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春分 天空図と個人と私と世界

西洋占星術では、2024年3月20日の春分に太陽が牡羊座へイングレスします。太陽が牡羊座0°の天空図から1年間の動きを予測することができます。
本記事では、太陽の移動が個人や国家に与える影響について解説しています。また、天空図を読み解きながら私の見解も含めています。太陽の位置によって生じる変化やパターンについて詳しく説明しております。西洋占星術に興味のある方や、自分の運勢や未来を知りたい方におすすめの記事となっています。

YouTubeでの動画解説はこちら


【保存版】2024年春分の天空図解説✨1年の傾向と対策!内なる光と新しい再生の旅立ち。3月20日


春分

2024年3月20日12:06pm
太陽が牡羊座0°
春分を迎えます。

太陽は自分自身自己表現とアイデンティティー、牡羊座は12星座の始まりのサインで活動と行動力、勢いの良さ、何も持たない状態なのに全てを持ち合わせ祝福されるエネルギー。
この世に生まれ、自分を感じていく。
まさに自分そのもの、あなたらしさ、本質と自我の目覚め。

牡羊座の一つ手前の魚座は12星座の一番最後のサイン。
12星座の全ての総括、高い精神性と需要物質的なもの以外の高次のエネルギーと深い共感性。

この世に生まれるまでの記憶、2024年で生まれてくるために2023年度までの事柄を受け継ぎ自己の本当に望む目的へ進むための魂と人生の記憶。


2024年 春分図

今回の春分図では多くの天体が上半分に集中し太陽と海王星のコンジャンクションはMCと近くエネルギーがとても強く反映されます。
MCは主にキャリア、社会的地位、公的なイメージ、そして個人が目指す成功や野望に関連します。
また、個人のライフパスや職業選択に大きな影響を与えるとされ、社会における役割や地位、個人の成就を象徴します。
そして個人が人生で達成しようとする長期的な目標や目的に関連します。

アスペクト

牡羊座太陽0°ー魚座海王星(9ハウス)コンジャンクション
牡羊座太陽0°・魚座海王星(9ハウス)ー獅子座月(1ハウス)120°
獅子座月(1ハウス)ー水瓶座冥王星(7ハウス)180°
水瓶座冥王星(7ハウス)ー牡羊座太陽0°・魚座海王星(9ハウス)60°
魚座土星ー魚座金星コンジャンクション(9ハウス)
牡牛座木星ー牡牛座天王星(11ハウス)コンジャンクション
魚座土星・魚座金星(9ハウス)ー牡牛座木星・牡牛座天王星(11ハウス)60°
牡羊座ドラゴンヘッド・牡羊座水星・牡羊座キロン(10ハウス)コンジャンクション
水瓶座金星ノーアスペクト(8ハウス)

アスペクト解説

太陽と海王星のコンジャンクション
太陽が牡羊座0°にあり、海王星が魚座27°にあって、両者がMCに近いという状況では、天空図で最も高い点にあり、キャリア、公的なイメージ、
目標達成、を表します。

この年は、リーダーシップと新しい始まりに重点が置かれることを示しています。社会全体、または国家レベルでのリーダー(政治的、経済的、文化的リーダーを含む)が積極的な役割を果たし、新しい方向性やプロジェクトを推し進める可能性があります。
この年は、目標に対する勇気ある行動と、自信を持って新しい挑戦に臨むことが特に重要になります。

太陽は自我の発展と目標達成に関連し、海王星は精神的、哲学的な探究と深い洞察に関連します。
太陽と海王星が共にMCに近い場合、個人のキャリアや社会的地位(太陽とMCの関連)
と精神的、哲学的探究(海王星と9ハウスの関連)がどのように結びつくかを示す貴重な洞察を提供する可能性があります。

海王星

海王星は、占星術においてスピリチュアルな意味を持つとされています。海王星は想像力、直感、精神的なつながり、そして高次の愛を象徴しているとされ、潜在意識や夢、イマジネーションの世界と深く関連しており、現実の枠を超えた体験や啓示、スピリチュアルな覚醒を促す力があると考えられています。

