TNQZ

小説を書いたり、回文、アナグラム、ぎなた読みを楽しんだりするつもりです。

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  • 去勢

    短編小説。

  • 回文、アナグラム、ぎなた読み

    タイトルのとおりです。

  • 魔法使いはもういない

    ファンタジーです。

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TNQZリュックを注文しようず Fin.

★見返し、ひも、ハンギングポケット  見返し(きんちゃく部分、フロントポケットの裏地)は4色からお選びください。黒はRobicの210dです。その他は200dくらいのオックスナイロンです。  きんちゃく用のひもです。4mm径のパラコードです。  これはオプションですが、内部に吊るしポケットをつけることができます。プラス3,000円です。HyperDというポリエステルを使用します。耐水圧4,000mm、RBTRのオリジナルの生地っぽいです。色は黒のみ。YKKのアクアガード

    • TNQZリュックを注文しようず5

      ★ショルダーハーネスについて  パックについては先に説明したとおりです。今回は、ハーネスについてどのような選択肢があるのか紹介させてください。 ★大きくみっつに分けられる  ひとつめは芯材です。ここはサンペルカという緩衝材を使います。厚さは5ミリです。長さは38cmと41cmのふた通り用意します。おおざっぱにいうと女性は38cm、男性なら41cmを使用します。  ふたつめは、ショルダーの身体に触れる部分、メッシュです。色は黒で厚さは3ミリです。これは選べません。  みっつめ

      • TNQZリュックを注文しようず番外編2

        ★太陽が待ちきれなくて  どうも、あなたのハートの炎(ほむら)TNQZです。今回も番外編、少し長くなるかも知れませんし、すぐに飽きるかも知れません。  ★1998年4月〜2002年3月  大学に在学していました。入学式には、時の都知事、故青島幸男さんがお見えになりました。私は、卒業式は他に用があって出席しなかったのですが、故石原慎太郎さんが祝辞を述べにいらっしゃったそうです。隔世の感ですね。  私は社会学科に在籍していました。ただ、社会学にはそんなに興味はなく、どちらかとい

        • TNQZリュックを注文しようず番外編1

          ★TNQZは雨の夜に雲の向こうの月を思った  こんばんは。リュックの試作が終わりました。次はオーダーフォームを練るのですが、今日はもうつかれました。とはいうものの、商品についてアッピールしなきゃとも思うんです。  今日つくったものの写真をうpしてみたものの、それに説明を加える気分でもなく、なのでわたくしTNQZについて紹介します。 ★2012年  3月に会社を辞めました。理由はひとつではないのですが、前年の9月にうつと診断されました。当時の記憶は模糊とした霧のようで、ただ

        TNQZリュックを注文しようず Fin.

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          TNQZリュックを注文しようず4

          ★生地を選ぼう  今回は生地について、どんなものを選べるのか紹介します(ショルダーハーネスは次回)。  では、リュックの製作過程を追いながら見てゆきましょう。 ★本体  本体1~3が、それぞれリュックのどの部分になっているか分かりますか?  まず、本体1ですが、下の写真のとおり、ポケットの下に重なる生地です。  次に本体2ですが、下の写真のとおり背面の上の生地で、持ち手が縫いつけられています。  本体3ですが、三角の小さい生地で、ハーネスと本体をつなぐベルトが縫いこま

          TNQZリュックを注文しようず4

          TNQZリュックを注文しようず3

          ★TNQZリュックの美術史的位置づけ  こんばんは! 運命に逆らった中年TNQZです。  今日も適当に書きます。とはいいながら、オーダーをご検討のかたにお役立ていただける内容を盛りこんでゆく所存。 ★X-pacか、EcoPakか、それが問題だ  X-pacは着物における大島紬、EcoPakは結城紬といえば伝わるでしょうか(伝わらない)。  上の例えは適当なんですが、大島も結城も高価な着物地です。時代物になれば新車が買えるほど。とまれ、X-pacとEcoPakですが、アウトド

          TNQZリュックを注文しようず3

          TNQZリュックを注文しようず2

          ★なぜTNQZリュックなのか  まいど、TNQZです。本日未明に公開した文章は、あまりおもしろくなかったです。なので、今回は楽しく書きます。  先述したとおり、今回はみっつの商品を用意しています。それぞれについて紹介しつつ、取るに足らない四方山話をします。 ★ひとつめ 38  38は「サンパチ」とお呼びください。これは背面の長さであって、容量ではないです。上掲のとおり、きんちゃく式とロールトップ式との両方を楽しめます。容量はポケットもふくめて22リットル前後かと思います。

