見出し画像

天秤座満月 半影月食

2024年3月25日 16:00pm
天秤座で月食が起こります。

3月はこの満月の付近で春分というイベントと、火星が魚座にイングレスしたり様々な天体の動きもあります。その影響下での天秤座満月と半影月食です。

天秤座満月で月食が起こると、西洋占星術の視点からどのような影響があるのか、また取り巻く天体との影響などを解説します。

天秤座満月はバランスやパートナーシップに関するテーマが強調され、月食が加わることでより力強い影響が生まれます。

この記事では、天秤座満月と月食の基本的な意味や影響を紹介し、その影響が持つポジティブな面や向かうべき方向性を具体的に解説します。
さらに、天秤座満月で月食が起こるとどのように個人的に影響を与えるのか、具体例を交えてお伝えします。
天文現象に興味がある方や、自身の生活や人間関係に月食が及ぼす影響について知りたい方におすすめです。

動画での解説はこちらです。

また、20日の春分についての記事はこちらです。

数日前に火星が魚座にイングレスしました。
記事はこちら。

月食

月食の基本的な概念について説明します。
月食は、地球が太陽と月の間に位置し、地球の影が月に落ちる現象です。
これには、部分月食、皆既月食、そして半影月食の3種類があります。


部分月食
地球の本影(完全に太陽の光が遮られる部分)が月の一部にかかる現象。
全月食
月全体が地球の本影に入る現象。
半影月食
地球の半影(太陽の光が一部遮られる部分)が月にかかる比較的目立たない現象。半影月食の際、月は完全には暗くならず、わずかに暗く見えることがあります。
地球の本影(完全に太陽の光が遮られる部分)が月の一部にかかる現象。

半影月食の仕組み

満月の際に月食が起こるのは、満月が地球と太陽の直線上に位置するためです。
しかし、地球の軌道と月の軌道が少し傾いているため、毎回満月の時に月食が起こるわけではありません。


月食の影響は一般的に、約6ヶ月間続くとされています。
この期間中、月食によって示されたテーマや変化が徐々に展開し、次の月食までの間にさまざまな形で現れることがあります。


月食が起こった際に触発されるテーマや課題が、次の月食サイクルまでの期間にわたって展開し、解決に向かう過程が続くとされます。

半影月食の影響を考える際には、直後の数週間だけでなく、より長期間にわたる変化や成長の過程を意識することが重要です。

この期間中に起こる出来事や内面の変化は、月食のテーマに関連している可能性があり、自己発見や人生の重要な転機となることもあります。

天秤座

天秤座の特徴(金星の支配)

バランス、調和、対人関係、公正、社交性、美的センス、外交、協力、決断性の欠如、芸術、平和

天秤座で半影月食が起こる場合の占星術的な意味について解説します。
天秤座は調和、関係性、バランスを象徴し、対人関係やパートナーシップに重点を置いています。
半影月食は変化の時期を意味し、この時期に起こる半影月食は、対人関係やパートナーシップにおいて微細な調整や再評価を促す可能性があります。
半影月食は、全月食や部分月食ほど強烈なエネルギーを持ちませんが、それでも人々の感情や認識に微妙な変化をもたらすことがあります。

2024年3月25日 天秤座月食16:00pm

アスペクト解説

調停の三角形
天秤座月(1ハウス)-牡羊座太陽・魚座海王星(7ハウス)180°(オポジション)
天秤座月(1ハウス)-水瓶座冥王星(5ハウス)120°(トライン)
水瓶座冥王星(5ハウス)-牡羊座太陽・魚座海王星(7ハウス)60°(セクスタイル)

天秤座月は天秤座ドラゴンテイル側。

魚座金星・土星コンジャンクション(7ハウス)-牡牛座木星・天王星コンジャンクジョン(9ハウス)60°(セクスタイル)

