見出し画像

なっちゃんのえんそく+パズル作製

マクドナルドのハッピーセットによってもたらされた絵本

なっちゃんのえんそく

【概要】

本書は、姉弟愛を描いております。

明日は待ちに待った幼稚園の遠足を控えている主人公のなっちゃんですが、外は生憎の雨。

そこでなっちゃんはてるてる坊主を作るのですが、

なんとそのてるてる坊主が言葉を喋り、なっちゃんに語りかけ、

明日の遠足のおやつを食べさせろ!とねだり始めます。

ここでなっちゃんの複雑な心境についてお話ししておきます。

そもそも明日の遠足は、なっちゃんとお母さん、そして弟のけんちゃんの3人で参加することになっています。

しかし、なっちゃんは「お母さんと2人で行きたい」という叶うことのない思いを心に秘めています。おそらく弟にお母さんを取られた想いからの甘えたい感情なのでしょう。

さて、てるてる坊主は、なっちゃんにチョコレートを少し食べさせて貰うのですが、欲望という物は留まるところを知りませんで、「もっとくれ!!」と弟けんちゃんの分まで奪おうとするのです。

そこで、

「やめて! それ、けんちゃんのなんだから!」

と、なっちゃんはてるてる坊主と揉み合いとなってしまいます。

てるてる坊主は、なっちゃんのお母さんと2人で遠足に行きたいという心情を見透かしており、

えんそくは ママと ふたりだけで いきたいんじゃないの?

と挑発してきます。

そこまでならともかく、てるてる坊主は、自分が孤独であることを吐露し始めます。ちょっと切ないです。引用しますね。

おれ、いつも ひとりだし。おねがいごとを きいてあげるばっかりで、じぶんの おねがいをきいてもらったことが ないから、ちょっと いじわるしたくなったんだ

さて、物語は一気にクライマックスへ。

なっちゃんは、そんな孤独なてるてる坊主を遠足へ誘い、お母さんには、チョコレートを少し食べちゃったことを告白するとともに、けんちゃんのチョコレートは死守したことを伝えます。

このくだりによって、弟の遠足への参加を受け止めている態度の表明となりました。

おそらくお母さんは、なっちゃんの日頃我慢している甘えたい気持ちから発露する弟への意地悪な態度を仕方ないと思う反面、なんとか成長して弟に優しくしてくれないかな、と悩んでいたのかもしれません。

そこへ「なっちゃんの心境の変化」が訪れました。それというのもてるてる坊主の御陰なのであります。

かくして翌日、なっちゃん、お母さん、けんちゃん、そして、てるてる坊主の4人(?)は、一緒に遠足へ行くこととなり、今朝は迎えにきた幼稚園バスに乗り込もうと駆け足でバス乗り場へと急ぐなっちゃんたち、という大団円にて物語は幕を閉じるのであります。

本書の興味深いところは、1つはなっちゃんの成長を促すために現れたであろう「てるてる坊主」が、少々手荒な手段ではありますが、弟への思いやりの感情を引き出した功績です。

そこで終わることなく、てるてる坊主自身の「弱み」をみせることによって、さらになっちゃんから「優しさ」をも引き出したという、この2段階の仕掛けには意表を突かれました。

【読み聞かせ】

初見では、なっちゃんとてるてる坊主のやりとりが、どちらの台詞なのか判然としない箇所がありました。

もちろんちゃんと読めば判るのですが、大体1発目の読み聞かせに対してこちらが事前に読んでおくなんてことはないので、ぶっつけ本番となります。

その際に、声色を使い分けての配役を設定していた場合、自分でどっちの台詞?どっちの声だっけ?とあたふたしてしまうことがありました。

【(独断による)対象年齢】

お子さんによっては、2歳代でも大丈夫だと思いますよ。

【書誌情報】

なっちゃんのえんそく

かべやふよう 作

マクドナルドのハッピーセット

なっちゃんのえんそく

パズルの作製

この絵本には、作品中のある一コマの絵のパズルがついてきました。

我が家の子供は大のパズル好きなのですが、このパズルが非常に薄っぺらくて、本人は思うようにパズルが出来ずにイラだってしまい「もうイヤだ、できない!」となってしまいました。

それもそのはず、私がやってみても枠が動くわ、ピースがうまくハマらずで、このままではマズいと思いました。

そこで、手元に段ボールがあったので、台紙をつくり、ピースも裏に段ボールを切って貼ることで厚みを持たせてみることにしました。

パズル型紙

↑パズルのピースに沿って切った段ボール

パズル強化後

↑その上に元々のピースを貼り付けました。

パズル完成

↑枠も同様のサイズの段ボールに貼り付けて完成です。

カットのやり易さや仕上がりの綺麗さは、段ボールよりも厚紙や発泡スチロールやスチレンボードなどの方が良いのかもしれません。

ところで、なんと既に1つのピースが行方不明になっておりました(泣)

そのうち何処かから発見されるでしょう…

さてこれで我が家のパズル愛好家に御満足戴けますでしょうかね??

※後日記す。

それから何度もこのパズルをやっている子を目撃しました。感涙ものです!


最後まで読んで戴き有難うございます!

この記事が参加している募集

スキしてみて

読書感想文

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

最後までお読みいただきありがとうございます。 既読の意味でも「スキ」していただけると嬉しいです♬ いただいたサポートはクリエイティブ活動をするための 情報収集・書籍などに使いたいと思います。

よろしければシェア戴けますと幸いです。
7
読んだ本についてや、雑感などを記したり、 育児しながら読んだ絵本を紹介したいと思っています。

こちらでもピックアップされています

絵本さんぽ
絵本さんぽ
  • 17本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。