海王星はまた、幻想や錯覚、逃避行動といったネガティブな影響も持ち合わせています。このため、海王星の位置や影響を受ける場合、高い精神性や創造力を享受する一方で、現実との境界が曖昧になりやすいとも言われています。
海王星が強調されていると、特に直感が鋭く、精神的なことに対する感受性が高いとされます。また、芸術的才能やスピリチュアルな探求に対する強い関心を示すこともあります。

9ハウスに位置する海王星は、これらのテーマを精神的な拡張、信仰、哲学的探究、または精神的な旅と結びつけることを示唆しています。
この配置は、個人が専門的または精神的な信念システムに強く引き寄せられるか、またはそれらの分野で深い理解を求める可能性を示唆していると考えられます。

また、9ハウスは高等教育、哲学、長距離の旅行、国際的な関係、そして精神的探究のハウスであり、海王星の影響はこれらの分野での直感的な理解や精神的なつながりを強化します。

キャリアや社会的な役割
(MCと太陽)と精神的な探究や哲学的な信念(海王星と9ハウス)が統合され、職業においても精神的な価値を重んじるようになる可能性があります。
たとえば、人々を助ける仕事や、教育、カウンセリング、芸術、スピリチュアルなガイダンスを提供する分野が活躍するかもしれません。MCが牡羊座にある場合、その人のキャリアや生き方において、牡羊座の特性が強調されます。

牡羊座は積極的で、自立心が強く、リーダーシップを発揮する能力を持っています。このため、そうした特性が職業や社会的な役割に反映される可能性が高く、自らを推し進め、新しいプロジェクトやアイデアを率先して始める傾向があるでしょう。

哲学的な指導力
MCに近い太陽はリーダーシップの能力を、9ハウスにある海王星は高い倫理観と精神的な洞察力をそれぞれ象徴します。
このため、倫理的、哲学的な観点での影響力を持示唆しています。

精神的な探究の旅9ハウスに位置する海王星は、宗教や哲学、高等教育を通じた精神的な探究を示します。
太陽が牡羊座の初度にある春分にこの配置が強調されることで、新たな精神的な旅が始まりそうです。

個人の能力や才能を活かして、より大きな意味のある方法で世界に貢献する機会を提供するかもしれません。
重要なのは、自己の内なる声や直感に耳を傾け、個人の価値や信念に真に忠実な生き方を模索することです。

自己表現やキャリアの追求(MCと太陽の関係)と精神的、哲学的探究(海王星と9ハウスの関係)の間で、自己実現と精神的な価値や哲学的な理解をキャリアや社会的な立場に統合しようとする試みが、今後の生き方や決断に影響を与えそうです。
新しい始まり(牡羊座の太陽)と精神的な探究(魚座の海王星)の融合を通じて、自己実現と社会への貢献を模索する旅が予想されます。

ASCが蟹座・1ハウスに獅子座の月

アセンダントが蟹座で、1ハウスに位置する月が獅子座にある場合、これは個人の性格や外見に関して非常に強い感情的な表現力とリーダーシップの資質を示しています。
蟹座のアセンダントは、感受性が高く、感情的な理解や家族との強い絆を重視します。
蟹座は感情的な理解と家族、コミュニティーへの関わりが強調されます。
個人的なレベルでの自己表現と創造性が重要なテーマとなり、人々は自分自身とのつながりを深め、他者への配慮と支援を通じて社会に貢献する方法を探求するかもしれません。
蟹座の支配星は月。

一方、1ハウスの獅子座にある月は、自己表現、創造性、そして他人に対する温かみのある配慮を強調します。

太陽と120°
月と太陽+海王星・MC


このトラインは火、水、および可能な地のサインを結びつける調和的なエネルギーの流れを示し、内面的な情熱や創造性(獅子座の月)、理想と精神性(魚座の太陽+海王星)、そして職業的野望や社会的地位(MC)との間で、バランスと流れが生まれます。個人は、自己表現の強化、スピリチュアルな成長、そしてキャリア目標に向けたクリアな方向性を感じることができるでしょう。