4天体が柔軟宮と水のエレメントに集中

柔軟宮に位置する天体は、変化と適応、終結と新たな始まりのテーマを象徴します。
事物の終わりと次のサイクルへの準備を意味し、柔軟性と変化への対応能力を促します。

水のエレメントは感情、直感、内面の深い洞察を象徴し、深い感情的なつながりや直感的な理解を促すことで、人間関係や内面世界の理解力を向上させます。

金星、火星、土星、海王星が変動宮に集中している場合、この期間は、人間関係、情熱、責任、そして精神性や直感の面で変化に対する適応がテーマになります。

オポジション

牡羊座の太陽と天秤座の月が向かい合っているので人間関係に特に緊張したムードが漂う星の配置です。

柔軟性を持って変化を受け入れ、新しい可能性へと開かれた姿勢を保つことの重要性を示しています。
新しいアイデアやアプローチに心を開くことで、成長と発展の機会を最大限に活用することができます。

個人的な対人関係とパートナー

パートナーとの関係で上下関係が生じると、天秤座が本来求める対等な横の関係性が損なわれてしまいます。
月食の期間にこれが色濃く出ることは、内面のバランスを再調整し、より健全な関係性を築くためのチャンスとも言えます。

天秤座は対人関係、特にパートナーシップや公正さ、調和を重視します。人との関わりの中でバランスを求め、衝突を避ける傾向があります。

天秤座は公平さと協調性を大切にするため、外交的な才能に長けています。
人々をつなぐ役割を果たし、調和のとれた環境作りに貢献します。

7ハウスは1対1の関係性

7ハウスは天秤座の本拠地。
二人で成り立つ関係に焦点を当てています。
これには恋愛関係、ビジネスパートナーシップ、親密な友情、または公的な契約などが含まれます。
このハウスでの天体の配置やアスペクトは、その人の対人関係における傾向、課題、そして成長の機会を示しています。

1ハウスの天秤座の月と7ハウスの牡羊座の太陽・魚座の海王星とのオポジションは、自己表現と自己理解(1ハウス)と、他者との深い関わり合いやその中での自己の位置づけ(7ハウス)を象徴しています。

この相互作用は、自己認識と他者理解のバランスをとること、個人のニーズとパートナーシップの要求との間で調和を見つけることを強調しています。
自分自身と他者との間で健康的なバランスを見つけることは、個人の成長と幸福のために不可欠です。

半影月食が起こる時

半影月食が起こる時、地球は太陽と月の間に入り、太陽の光が地球の半影を通って月に届きます。この現象では、月全体が地球の影には覆われず、そのため月食が起きていることを認識するのが難しい場合があります。

占星術において、地球は「自分」を、月は「自分の内面」や無意識、感情の世界を象徴します。

半影月食は、太陽(意識、意志、外向きの自己)、地球(物質的な存在、自己の基盤)、月(感情、無意識、内向きの自己)の関係性を象徴します。

今回の半影月食は特に、7ハウス(対人関係、パートナーシップ)に重要な天体配置があることを踏まえると、自分自身と他者との関係性、特にパートナーシップにおいて内面的な感情や無意識の動きに焦点が当てられる時期を示しています。

内面的な感情や欲求が微妙に変化し、それが外向きの対人関係や自己表現に影響を与える可能性があります。

その他のアスペクト

1ハウスの天秤座の月と7ハウスの牡羊座太陽・魚座海王星のオポジションは、自分の感情やニーズと他者との関係のバランスを取る必要があり、それが簡単ではないことを示しています。
特に、太陽は自我とアイデンティティを、海王星は夢や理想、時には錯覚や失望を象徴します。
そのため、理想と現実の間での葛藤や、自己と他者との間での誤解や不明瞭さが生じる可能性があります。

同じく7ハウスでの金星と土星のコンジャンクションは、愛情と責任の間の緊張を生じさせます。金星は愛や調和を求めますが、土星は制約や義務感をもたらします。
他者との関係が深まる過程で避けられない課題や責任を伴うことを意味し、それが恋愛関係やビジネスパートナーシップにおいて、重荷に感じられることもあるかもしれません。

9ハウスの牡牛座にある木星と天王星のセクスタイルは、新しい学びや哲学、旅を通じて成長や変化を促しますが、この変化は既存の価値観やライフスタイルを揺さぶることもあります。
新しい機会は歓迎されますが、それに伴う不確実性や安定性の欠如に対処する必要があります。

これらの複合アスペクトは、個人の成長や進化に対する豊かな機会を与えますが、同時に内面的な葛藤や外的な関係の調整が必要となるかもしれません。
課題や挑戦を乗り越えることで、より成熟した自己とより深い人間関係を築くことができます。

