ当につらかった。
(そのあと心身を壊してお休みをもらい、自分と向き合う時間があったのだけど、そのことはまたどこかで。)
あの頃は、「真面目すぎる」とか「要領が悪い」とか思っていたけど、HSPを知った時、ようやく全てが腑に落ちた。
自分軸・他人軸
当時から「自分軸」「他人軸」も課題で、(言葉の説明は省略します。詳細知りたい人は検索してみてね)この課題に気が付くまで、無意識で私は他人軸で生きていた、と思う。
HSP気質をまだ知らなかったけど、「他人軸で生きている真面目さんだからしんどいんだなぁ」という程度に自分のことを理解していました。
自分のために生きる=わがまま(ネガティブ)ではないこと、HSPの人が「わがままかも」と思うことは、さほどわがままじゃないし、必要な「わがまま」もあると知ることができた時期でした。
以降、爆発したかのように全力で自分のやりたいことをやり始める。そう、眠っていたHSS型が大爆発。どーん。
というわけで、年々生きやすくなっています。
知ることって大事だね。
*HSS型HSPは非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人のことです。詳細は下記記事見てね。
当時の私
HSP気質かつ他人軸で生きて、常に周りの目が気になる。これでいいのだろうかと不安になる。
家に帰るとどっと疲れる。そして翌日も繰り返す。いつもへとへと。思考回路はショート寸前。
他人の目や評価を気にするのは自信がないから、
じゃあ自信が持てるように努力しよう!そう考えていました。それも必要なことだと思います。
でも、私の場合は、そもそも自分を認めることができていなかったので、「もっともっと努力しなくては」と自分に厳しく、追い込みすぎてしまいました。
それまでの私は、下記のような流れでなんとか困難を乗り越えてきていました。
他人の目が気になる、自信がない
↓
自信が持てるように努力しよう
↓
努力が実り、自信がつく
この流れでなんとかなっていたので、心身が疲れきるまで、その流れが自分を追い込みすぎることに気が付けていなかった。
必要な負荷だと思い過ぎていたんです。
でも、疲れ切った時は下記のようになっていました。
他人の目が気になる、自信がない
↓
自信が持てるように努力しよう
↓
まだまだ努力が足りない。自信がない。
↓
まだまだ…
↓
もう私はダメだ、、、、
はい。かわいそうな過去の私。笑
いまなら、「いや!?努力も大事だけど、それで壊れそうになるなら今の自分をまずは認めてあげよう!?」と声をかけてあげられます。
当時は必死過ぎて気が付いていなかった。
いやぁうっかりうっかり。
「自信がない自分」もまず認める。
「努力しようとしている自分」もまず認める。
自分が自分を認めてあげないと、他人に評価を求めすぎてしまいます。
どうしたかというと
小さなことでも、自分を大げさに褒めてあげることから始めました。
最初は「これくらいできて当たり前」「私よりできている人はたくさんいる」という感情が生まれてしまうのですが、その感情を無視して、とにかく褒める。他人は関係ありません。
これを続けていくと、ゆっくりゆっくりと自己肯定感が高まっていきます。まじで。
でも、もともとの気質ががらっと変わるわけではないので、ゆっくりゆっくり高まった自己肯定感が、ちょっとした出来事で、ガラガラと音を立てて崩れます。
それはもう、ダイエットって大変なのにリバウンドは一瞬だねってくらい秒で。笑
その時は、スラムダンクの桜木花道の精神を大事にしています。
彼は、バスケ初心者でも自分を天才と信じ、志気を高め、時に自信をなくすけれど、ちょっとした成功をまた天才だと声に出して言う。
これ、本当に素晴らしいと思うんです。大拍手。流川派だけど。
そんな感じで
私も懲りずに、自分で自分を褒め続けるよ。
自分の能力を正しく認識して(不必要に自己評価を下げない)、その能力をかけ合わせれば、オリジナルの価値が生まれると思うので、それを自信にしていけたらなーと日々感じています。
自己肯定感に関する本もいろいろ読んだので、また別の機会に紹介できればと思います。
ではでは。
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