この配置は、個人が内なる感情や直感を豊かに表現し、社会的な役割やキャリア(MC)、個人の理想や夢(海王星)、そして自己のアイデンティティや個人的な力(太陽と月)を調和させる能力を持っていることを示しています。

これらの天体配置は、自己実現への道での流れやサポートが非常に良好であることを象徴しており、個人が自分自身と周囲の世界との間で真の調和を見つける手助けをしてくれます。個人が自己表現、感情的な理解、社会的成功を統合し、理想と現実の間でバランスを取りながら、自分の夢や目標に向かって前進することを促します。

内面の力と外に向けた行動が調和しており、個人の才能や能力が最大限に発揮される可能性が高いです。
太陽はしし座の支配星(ルーラー)で、獅子座に位置する天体に対して太陽が特別な意味を持つことを示します。

太陽は自己表現、創造性、誇り、そして個人のアイデンティティの象徴であり、しし座の特質を強化します。

1ハウスの獅子座に位置する月という配置は、自己表現と感情の豊かさ、リーダーシップの資質、そして他人への温かみのある配慮を強調します。
獅子座の特性と1ハウスの特性を併せ持つ特徴が得ています。
自分にスポットライトが浴びているように舞台の上で誇り高くそして
素直に自己表現をしていくことがポイントとなります。

また、獅子座のルーラーである太陽が牡羊座に位置し、特にMCに近接していることは、自我と個人的な成長、リーダーシップの追求が公的な役割やキャリアにおいて重要なテーマであることを示しています。太陽が牡羊座にあることで、個人は積極的で自立心が強く、新しい挑戦に対して恐れずに進む勇気を持つことが示されます。

自分自身の内面的な力を信じ、自己表現と社会的役割の間で調和を見つけながら、理想や夢を追求する勇気を持つよう促します。

冥王星を含んだ調停の角度

この春分図で目を引くポイントのうちの一つです。
120°−60°−180°の調停の三角形

月と太陽+海王星・MC
このトラインは火、水、および可能な地のサインを結びつける調和的なエネルギーの流れを示し、内面的な情熱や創造性(獅子座の月)、理想と精神性(魚座の太陽+海王星)、そして職業的野望や社会的地位(MC)との間で、バランスと流れが生まれます。
個人は、自己表現の強化、スピリチュアルな成長、そしてキャリア目標に向けたクリアな方向性を感じることができるでしょう。

セクスタイル:太陽+海王星と冥王星
太陽と海王星が冥王星とセクスタイルを形成することは、内面の変革(冥王星)と個人の理想や夢(太陽+海王星)がサポートされ、相互に育まれることを示しています。
これは変革が比較的スムーズに行われ、個人が自分の内面の力を引き出し、実際の行動に移すための動機付けとなります。

月と冥王星
月(自己の感情と内面世界)と冥王星(変革と再生)のオポジションは、内面的な緊張や葛藤を示唆しますが、同時に個人が深い自己認識に到達し、重要な人生の変化を経験するきっかけにもなります。
この緊張の角度、オポジションは、感情的な安全感と変化への抵抗感の間でバランスを取ることの重要性を示し、深い変容のプロセスを通じて真の自己を発見する機会を提供します。

トラインやセクスタイルによる調和的なエネルギーの流れは、このオポジションによってもたらされる挑戦を乗り越え、個人が内面の成長を外的な成功や表現に結びつけることを助けます。
特に、太陽と海王星の組み合わせは、個人が持つ理想や夢を強化し、MC(キャリアや公的地位)への影響は、これらの内面的な変化が社会的な成功や認知にどのように反映されるかを示します。

個人が自分自身との関係、そして外の世界との関係の両方において、バランスと調和を見つける過程を象徴しています。内面的な緊張や変化を外的な野望や目標に向けた動力として利用することで、個人はより充実した人生を送ることができるようになります。

このように、月と冥王星のオポジションは、その他の天体との調和的なアスペクトを通じて、個人が内面の変革を経験し、それを積極的な自己表現と社会的な成功に結びつける機会を提供します。
このプロセスは、深い自己認識と成長を促し、個人が自分自身と外界とのより良い関係を築く手助けとなります。