自分と他者とのバランス

自分の内面に深く目を向け、パートナーシップや重要な対人関係において、本当に大切にしていることや、変化を求めている部分はないかを見つめ直す機会です。

自分の細やかな内面の動きに気づき、感情的なバランスを取り戻すためのステップを踏むことが求められます。
これには、コミュニケーションの改善や、自己理解を深めるためのリフレクションが含まれます。

自分と他者との関係性において、小さな調整や変更が必要な箇所を見つけ出し、より調和的で健全な関係を築くための努力を行います。

半影月食の期間、外側の変化よりも内側の変化が優先され、自己を反省し、内面を探求するのに最適な時期です。
自分自身との関係や他者との関係性において、真の調和とバランスを追求する過程が促されます。

自己を知り、内面の探求に進むことで、喜びや悲しみ、そして懐かしさが生まれ、愛に満ちた感情が芽生えます。
内省的で哲学的な試みを通じて、人生の意味や存在の本質について深く思索し、共感と共鳴を呼び起こすことも可能です。

これからの流れ

1ハウスの天秤座の月は、自分自身のこと、特に自分の感じ方や見せ方について考えることを示しています。
7ハウスには牡羊座の太陽と魚座の海王星が一緒にいて、これは他の人とどう関わるか、とくに恋人やビジネスパートナーなど重要な人との関係に影響します。

さらに、7ハウスには金星と土星も一緒にいます。
金星は愛や魅力、土星は真面目さや責任を表します。
これらが一緒になると、人間関係がより深く、安定することを意味します。ただし、時には厳しさや制限も伴います。

そして、これらの金星と土星が9ハウスの牡牛座にある木星と天王星と60度の角度でつながっています。
木星は拡大や幸運、天王星は変化や革新を表します。9ハウスは学びや旅、人生の哲学に関係しています。このつながりは、人間関係や愛情の面で新しい可能性が広がることを示唆しています。

この配置は自分自身と他人との関係を見つめなおし、より安定した形で深めていく機会があることを示しています。
また、新しい考え方や学び、旅を通じて、人間関係に新鮮な風を吹き込むチャンスもあります。
自分と他人との間で、より良いバランスを見つけ出す時期だと言えるでしょう。

破壊と再生の冥王星

今回の半影月食に冥王星の変革のエネルギーが調和的な角度で加わることで、個人は自己の内面と外面の世界における古いパターンや制約を超えて成長し、より充実した自己表現と対人関係を築くことが可能になります。

この配置における冥王星の役割は特に重要で、5ハウスの楽しみや創造性、恋愛関係における変革を通じて、自我と他者との関係においても深い理解と変化を促します。
これは、個人が真に価値を置くものに焦点を当て、より誠実で情熱的な方法でそれらを追求するよう促すことを意味します。

5ハウスに位置する冥王星は、個人の楽しみ、創造性、恋愛における深い変化と再生のプロセスを促します。
これにより、自己表現の新たな形態が生まれ、真の情熱と創造性が解放される可能性があります。

豊かさに繋がる発展と変革

金星と土星は木星と天王星のセクスタイルは、関係性における成長と拡張に新たな息吹を吹き込む一方で、金星と土星のコンジャンクションは、その成長が安定した基盤の上に築かれることを表しています。

このような配置は、関係性において深い充足感と満足感をもたらす可能性がありますが、そのためには個人の内面での成長と自己認識が必要です。土星の影響による自己反省と金星の愛情のエネルギーが組み合わさり、関係の中で真の価値と意味を見出すことが可能になります。

また、天王星の影響は、パートナーシップに新鮮な風を吹き込み、従来の枠を超えた方法で愛や繋がりを深めるきっかけを提供するかもしれません。
木星のセクスタイルは、これらの変化や新しい試みが長期的な成長と幸福に寄与することを示唆しています。

春分の流れからどんなムードが始まるのか

太陽が自己の表面や振る舞いを象徴し、天秤座の位置する月が本当の望みや内面のバランスを表しているとき、冥王星の調和の角度は、これらの葛藤から生じる内面の変化や外側の変容を促す力を持っています。
この配置は、現状を根本から見直し、真の自己実現に向けて大胆なステップを踏み出すための抜本的な機会を提供してくれます。

