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『アンコンシャス・バイアス―無意識の偏見― とは何か(ICE新書)』の見どころをご紹介!

2021年3月30日より新レーベル「ICE新書」が創刊されました。この記事では創刊ラインナップのうち『アンコンシャス・バイアス―無意識の偏見― とは何か』の見どころを簡単にご紹介します。

書誌情報

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アンコンシャス・バイアス―無意識の偏見― とは何か

著:パク・スックチャ
参考価格:900円(税抜)

●商品詳細URL
https://quickbooks.impress.jp/?p=6251

内容紹介

「オーケストラには男性演奏者が多い」「女性管理職が増えていかない」——これにはアンコンシャス・バイアスが影響していた!

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、自分自身が気づかずにもつ偏った見方や考え方のこと。グーグルが社員教育に導入したことから広く知られるようになったが、この影響は組織に限ったことではない。個人の「キャリア」「収入」「成果」「人間関係」にまで影響してしまうのだ。

本書では、数々の事例と調査結果とともに、バイアス(偏見)の真実、生じる理由、その影響と対策までを徹底解説する。個人が「本来もっている能力」を発揮したい/させたい人、必読。

【目次】
はじめに アンコンシャス・バイアスとは何か
第1章 どのように問題意識は高まったか
  白人男性以外のリーダーが増えない 米国でのダイバーシティ推進の鈍化
  男性の方が演奏が上手い? オーケストラで発覚した無意識の思い込み
  属性で評価が変わる 同内容の履歴書での「性別」による評価
  データ重視のグーグルが動く アンコンシャス・バイアス教育をスタート
第2章 バイアスはあらゆるところに
  第一印象は大きい 見た目によってもつ強力なバイアス
  血液型や出身地でも 何に対してもバイアスをもつ
  人種、宗教、性別、年齢… 国によって異なるバイアス
  アジア人男性と白人女性、どちらが有利? 人種によるバイアス
  男らしい/女らしい ジェンダー・バイアス
  CEOは身長が高い 米国には身長バイアスが存在する
  子育て中の女性に責任ある仕事はかわいそう 慈悲的差別
  若者はITに強い ポジティブなバイアスも
  自分には無理 自分に対してもバイアスをかける
第3章 どうして生じるのか
  生き延びるために必要不可欠 人間に必須のメカニズム
  事実が歪んで見える 脳には死角がある
  幼い頃から感化される 経験と周囲から刷り込まれるバイアス
第4章 無意識であることの危険性
  女子受験者を減点 医大受験でのコンシャス(意識的)バイアス事件
  男性の方が優れて見える オーケストラでのアンコンシャス(無意識的)バイアス
  無意識に奪われているチャンス 意識的にかけたバイアスと同じ影響を及ぼす
第5章 もたらされる悪影響
  [個人編]
  1.意図しない疎外や差別に発展する 人間関係の悪化
  2.キャリアが狭まる キャリア選択の弊害と収入への影響
  3.実際に能力が低下する ステレオタイプの脅威
  [組織編]
  1.特定の属性が優遇される 公平性を阻害する
  2.適材適所が阻まれる 採用・人事配置で誤った判断を下す
  3.疎外や差別の芽になり得る ハラスメントを生む
第6章 最小限に止めるには
  [個人編]
  1.認める 自分が偏見をもっていると認める
  2.自問する 「思い込み」を疑う
  3.直感ではなく事実で 根拠をもって判断する
  4.「女々しい」はNG 言葉づかいに気をつける
  5.受け入れる 受容する行動をとる
  6.自分へのバイアスを解く 得意なこと、やりたいことへ
  [組織編]
  ダイバーシティ&インクルージョンを実現するために
  1.社員教育・研修を行う アンコンシャス・バイアス教育の導入
  2.履歴書から項目ごと削除する 評価者への不要な情報の排除
  3.候補者全員に同じ質問を 構造化面接(ストラクチャード・インタビュー)の実施
  4.属性で評価を変えない 同一の評価基準を設定
  5.会議では全員が発言する 発言の機会を均等に
  6.勝手に決めつけない 遠慮ではなく配慮を
  7.全体と結果の属性割合は同じはず 結果の検証を行う
おわりに “根拠”にもとづく理解に向けて
*アンコンシャス・バイアス度チェック

著者紹介

パク・スックチャ_「アンコンシャス・バイアス」

パク・スックチャ(Sook Ja Park)

株式会社アパショナータ代表。
日本生まれ、韓国籍。
米国ペンシルバニア大学経済学部BA(学士)、シカゴ大学MBA(経営学修士)取得。
米国と日本で米国系企業に勤務後、日本に戻り米国系運輸企業に入社。同社にて日本・香港・シンガポール・中国など、太平洋地区での人事、スペシャリストおよび管理職研修企画・実施を手がける。
2000年に退社し、日本で最初にワーク・ライフ・バランスを推進するコンサルタントとして独立。
同時に米国とアジアに精通したグローバルな経験を活かし、グローバル化と複雑化する多様性への適切な対応に向けダイバーシティの専門家として、多様な人材マネジメントと受容的環境構築(インクルージョン)への意識・風土改革及び教育研修に携わる。
企業にメリットをもたらす手法で進める在宅勤務導入コンサルティングで成功実績を出し、企業での在宅勤務(テレワーク)も専門とする。
近年では「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」と「自信」への問題意識を高めるべく、教育、講演、執筆等の普及活動及び組織での意識改革と行動変革にも力を注ぐ。

株式会社アパショナータ:https://worklifebalance.co.jp/

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