9ハウスの魚座にある天体の影響


土星、金星のコンジャンクション
9ハウスの魚座でのこの組み合わせは、精神的な成長、教育、哲学的な探究、さらには海外や異文化とのつながりにおいて、現実的な取り組み(土星)と美的感覚や価値観(金星)を組み合わせることで、理想を追求する傾向を示しています。
土星は構造と制限を、金星は愛と価値を、海王星は理想と直感を象徴します。これらの力が合わさることで、精神的、文化的な分野での深い学びや理解が促進され、実用的かつ美的な観点から理想を現実のものとする努力がなされるでしょう。

11ハウスの牡牛座にある天体の影響


木星と天王星のコンジャンクション
この配置は、社会的なつながり、友情、集団内での目標や希望に関して大きな変化と拡張を象徴しています。
木星は拡大と幸運を、天王星は突然の変化と革新を表します。これらが牡牛座の11ハウスで結びつくことで、財務面、物質的な安定性、または価値観において大きな革新や改革が起こる可能性が示されます。
また、新しい技術やアイデアが集団やコミュニティに大きな影響を与える可能性があります。

8ハウス水瓶座火星と木星・天王星のスクエア


火星のこの位置は、財務、共有資源、変革・継承や死に関するエネルギーと行動力を象徴しており、11ハウスの木星と天王星とのスクエアは、集団内の目標や希望、特に財務面や物質的な価値観に関して衝突や挑戦があること、
財務や資源の管理、利益の追求(8ハウスの火星)と、社会的なつながり、共通の価値観、革新的な発展(11ハウスの牡牛座の木星と天王星)との間に緊張や衝突があることを示しています。

経済的な革新と集団の価値観
牡牛座にある木星と天王星の組み合わせは、物質的な価値観や所有に関する革新的な視点を持っています。
この革新は、テクノロジー、持続可能性、または経済的な公正性を通じて実現されるかもしれません。
一方で、水瓶座に位置する火星は、これらの新しいアプローチを積極的に推進する力を持ちつつも、既存のシステムや構造内での衝突を引き起こす原因となるかもしれません。

葛藤からの学びと成長
物質的な価値観や経済的な目標に関する葛藤は、より良い解決策を模索する動機となり得ます。
このプロセスは、個人が自身の財務戦略や資源の利用方法について考え直す機会を提供し、集団やコミュニティーが共通の目標に向けてより持続可能で公平なアプローチを採用するきっかけになるかもしれません。

進化する経済的パラダイム
経済的なパラダイムのシフトを示唆しています。
今の時代や分野の中では当然のことであるということが社会的に革命的に変化していく。
物質的な安定性と成長を追求する既存の方法に対する挑戦を通じて、新しい価値観や革新的なテクノロジーを取り入れた経済モデルへの移行が促されるかもしれません。
これは、個人、コミュニティー、そして社会全体にとって、より公正で持続可能な未来に向けた重要な一歩となるでしょう。

このような葛藤と調和のプロセスを通じて、経済的な領域における新しい理解とアプローチが開花し、これが個人と集団の両方にとって有益な変化をもたらす可能性があります。
このセクスタイルによって提供される調和と協力は、革新と伝統の間のギャップを橋渡しする重要な役割を果たします。

金星と土星のコンジャンクションは、価値観や人間関係の安定性と調和を重視し、これを土台として、木星と天王星の持つ拡張と革新のエネルギーがより実践的で地に足のついた形で発展することを促します。

この調和は、集団やコミュニティの内部で共有される価値観や理想に対する新しい見解やアプローチを受け入れやすくするとともに、それらを具体的な成果に結びつけるための基盤となります。

具体的には、経済的な取り組み、技術の導入、またはコミュニティプロジェクトにおいて、理想と現実のバランスを取りながら前進することが可能になります。金星と土星のコンジャンクションは、長期的な視野と責任感を持って取り組むことの重要性を強調し、これにより、木星と天王星の提案する新しいアイデアや革新が、現実的な枠組みの中で効果的に展開されることを助けます。

