『四則演算の文章術 劇的に伝わる20のテクニック（ICE新書）』の編集後記を公開！
2021年3月30日に発売された書籍『四則演算の文章術 劇的に伝わる20のテクニック』（著：水島なぎ）の担当編集者による「編集後記」を公開いたします！
編集後記
文章術に関する本は世の中にたくさんあります。私もこの企画を進めるうえで、参考になる本をいくつも読みました。こうして私が編集後記を書いている間にも、新たな文章術本がどこかで生まれているかもしれません。
そんな中、なぜ本書が必要だと思ったのか？ という話を簡単にさせていただこうと思います。
文章術に限らず実用書全般に言えることですが、本の内容も大変素晴らしく読後に満足感もあるのに、どうしてか読み手の方が行動まで移せない場合が往々にしてあります。
その原因は、単純にその本に書いてある情報を「自分のモノ」として吸収しきれていないからだと思うのです。
では、「自分のモノになる」とはどういう状態でしょうか。それは、「すぐ使える状態にある」ということです。
仮に毎回本を読み返さないと使えない状態では、結局のところいつかは使わずに忘れていってしまいます。例え本の内容を理解できたとしても、実際に使えなければ意味はありません。
ですから、本書はとにかくシンプルにわかりやすく、そして覚えやすいというところに重きを置いてご執筆いただきました。わかりやすくする過程で、どうしても削らざるを得なかったテクニックもあります。余分なところがない綺麗な公式のように、無駄なものをそぎ落として出来上がったのが、この『四則演算の文章術』です。
これまで文章を書くことに悩み、本も読んだけれどどこかしっくり来ない……。そんな方にこそ、本書を手に取っていただきたいという思いで作ってきました。
本書を読み、実践する過程をぜひSNS等でシェアしていただければ嬉しいです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
編集担当 岡本雄太郎
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