冥王星の影響下で、深い自己探求と変化のプロセスを経ることで、自分自身との関係や対人関係においてより真実で調和のとれた状態に到達することが可能になります。

この過程では、隠された欲求や未解決の葛藤に光を当て、解放することで、新たな自己認識と成長の道が開かれます。
冥王星は、変革のための力強いエネルギーを提供し、本当の望みを叶えるために必要な内外のバランスを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。


天秤座が象徴するバランスと美しさは、人生の多くの面で重要な役割を果たします。
バランスは、内面と外面、個人のニーズと他者との関係、仕事とプライベートライフの調和を見つけることを意味します。

美しさは、外見だけでなく、内面から発散する調和と平和を通じても表現されます。天秤座のエネルギーは、私たちが周囲の世界とどのように関わり、それをどのように美しく保つかに影響を与えるため、自分自身とのバランスを見つけ、美しい関係を築くために、今が絶好の時期です。
天秤座のこの時期を利用して、人生におけるバランスと美を追求し、自分自身との調和を深めてください。

どうしても葛藤が拭いされなくなったら

春分のエネルギーと牡羊座の力強い始まりのエネルギーが冥王星と調和しています。

牡羊座の太陽はアイデンティティーや自己、自分とは。そして、外側に向かう火のエネルギーと情熱。

この時期は上手くいかない事に集中するより、イライラの原因や上手くいかないのは事に流されたりしないで、冥王星の再生のエネルギーを上手く使って再スタートする事。
そして、繰り返される失敗や思考はどうしてなのか、どうしたら自分にとって良い流れになるのかを考えてみることも大切な期間です。

自分の理想や目標を書き出し、視覚化することで、それらをより現実のものとして捉え、実現に向けた意識が高まります。

直感は、無意識の深い知恵からのメッセージです。これに注意を払うことで、適切な判断や選択が促されます。

自分の内なる声に耳を傾け、真の願望に基づいた目標やビジョンを持つことが、充実した人生への鍵となります。

日々の生活の中で「理想とするバランス」を意識し、必要に応じて調整を行うことで、自分自身との調和を保ちます。

対人関係における4元素のアプローチ

この3次元で大切なバランスを4元素で例えてみました。占星術でもエレメントとしてとても重要なバランスです。

4元素(火、地、風、水)をバランスよく使うことは、3次元の世界における最大の調和とバランスを実現する鍵となります。
これらの元素は、生命の基本的な構成要素として、私たちの身体、心、そして精神に深く影響を及ぼします。対人関係だけでなく、自己成長、健康、そして環境との調和においても、これらの元素のバランスを意識することが重要です。

火(情熱・行動)積極的なコミュニケーション
火のエネルギーは、情熱、創造性、行動の推進力をもたらします。

自分の感情や考えを率直に伝えることで、相手との関係を活性化させます。
熱意をもって接することが、関係の深化につながります。

地(安定・実践)信頼を築く
地のエネルギーは、安定、実践性、忍耐の基盤を提供します。

日々の小さな約束を守ることで、相手との信頼関係を強化します。安定した基盤の上に、健全な関係が築けます。

風(コミュニケーション・柔軟性)オープンな話し合い
風のエネルギーは、コミュニケーション、知性、柔軟性を促進します。

風の元素のように、柔軟な態度で意見の交換を行い、相手の立場や考えを理解しようとします。新しい視点を受け入れ、共に成長する機会を見出します。

水(感情・直感)共感を深める
水のエネルギーは、感情の流れ、直感、深い共感を深めます。

相手の感情に耳を傾け、共感を示すことで、心のつながりを深めます。
水のような流れる感情の共有が、より密接な関係性を築きます。


これらの元素を自分自身の中で、そして周囲の世界との関係性の中でバランスよく統合することにより、真の調和とバランスの状態を達成し、充実した人生を送ることが可能になります。