この配置はまた、経済的な革新や技術の進展が、人間関係の調和や社会的なつながりといった、より人間的な価値とどのように統合できるかについての洞察をもたらします。変化への抵抗や不安を和らげ、新しいアプローチやアイデアがより広く受け入れられ、実現されるための土壌を整えることができます。

これはあくまでも西洋占星術の天空図・この春分図から読み取tたものであり、実際には一年を通し、天体の逆行や経済の変化、諸外国との交流や貿易ほか様々な動きがある可能性があります。

経済やその他についてはこちらの記事の下の方に記載しています。
長い記事ですので政治についてご興味のある方はどうぞ。
マンデン占星術より下の方に記載してあります。

2024年は個人的な成長と社会的な進歩のための大きな機会があり、これらの機会は、異なる力が互いに調和し、協力することによって最大化されるというメッセージです。
経済的な葛藤や社会的な挑戦に直面しても、共通の価値観と目標に向けて努力を結集することで、持続可能で公正な未来に向けた重要な一歩を踏み出すことができるでしょう。

キロンとドラゴンヘッドに挟まれた水星のコンジャンクション

10ハウスに牡羊座で水星、ドラゴンヘッド(北交点)、キロンがコンジャンクションしている配置は、社会的地位、キャリア、公的イメージに関連する分野でのコミュニケーション、学習、癒しのテーマを強調します。
ここでの各天体の役割を考えると、より深い洞察を得ることができます。

水星 in 牡羊座(10ハウス)
水星はコミュニケーション、情報の処理、学習の方法を司ります。牡羊座にある場合、思考と表現が直接的で積極的になります。
10ハウスでは、これらの特性がキャリアや公的な役割と結びつき、意思決定やアイデアの伝達、リーダーシップにおいて明確で力強いコミュニケーションが求められるでしょう。
水星は、この全体のプロセスを通じてコミュニケーションの重要性を強調します。自らの経験や学びを言葉にすることで、他者との関わりや影響力を高め、より大きな社会的な意義を持つ活動につなげることができます。

ドラゴンヘッド(北交点)in 牡羊座(10ハウス)
ドラゴンヘッドは進むべき方向性や個人の成長と進化の道を示します。10ハウスの牡羊座にある場合、キャリアや公的地位における自己実現とリーダーシップの発展が、個人の進化の主なテーマになります。積極的な行動と自己主張が成長の鍵となります。
ドラゴンヘッド(北ノード)は、個人の成長や進化のための方向性を示し、特に10ハウスに位置する場合、公的な役割やキャリアを通じて個人が追求すべき目的や使命に光を当てます。これは、社会において影響力を持ち、意義深い貢献をするための指針となります。

この配置において、個人は自己の内面と向き合い、困難を乗り越えることで、自己のポテンシャルを最大限に引き出し、社会に対して積極的に貢献するリーダーシップを発揮する力を内に秘めています。この過程は容易なものではないかもしれませんが、自己実現と社会的な貢献に向けた深い意義と価値を持つことでしょう。

キロン in 牡羊座(10ハウス)
キロンは「傷ついた癒し手」とも呼ばれ、個人の深い傷や脆弱性、それを乗り越えることでの学びと成長を象徴します。キャリアや公的な役割において、自己疑念や挫折経験を乗り越え、それを通じて他人を導く力が強まることを示しています。
この全体のプロセスを通じてコミュニケーションの重要性を強調します。自らの経験や学びを言葉にすることで、他者との関わりや影響力を高め、より大きな社会的な意義を持つ活動につなげることができます。

2024年度は総合的に?

この年は、内面の平和と外界との調和が達成されやすい時期を示しています。個人と集団レベルで、理想と実現可能性のバランスを取りながら、積極的に目標に向かって前進することが促されます。
自己実現への道では、感情的な洞察力と自己表現の力が重要な役割を果たすでしょう。

この春分図の配置から読み取れるのは、1年を通じて社会全体が新たな始まりと積極的な変化を迎える可能性があること、そして人々が自己表現と共感、理想への追求を通じてより調和の取れた社会を目指す動きが強まることです。
理想と実用性のバランスを取りながら、新しいプロジェクトや方向性に対して集団的にも個人的にも積極的に取り組むことが、この1年の重要なテーマになりそうです。
人を指導し、支援する役割を果たすことも期待されます。特にキロンの影響は、自分自身の脆弱性を認識し、それを力に変えることで、他者の癒しや成長に貢献することを示しています。

