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Aさん・Bさん護衛のパラドックス

 こんにちは。深海瀬船です。皆さんはパラドックスというものを知っていますか?パラドックスとは、正しそうな前提と、妥当に思える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説背理逆理とも言われる。例を挙げると、貼り紙を貼ってはいけないという貼り紙があるが、その貼り紙はその決まりを破っているのではないかというものである。そこで、このパラドックスについての問いを一つ出します。
 まず、AさんとBさんの二人がいます。Aさんが大切な人Bさんが危険な目に遭いそうになったら、いつでも確実に自分が犠牲になっても守るために安全な状態を保ち、危険からは離れているとします。そしていざその大切な人Bさんが危ない目に合いそうになったときに、Aさんが「 いつでも確実に自分が犠牲になっても大切な人Bさんを守るために、Bさんが置かれている危険な状況には近づかない」と言う理由で、Bさんを助けに行かない事は論理的に正当化されるのだろうか、それとも矛盾しているんだろうか?というものである。
 個人的な意見ですが、自分は矛盾していると思う。何故なら、Aさんは「いつでも確実に自分が犠牲になってもBさんを守りたい。」と思っているので、Bさんが置かれている危険な状況には近づかないというのはおかしいと思う。もしも、その危険な状況に近づかずにいて、Bさんがその状況で危険な目に遭い、最悪の場合、死ぬという結末になった場合、まさしく本末転倒である。
 今回はここまでである。今回は個人的に興味があったので、このパラドックスを提示したが、他にも多くの面白いパラドックスがあるので、調べてみるのもいいものである。この問題についても様々な考えを巡らすのもいいだろう。


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