信頼を築く日々の小さな約束を守ることで、相手との信頼関係を強化します。安定した基盤の上に、健全な関係が築けます。

ユング心理学と量子論

ユングの集合的無意識のアイデアと量子力学の潜在的な可能性は、自己認識と宇宙の基本的な性質についての理解を深めることができます。


ユングの集合的無意識の概念は、私たち全員が共有する深層の心理的要素を示しています。量子力学におけるエンタングルメント(量子もつれ)のように、私たちの意識もまた、見えない糸で結ばれていると考えることができます。
つまり、自分自身を探求し理解を深めることは、他者との関係性を改善することにも繋がります。

量子力学が示すように、観測するまではすべての可能性が開かれています。自分自身や人生の道において、まだ実現していない無限の可能性を秘めているという考え方です。
心の中で新たな可能性を想像することで、実際の現実を形作る力を持っています。

ユングは「同期性」の概念を提唱しました。これは外部の出来事と内面の心理状態が意味のある方法で関連する現象です。
量子力学の観点からも、観測された現象が観測者によって影響を受けることと平行しています。自己認識の深化や心の変化が、外の世界で意味のある「偶然」を引き寄せることがあります。

天秤座の満月の下で、これらの考えを心に留めることで、自己との関係や他者との対人関係に新たな光を当て、成長と発展のための深い洞察を得る機会を見出すことができるでしょう。

満月は手放し?手放すより大切なことは?

月食の期間に何かを手放すか、それともその事実を知って認識し、特に癒す必要がないのか?
実際にはその両方が有効なアプローチになり得ます。

観測することで選択される無数の可能性の中の一つです。
つまり、全てが既に存在しており、私たちが意識を向け、選択することでその現実を「観測」しているという視点です。

この観点から、人生や対人関係における「偶然」は、実際には意識的または無意識的な選択の結果であり、内なる世界と外側の世界が響き合っている表れと捉えることができます。
私たちの意識、思考、感情が、どの現実を経験するかを形作る上で重要な役割を担っているというわけです。

私たちが何に焦点を当て、何を信じるかが、私たちの経験する現実を形成します。
内面の変化や成長が、外の世界での「偶然」や出来事を引き寄せることがあります。

これらの出来事は既に可能性として存在していたものであり、私たちの意識の方向性によって現れるものです。

天秤座の満月やその他の天体の配置を考えるとき、これらの宇宙的なサイクルもまた、私たちがどのような可能性に焦点を当て、どのような経験を選択するかに影響を与える要素の一つと考えられます。
だからこそ、自己認識や内省は、自分がどのような現実を創造したいかを理解し、望む方向に意識を向ける上で非常に重要です。

月食は終わりと新しい始まりの象徴です。
自分の成長を妨げている古いパターンや関係、思考や感情を手放すことで、新たな成長に向けたスペースを作る機会となります。

切り離すことだけに集中しなくていい

手放しだけに集中してしまうと、その事しか考えられなくなって余計に手放し出来なくなりそうですね。

何かを積極的に手放す以外にも、自分の中にある感情や状況を深く認識し、そのまま受け入れることで平和を見つける方法もあります。
すべてを変える必要はなく、ただ存在することに対する理解や受容を深めることも、内面の成長につながります。


どちらも大切な事。あなたらしくが1番

どちらのアプローチも、内面のバランスを見つめ直し、より調和のとれた状態に向かうために有効です。
自分自身の感じ方や直感に注意を払い、現在の自分にとって何が最も必要か、どの道を選ぶことが自分の成長にとって最善かを考えてみてください。

ノートに書いてみたりする

私のよくやる方法です。
これは自分自身をカウンセリングし、傾聴するやり方です。
例えば下記に天秤座のテーマに沿った事をノートに書いてみて、それがどうしていつも出来なくなっているのかをノートの左半分が質問、右側は自分に対する傾聴した答えを書いていきます。
それを繰り返して言った時、最終的に上の方にある問題だけではなくて心の奥の方にある本当の願望が見えてきます。

手放すべきこと
- 人に合わせるのをやめる
- 誰かに依存するのをやめる
- 不安で決められないのをやめる
- 本当の気持ちを隠すのをやめる

焦点を当てるべきこと
- 本音で話す
- 自分の足で立つ
- 自分の好きなことを見つける
- みんなと平等に接する

本音を話せないときの対処法

自分に正直に
まずは一人で、何が言いたいかをはっきりさせよう。
話しやすい人を選ぶ
信頼できて、話しやすい人から話してみよう。
書き出してみる
言葉にするのが難しいなら、手紙やメモに書いて伝えてみるのも一つの方法。
少しずつ試す
大きなことは言わなくてもいい。小さなことから話し始めて、徐々に慣れていこう。

こんな感じです。
答えなくてもいいのです。
書いたらそれである程度吐き出しています。


天秤座のテーマのバランスと優しさって何?