          TNQZリュックを注文しようず2

          TNQZリュックを注文しようず1

          ★パターンオーダーを頼みたい  どうも、TNQZです。  新商品もゴールが見えました。オーダーは絶対にやらないと息巻いておりましたが、TNQZとしてのゴールを目前に思うところもございます。それで、「新作に興味がある」という向きに、パターンオーダーの内容を紹介したいと思い至り、こうして文章をしたためる次第です。 ★できること、できないこと  まずはできること。それぞれ、サイズや開閉方法が異なる3つのリュックを用意しました。お好きなものを選べます。  好きな生地、コードなどを選

          TNQZリュックを注文しようず1

          そして、TNQZへ……

          はじめに  MYOGをはじめて間もなく三年が経ちます。make your own gearの頭文字をとったもので、休日の趣味であったり、小さなビジネスであったりします。私の場合は後者に近く、他に収入がありません。つまり、お金をかせぐことを第一に考えてきました。  ものをつくり、それを売るのは本当に難しいです。私は登山用のリュック、ポーチなどをつくっているのですが、家庭科の授業で習ったきり、なにも知りません。そんな人間がどうやってミシンを学んだのか、リュックづくりを覚えたのか。

          そして、TNQZへ……

          今日のアナグラム4

          ある作家の小説三作品のタイトルのアナグラムが「群れで踊りたい猫か頭上のビル」。ノーヒントでわかったらすごい。

          今日のアナグラム4

          今日のアナグラム3

           以下の6文はすべて同じ音で成り立っています。また、意味が連なり、輪になっています。 ・兄が廃家の怪人を渡しで扼殺 ・若い派遣がタイのくじ屋で兄を刺殺 ・私があの憎い派遣を鍛冶屋で縊殺 ・崖の愛人は新家で私を格殺 ・ニヤけた師は愛人を区の川で殺害 ・あの二月、怪人は灼けた岩で師を裂く  これも短編にしたいですね。

          今日のアナグラム3

          今日のアナグラム2

           今日は意味の連なりがある、五通りに読めるものができました。これを元に短い推理ものを書こうと思います。 タイ人が待つ息子を刃物で刺したわよ 妻は横の沢で住むタイ人を燃したが 文字を読む電話した妻はイタコが刺すの 魔物が棲むワシ恥じたイタコを電殺よ また息子も呼んではいたがワシの自殺を なかなか良いですね。

          今日のアナグラム2

          今日のアナグラム1

           野良は都会のまんなかで車にひかれた。  のらはとかいのまんなかでくるまにひかれた。  ひるまからのんでいまのとにかれたはなかく。  昼間から飲んで居間の戸に枯れた花描く。  なかなか良いできですね。

          今日のアナグラム1

          回文マスター背嚢をつくる

           ふたつめの回文パックです。  回文とは、前後どちらから読んでも同じである文章のことです。私は十余年ほど回文をつくりつづけています。界隈では回文マスターと呼ばれています。  その回文マスターが背嚢をつくりました。  背嚢とは背に負う袋のことです。なぜ背嚢なのか。  今から五年ほど遡ります。回文マスターは未婚のおじさんです。世間的にかなりやばい存在です。異常者と指呼されても否定も反論もできません。  しかし、異常者といえど人生を謳歌したい。休みの日ぐらい楽しんでもいいじゃない

          回文マスター背嚢をつくる

          宵のまじない師

           昨晩ものみすぎたのだろう、寝覚めの気分は最悪だ。見あげれば、白亜の列柱。俺はその陰で横になっていた。暑い。入道雲のずっと先の、さらなる高みで、太陽がギラギラと輝いている。あと小一時間もすれば、南中するだろうか。しかし、ここは、どこだろう。よくわからぬまま、それでも俺は立ちあがった。もう少し、涼しいところへゆかねば敵わない。そして、人々の足を縫うようにして歩きはじめた。けれども妙だな。なにが妙かって、じぶんの足音がまったく聞こえないじゃないか。そう思って足もとを見ると、俺の手

          宵のまじない師

          回文マスターの帰還

           noteに記事を書くのは、およそ二年ぶりです。目標にしていた文学賞への応募が済んだのもあって、少し気が抜けたのでしょうか。とにかく気の抜けたままの状態が二年続いた計算になります。  さて、応募した結果ですが、淡い期待は無残にも散りました。あとから読み返したら、直すところはいくらでもありました。「書を校するは塵を払うが如し」と言いますが、そういう意味で「修正すべき点がある」のではありません。  端的に仕上がっていませんでした。文章を錬磨する作業を中途で投げてしまった。そんな感

          回文マスターの帰還