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10秒で学ぶ!イギリス英単語フレーズvol.12 学期末の「終業」

イギリスの教育機関は毎年イースター当日(関連記事)を境に春休みに入ることが多く、わが子が通う学校も先週よりEaster breakが始まりました。

この、学校が「長期休みに入る」ことを

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と言います。初めて聞いた時はその語感の強さに違和感を持ちました。ぶ、ブレイク・アップ?はて、そんな言い方したっけ・・?と。

遠い昔の記憶を辿ると、高校の時にそういった休みに入る時は普通にfinishとかendとか、school is overとか日本語訳もそのままパッと浮かぶような単純な言葉を使っていたように思います。

さすがイギリス。いちいち⁈ひねりがあります。普通に「終わる」という動詞など使わないんですね。実際、メディアでも日常でも耳にするのはbreak up一択です。

学校用語:イギリス英語とアメリカ英語の違い

米英間での言葉のチョイスに関しては、学校に関する用語も違いがとても多く、来英当初は本当に戸惑いました。まず始めに、学校長の呼び方について。日本の辞書で調べると

headmaster 1《主に米国で用いられる》 (私立校の)校長.
2《主に英国で用いられる》 (小学校・中等学校の)校長.
headmistress 女性校長

とあります。わが子はイギリスの現地小学校に通っているので、現在の校長先生は2番のheadmasterに該当します。が、私が通っていたアメリカ式のインター校は私立であるにも関わらず

principal

だったので、headmasterという呼び名を知りませんでした。こちらの掲示板サイトによると、アメリカ現地では辞書通りに

principal:公立校
headmaster:私立校

が大方のようですが、元々headmasterという言葉はイギリス英語から来ていることもあり、回答者によっては「アメリカではprincipalが多いイメージ」というコメントもありました。また、現在では性別を表さないHeadだけを用いる学校もあるそうです。

学期

次に戸惑った単語が「学期」。

🇺🇸 semester
🇬🇧 term

こちらでは、図書館や公民館など商業施設ではないサービスに関しては「開いてる期間はschool term only」などと書かれていることが多く、はじめは「え、それっていつのこと?」と、結局いつが開いてるのかよくわからず困りました。

ちなみに、現在のイースター休みのことは正式に言えば

half-term 中休み

となります。イギリスの学校はこのハーフタームがやたら多く、感覚的には1.52ヶ月ごとにある気がします。特に私立は公立よりさらに多いので、日本人からすると休みだらけじゃないか!と大抵の人は驚くかと思います。

学年

最後に紹介する違いは学年について。

🇺🇸 Grade
🇬🇧 Year

例えば、私はGrade10(高1)から12(高3)までのハイ・スクールに在籍していました。一方、わが子は現在上がYear4(小3)、下がYear1(年長)として勉強中です。

そのほか、これは学校に限りませんが長期休暇のことも

🇺🇸 vacations
🇬🇧 holidays

と違うので、はじめはハテナだらけでした。子供の学校を決める際にいくつか見学をし、最後は各校とも校長との面談がありましたが、質問しようにも聞き慣れない単語ばかりで該当する単語がわからず焦りました。

仕方がないので上記すべてをアメリカ英語の単語で質問しましたが、今振り返るとこちらでこれらアメリカ単語を普段耳にすることは皆無なので、さぞかし単語が浮いてただろうな・・とよく思います。

break upで言えば、アメリカ英語ですと破局という意味で使われることが多いですよね。また、コロナになってからはメディアで

breaking news ニュース速報

を見聞きすることが増えました。来週から学校が始まりますが、来月下旬にはまた新たなハーフターム休みがあります。イギリスの学校は「休みだらけ」ということが伝わりましたでしょうか。

しかも今年はロックダウンにより学校が長らく閉鎖され、つい先月に再開されたばかりなので、今のところほぼひと月ごとに中休み状態です・・!


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