それぞれ個人的な主観や基準があると思いますが、少し触れてみます。

プレゼントをしてくれたり、物質的な事だけではなくて、
相手を不安にさせたりしない、悲しませたりしない、無神経なことをしないことが本当に相手と対等でお付き合いしていると思いませんか?

例えばプレゼントを贈るなどの行為も素敵ですが、それだけが優しさの全てではありませんよね。

本当の優しさは、相手の感情に寄り添い、不安や悲しみを引き起こさない心遣いや、無神経な行動を避けることにも表れます。

対等な関係とは、お互いの感情や立場を尊重し、相手を思いやることから成り立っています。
それは、物質的な贈り物よりも、日常の小さな配慮や言葉遣い、相手の意見を大切にする態度など、見えない部分での気配りが重要です。
このような優しさが、お互いを理解し合い、支え合う関係を築く基盤となります。


これ、わかってくれるよね?の無言圧力

知らず知らずに
相手に対して、これはわかってくれるよね。
という押しつけをしてこないことが重要。

「相手に対して"これはわかってくれるよね"という押し付けをしないこと」は、対等で誠実な関係を築く上で本当に重要です。

相手の立場や感情を考慮し、自分の想定や期待を押し付けずに、お互いの理解と受容を深めることが、健全な関係性の基盤となります。
それにより、信頼と尊重に基づいた、真の対等性を実現することができます。

よくある事ですが、優しく強要してくる状況では、表面上はうまくいっているように見えても、実際にはどちらかが我慢を強いられ、不平等な状態になっている可能性があります。

これは長期的には双方にとって良い結果をもたらさず、関係のひずみの原因となることもあります。

大切なのは、お互いのニーズや境界を尊重し、コミュニケーションを通じて理解し合う努力をすることです。


言葉遣いが優しいからといって、その内容が相手に過度な負担を強いるものであれば、それは強要にあたる可能性があります。

本当の意味での優しさは、相手の感情や立場、能力を考慮した上でのサポートや提案であり、相手の自由や選択を尊重することに他なりません。

本当に対等で健全な関係を築くためには、相手の意見や感情を真摯に受け止め、理解しようとする姿勢が必要です。
提案やアドバイスをする際にも、最終的な選択は相手に委ねることが重要です。
それにより、相手も自分の意志を尊重されていると感じることができます。
お互いの境界を尊重し、侵害しないことで、健康的な関係を維持することができます。

言葉の温かさがただ表面的なものにとどまらず、その奥に秘められた意図や相手への思いやりが、関係の価値を決定づけると言えるでしょう。

喜びや悲しみ、励まし、支え合いといった感情の交流が、人と人との絆を形作ります。

ただし、それには単に柔らかい言葉を使うだけでは足りません。
言葉の裏にある思いやりや意図が、真の関係性を形成するのです。
言葉は魔法のように、人の心を打つ力を持っています。
ただし、それは美しい言葉遣いや詩的な表現だけでなく、その言葉の背後にある思いやりや思考の深さが必要です。
人々は内省的で哲学的な試行を求め、物語性や物語的要素を通して自身の内面的な動きや状況の変化を探求します。
形容詞としての「優しさ」だけではなく、その言葉の奥にある想いや思いやりが響くような描写が含まれているのです。
せつなさや心の奥底からわき上がる喜び、あるいは懐かしさや愛情など、さまざまな感情が織り交ざっています。

今の人間関係が素敵な未来へつながりますように。

人間関係は私たちの生活を豊かにし、未来をより素敵なものにしてくれます。
大切なのは、相手を思いやり、信頼を築くことです。
今回の記事が皆さんの人間関係の向上に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ぜひ他の記事もお読みいただき、さらなる学びや成長を追求してください。次回もお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?