Connecting the dots: noteを介して養うoutput〜道祖神の場合〜
Connecting the dots (点と点をつなぐ)は、あまりにも有名なSteve Jobsのスピーチですが、私がnoteを始めて思うことはこれまでになくアウトプットすることを前提として物事を考えるようになったことです。
これまでもインプットとアウトプットを絶えず公私ともに行ってきているのですが、義務感なく自らの実践の場、かつ思考トレーニングとしてnoteという場を活用していくように意識的にも、さらには無意識的にも情報に敏感になっているような気がします。
「何かネタはないかな?」という動機があれば、ささいなふと耳にしたこと、目にしたこと、そのまま通り過ぎていくような事物が脳内に「ひっかかり」をもたらします。
それらは化学反応を起こして繋がります。まさに”Connecting the dots”が生じるわけです。
おそらくConnecting the dotsによって生まれ出たこと。それこそがアウトプット産物にほかならないのです。その産物自体が玉石混交であることはもちろんのことですが、ひょっとすると驚くべきイノベーションに繋がるかもしれません。
さらには情報収集のセンサーもこれまでよりも鋭敏になっているように感じます。
最近のConnecting the dots事例を挙げてみようと思います。
dot その1.コーヒー
家人が家でコーヒーを飲んでいました。その時に飲んでいたのは「猿田彦珈琲」でした。そこから派生して近所に猿田彦神を祀っている神社があり、「猿田彦神って?」と話題になりました。
dot その2.コアラのマーチ
子供が食べていたコアラのマーチの絵柄に「2匹のコアラがハグしている絵柄」が見られました。残念ながら食べられてしまったので、ロッテのホームページの画像を載せます。
dot その3.君の名は
御存知、新海誠監督の作品です。
これらがどうやって"Connect"したのか、察しの良い方は既にお気づきでありかつ、「しょうもない」とお思いかと存じます。
dot その1.とdot その2.
猿田彦神は、天照大神の孫であるニニギノミコト(瓊瓊杵尊)がいわゆる天孫降臨した際に、道案内をした神様です。
道案内したことなどから、各地に祀られている「道祖神」に繋がったとされています。
道祖神像は単体であることもありますが、猿田彦神の妻であるアメノウズメ(天宇受賣命)と男女一対のいわゆる「双体道祖神」として祀られていることもあります。
上記の2枚の写真はその上のリンク先より転載させて戴きました。
ここで、先程のコアラのマーチの絵柄が「双体道祖神」と似ていることに気づき、点(dot 1)と点(dot 2)が繋がりました。
dot その1.とdot その2.とdotその3.
上記の双体道祖神の画像を検索中、「君の名は」に双体道祖神が登場していたことを知ります。
舞台は岐阜県飛騨がモデルともいわれていますし、先のリンクでも紹介されているように岐阜や長野などや中山道周辺に多く祀られているそうです(←新たなインプット)。
これで、「コーヒー」(dot 1)、「コアラのマーチ」(dot 2)、「君の名は」(dot 3)のエピソードが繋がったことになります。
まさしくConnecting the dotsです。
だからどうした?
なのかもしれませんが、おそらくnoteを始めていなければ、これらの事象は私の脳内でconnectすることはなかったと思います。
そしてこのような体験をnoteへアウトプットして記録しておく。アウトプットのプロセスにおいて情報同士は有機的に繋がりさらにプラスアルファの意味を有して記憶にも残る。これが次のインプットともリンクする可能性へとも繋がる。
この作業過程を続けていくと、あらたな「何か」が生まれるのではないか?と体感してきています。
というわけでnote効果を感じた一幕を御紹介させて戴きました。
最後まで読んでくださり有難うございました。
スキして戴けたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。