この配置により、キャリアや社会的地位において直面する可能性のある困難や挑戦は、個人の成長と発展の重要な機会となります。
積極的な自己主張とリーダーシップを通じて、これらの課題を乗り越えることが、より大きな成功への道となるでしょう。
また、これらの経験から学んだ教訓を共有することで、他人の生き方やキャリアの進め方にも影響を与え、ポジティブな変化を促すことが可能です。

この年は、コミュニケーションのスタイルを見直し、自己表現の方法を改善する絶好の機会となります。
また、キャリアにおける自己の位置づけや目標に対する新たな理解を深め、個人の潜在能力を最大限に発揮するための戦略を練ることが重要です。さらに、過去の経験を通じて得た知恵を活かし、将来に向けて意義のある貢献を目指すことが、この配置から学べる重要なメッセージとなります。

個人としての発展だけでなく、コミュニティやより広い社会に対する影響を考える良い機会も提供されます。
10ハウスに位置する水星、ドラゴンヘッド、キロンのコンジャンクションは、公的な役割やキャリアにおける自己表現とコミュニケーションのスキルを強化することで、社会的な責任感や影響力を持って行動することの重要性を強調します。

リーダーシップの資質を高め、公共の利益に貢献する方法を模索することが求められる

この年、多くの人が自身の能力を認識し、自信を持って行動することで、個人的な成功だけでなく、他者の人生にも肯定的な変化をもたらすことができるようになります。自分自身の挑戦や困難を乗り越えた経験は、他人を支援し、導くための強力なツールとなり、コミュニティ全体の成長と発展に貢献することができます。

この配置はまた、キャリアや公的な活動において個人の独自性を強調し、革新的なアプローチを採用することの価値を示しています。自分だけの方法で問題に取り組み、他人とは異なる視点を提供することで、新しいソリューションやアイデアを生み出す可能性があります。

最終的に、この春分図は、自己発見と成長の旅において、コミュニケーションと自己表現のスキルを活用し、困難を乗り越える強さを内面から引き出すことの重要性を教えています。キャリアや公的な役割においても、これらの教訓を生かし、より大きな目的のために貢献することができれば、この年は大きな成果と満足感を得ることができるでしょう。

サビアンシンボル

太陽–牡羊座1°
女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く

この世界の始まりの場所に生まれる・実現化する人
「終わりの始まり」「新しい世界」「命」「衝動」「推進力」「生まれたて」
牡羊座の火のエネルギーを一気に噴射!

生きていることに感謝し、生命力を湧き立たせます。
常に「夢が実現した時の喜び」を感じることや、毎朝、新しいサイクルの始まりの場所に立って、日々を新鮮な気持ちで過ごすことは、いつでも新しい自分を見つける良い機会です。深呼吸を繰り返しながら、この地上のエネルギーと繋がり、何かをスタートさせる役割を自覚しましょう。
そして、終わりと始まりを意識しましょう。

出発するためにお別れすることになり、どこか寂しい気分の時。初めて訪れた場所で、未知の世界を感じた時。理想が実現して嬉しくも少し怖い気持ちになった時。

生まれた赤ちゃんのようにピュアな存在は、何も持っていないのに、生まれた瞬間に祝福され全て持っています。
牡羊座の最初のエネルギーはこの3次元では生まれたばかりの赤ちゃんと同じ。
一人では何もできない、だから不安にもなるし助けてくれる存在がいないと孤独な気持ちにもなります。

産まれてくるまで、それまではお母さんのお腹の中の羊水の中でゆらゆら夢見心地でしたが
眩しい光の渦に飲み込まれ3次元のこの世界へ生まれてきました。
夢を叶えるための変化ということを理解しながらも、とても大きな変化に怖さや不安を感じながら見たこともないほど明るい光のドアを通り抜ける。

このシンボルの「水から上がった女性」とは
生まれたばかりの赤ちゃんのこと。

陸地に上がってきたアザラシはこの赤ちゃんと一緒に生まれ出るまで赤ちゃんを大きく成長させるためにお母さんと赤ちゃんを繋ぐ臍の緒のような存在。

子宮世界で栄養を補給してくれた頼みの綱が新しい世界ではもう必要なくなりお別れしなくてはなりません。

最後の別れを告げるかのように、この現実世界と子宮世界を繋げるアザラシが愛する存在を抱きしめているのです。

これまでになかった新しい力が流れ込む

ここに居たい、ここに在りたいという牡羊座の火のエネルギー。

牡羊座は「命の炎」を燃やし、3次元のこの世界に関わっていく火のサイン

「熱意」「直感」「エネルギーを感知することで知る」「創造力」「推進力」


「抽象的なことをわかりやすく理解する力」と、「場のエネルギーを読む力」や「人の雰囲気を感じ取る力」を鍛えること。
「〜したい!」という情熱を尊重することが大切です。
魂や心についての情報を学んでみること。スピリチュアルや哲学、心理学の知識を取り入れてみること。
自分の直感やインスピレーションを信じることは、一般的な価値観や常識よりも重要です。
危険を見つける力や仲間を認識する力を使ってください。

https://sutakuro.com/2016/01/ohituji5/

本質とは

この世は自分のためだけに存在して、自分の目の前に現れること、現象は自分の成長や目覚めのためにある。

それ以外の外側の出来事や、物質的な出来事、みんなと共有する出来事は本質的には本当のスピリチュアリティとは言えない。

全て己の内側に存在し、その内側の焦点を観察した時外側の現象と重なる。

外界で起こる出来事や経験は、自分自身の内面的なプロセスや成長のための機会として捉えられます。
つまり、外界の現象は自己認識の拡大や精神的な覚醒を促すために存在していると解釈されるのです。

内面と外界の関係性

この世界観では、個人の内面世界と外界の出来事は密接に連携しています。自分が内面で何を感じ、考え、信じているかが、外界で体験する現象に直接的な影響を及ぼすと考えられます。
この理解は、「現実は自分の意識の反映である」という考えに基づいています。

スピリチュアリティの本質
この視点からスピリチュアリティを捉えると、真のスピリチュアルな成長や目覚めは、外界の出来事を通じてではなく、自分自身の内面の探究と認識の拡大から生まれるとされます。
外界の現象や他者との関わりは、自分自身を深く理解し、成長させるための鏡やツールとして機能します。

内面の焦点と外界の現象
自己の内面に焦点を当て、自己観察や内省を深めることで、外界の現象や出来事が新たな意味を持ち始めることがあります。
内面の変化は外界の体験に反映され、これによって自己の成長やスピリチュアルな覚醒が促進されます。
内面の平和や調和が外界の体験にも影響を与えることから、内側からの変化が最も重要であるという視点が強調されます。

この考え方は、スピリチュアリティの探究において、外界よりも自己の内面に目を向けることの重要性を教えています。
個人の内面的な変化や成長が、より豊かで意味のある人生を生きるための鍵であり、真のスピリチュアリティへとつながる道であるとされています。

本当に必要なものなどどこにも存在しない。

どんなに外側にスピリチュアル的な要素を求めたとしてもそれはあくまでも抜け殻だけで、本当に必要なものなどどこにも存在しない。

スピリチュアリティを外側から得ようとする試みは、本質的な成長や覚醒にはつながらず、それらは内側からの洞察や自己実現によってのみ達成される。

全ては道具やヒント

スピリチュアリティの本質は、個人の内面に深く根ざしています。
外側に現れるスピリチュアルな象徴や実践は、内側の変化を促すための道具やヒントに過ぎません。
真のスピリチュアリティの探究は、自己の内側にある無限の可能性、深い平和、愛、そして真理にアクセスするプロセスです。

自己実現と覚醒
スピリチュアルな探究の究極的な目的は、外界から何かを得ることではなく、自己の真の本質を理解し、その力を実現することにあります。
外側の追求を超え、内側の静寂や直感、本質的な真理に焦点を当てることが求められます。

真実とのつながり
スピリチュアリティにおける真実は、外側の世界に存在するのではなく、各個人の内側にあります。個人が内面の声に耳を傾け、自己と深くつながることで、真のスピリチュアリティが花開きます。
この真実への接続は、外側の世界で追求できるものではなく、内側からの自発的な覚醒によってのみアクセスできます。

総合的な意味
外側のスピリチュアルな要素を追求することは、内側の探究の一部として有益な場合がありますが、それ自体が目的ではありません。
本当に必要なもの、すなわち自己の本質的な真理や平和、愛は、各個人の内側に既に存在しています。
スピリチュアリティの旅は、外側から何かを加えることではなく、内側から自己の本質を見出し、それを現実の生活に反映させることにあります。

必要なもの

外側の現象を観察し、俯瞰し、そのもたらす振動と共鳴し、不快だったり高揚感を得たり、その時々で必要な物が手に入る。
全てはもう完成されている世界なのだから、眠っている感覚と忘れていた感覚が外側の現象で目が覚めたり思い出すだけなのです。

私たちが体験する全てのことには意味があり、必要な時に必要な学びや感覚が与えられるという考えが導き出されます。私たちは外界の現象を通じて、「眠っている感覚」や「忘れていた感覚」を思い出し、自己の本質的な真理や存在の深さに触れることができます。

内側と外側が互いに影響し合い、連携していることを示し、私たちが自己の多面的な存在を理解し、より豊かで意味のある人生を送るための手がかりを提供します。

何も無い、何も持たないは内面的な要素にも同じように言える。

何も無いと思えるのは何かと比べているから。
何も無い事をどこかと比べて知ってるから。

つまり、探求できるということは存在している、あるということなのです。

内面的な経験や認識における「何も無い」という感覚が、実際には比較や相対性の中で形成されることを示しています。
私たちが「何も無い」と感じる瞬間でさえ、それは何かが存在し、その何かと比較している結果として生じる認識です。

何も無いという感覚を抱くことができる、つまりそれを認識し比較できるという事実自体が、内面的な存在や意識の存在を示しています。内面には、認識可能な「何か」があるために、そこから「何も無い」という感覚を抱くことができるのです。

牡羊座はI am(私は存在する)

何も持たなくても、すでに全て持っている。そこに存在するだけですでに在ると言うこと。

春分はみんなが生まれる瞬間

あなたが今、どんなに深い闇や孤独を感じていても、その全てはあなたが成長し、自己を超えるための大切なプロセスの一部です。
あなたが抱える悩みや苦しみは、あなたの内側に秘められた無限の力を呼び覚ますための呼び水となります。
あなたの内面には、あらゆる困難を乗り越え、光を見出す力が既に備わっています。

この時、あなたの内側で静かに燃える希望の光を信じてください。
外側の世界がどのように見えようとも、あなたの心の中には変わらぬ平和と愛が常に存在しています。
その愛に根ざし、自己の内側にある真実とつながってください。

どうか自分自身に優しくし、自分自身の感情や思考、体験を大切に扱ってください。
自己の内側にある知恵と直感に耳を傾け、それらが示す道を信じて一歩ずつ進んでください。
あなたの内側には、あなたがまだ気づいていない美しさや強さ、可能性が満ち溢れています。

あなたの経験するすべてのことは、あなたがより豊かで深い存在へと成長するために必要なものです。
今感じている苦しみも、やがてあなたを新しい視野へと導く貴重なギフトとなるでしょう。
あなたの心の奥深くにある光を信じ、その光を外の世界にも広げていってください。あなたの旅は、あなたが思う以上に、多くの人々にとって希望とインスピレーションをもたらすものです。

もしも
汚い部分や黒い部分、認めたくない部分が出てきても大丈夫。
それこそが陰陽で全て存在している、受け入れるエネルギーと外に出すエネルギーがひとつの個体に存在し、新しい何かを想像するエネルギーに変わることができる。
どちらも知っている、どちらも持っている、どちらも存在しているから、
俯瞰し観察することができる。


春分から新しく始まる一年をあなたらしく素敵な未来へ向かってお過ごしくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。


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