tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士

脳卒中認定理学療法士/1級福祉住環境コーディネーター/協会指定管理者(上級)/フレイル…

tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士

脳卒中認定理学療法士/1級福祉住環境コーディネーター/協会指定管理者(上級)/フレイル対策推進マネジャー/3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP) 現在、地域密着型通所介護を運営している会社に所属。介護報酬についてわかりやすく説明できるように日々学んでおります。

最近の記事

#32 口腔機能向上加算はどうすると取れるの!?

こんにちは tatsuyaです。 フレイルを整理する中で、口腔機能が非常に大事であることを理解できました。 通所介護において、個別対応としてお口の状態を評価し練習を行うための、口腔機能向上加算が設けられています。 本日は、「口腔機能向上加算」について整理していきたいと思います。 1.口腔機能向上加算とは  口腔機能が低下している、またはそのおそれのある利用者に対して実施する口腔機能の指導や咀嚼練習などの取り組みに対する加算です。 口腔機能向上ケアを始める前に  口

    • #31 個別加算はなにから始めるといいの?

      こんにちは tatsuyaです。 本日は、「介護報酬の個別加算」について整理していきたいと思います。 1.個別加算の項目入浴介助加算 個別機能訓練加算 口腔機能向上加算 認知症加算 若年者認知症利用者受入加算 ADL維持等加算 栄養アセスメント・栄養改善体制 がありましたね。 2.どれから手をつけていこう!?  みなさんの事業所では、個別加算はなにを算定しているでしょうか? 令和5年7月報告の通所介護概況によると ・入浴加算(Ⅰ)92% (Ⅱ)12%

      • #30 介護の社会福祉法人、合併容易に

        こんにちは tatsuyaです。 本日は、介護施設を運営する法人の合併要件を緩和するというニュースの紹介です。 介護の社会福祉法人、合併容易に 経営改善促す 政府、ルール明確化や費用補助 高齢化ニーズへ対応 「病院から在宅へ」「大規模から小規模へ」はどこへいったのだ?  地域包括ケア社会の実現は、住み慣れた地域で暮らし続けることを理念にあげた取り組みであったと認識しています。 介護分野においても従来の郊外の大規模施設(特別養護老人ホームなど)から地域の中の小規模施設

        • #29 認知症・予備軍1200万人 密着型介護に限界!?

          こんにちは tatsuyaです。 本日は、2050年に認知症・予備軍が1200万人になるかもしれないというニュースを紹介します。 認知症・予備軍1200万人 密着型の介助に限界 ITで外出・買い物支援 市場規模は2000億円 想定される生活の一例 今でも、AIが日常生活に溶け込んできていますが、この具体例はなかなか衝撃的ですね。 人間がAIに管理されている時代が本当にきてしまうのですね。 以上です。 最後まで読んで頂きありがとうございました。 それではまた、次回

        #32 口腔機能向上加算はどうすると取れるの!?

          #28 フレイル予防と介入ってどうすればいいの?(後編)

          こんにちは tatsuyaです。 前回、フレイル予防の介入について、 ①運動介入、②栄養介入、③適切な疾病管理 について整理しました。 本日は、「フレイル予防の介入の後編」について整理していきたいと思います。 1.フレイル予防の介入フレイルは、身体的・精神的・社会的要因が影響し、虚弱状態に至ってしまうことでありました。 フレイル予防の基本 として、 ・運動介入 ・栄養介入 ・適切な疾病管理 ・社会参加の促進 ・口腔機能の維持 ・感染予防対策 ・易疲労性の原因探索

          #28 フレイル予防と介入ってどうすればいいの?(後編)

          #27 フレイルの予防と介入ってどうすればいいの?(前半)

          こんにちは tatsuyaです。  前回は、フレイルの悪循環を整理しました。  なんらかの原因で低栄養となり、筋力が低下することで活動量が低下し、それにより食欲が低下しさらに低栄養となるということでした。  本日は、「フレイルの予防と介入方法」についてもう少し整理していきたいと思います。 1.フレイル予防の介入 フレイルは、身体的・精神的・社会的要因が影響し、虚弱状態に至ってしまうことでありました。 フレイル予防の基本 としては、 運動介入 栄養介入 適切な

          #27 フレイルの予防と介入ってどうすればいいの?(前半)

          #26 フレイルに悪循環があるの?

          こんにちは tatsuyaです。  前回は、フレイルが生じる原因と要因について整理しました。  要支援にならないようにするために、認知症の前段階と虚弱を見逃さないようにすることが重要とわかりました。  本日は、「フレイルの悪循環」についてもうすこし整理していきたいと思います。 1.フレイルが生じる上での悪循環とは フレイルは身体的・精神的・社会的要素によって生じる、虚弱であります。 そしてそれぞれが相互に関係し合うことがわかってきています。 低栄養になります (

          #26 フレイルに悪循環があるの?

          #25 フレイルはなぜ起きる?

          こんにちは tatsuyaです。  前回はフレイルの概要について整理しました。  フレイルは身体的・精神的・社会的の3つの要素があることを理解しました。  本日は、「フレイルの原因・要因」についてもう少し整理していきたいと思います。 1.要支援の後に要介護になる?  前回のまとめで、フレイルとは健康と要介護の間の状態であり、いわゆる要支援状態にあると整理しました。  では、すべての健康であった方がいずれは要支援になり要介護に至るのでしょうか?  厚労省国民生活基礎

          #25 フレイルはなぜ起きる?

          #24 フレイルだいぶ浸透してきていますかね

          こんにちは tatsuyaです。  先週で体制加算の整理が終わりました。  個別加算の移りたいと思っていましたが、個別加算を理解する前に、フレイルのことを整理しておくとなぜその個別対応が必要なのかが理解できると思いました。  そこで個別加算に入る前に、「フレイル」についてについて整理していきたいと思います。 1.フレイルはだいぶ浸透してきていますか?  高齢者や介護を語る上で、重要な用語の一つである「フレイル」。 フレイルとは、病気ではないが、加齢によって心身の虚弱

          #24 フレイルだいぶ浸透してきていますかね

          #23 ビジネスケアラー 介護者の4割!?

          こんにちは tatsuyaです。 本日は、今後仕事と介護を両立しなければならない人が増えるよってニュースを紹介します。 ビジネスケアラー 30年には介護者の4割に    昨日も、ビジネスケアラーのニュースを取り上げましたが、あと6年後のことの話です。  団塊の世代が後期高齢者になる2025年が来年に差し迫ってきています。  医療・介護を統計的に見ると75歳以上になると医療費がそれまでと比べて高くなると言われています。  現場の肌感覚でいうと10年前までは82.3歳ご

          #23 ビジネスケアラー 介護者の4割!?

          #22 介護と両立、休み方柔軟に!?

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、介護と仕事を両立する方のために、企業が休み方を柔軟に対応してきているというニュースを紹介します。 介護と両立、休み方柔軟に 300万人離職防ぐ 大成建設、休暇1.5倍 エディオンは時短拡充    大成建設は、東京スカイツリーや羽田空港などを手掛けている大手建設会社ですね。  エディオンはこちらも日本全国に展開している大手家電量販店チェーンですね。  大企業が人材確保のために介護休暇に関する休み方を柔軟に対応してきているとい

          #22 介護と両立、休み方柔軟に!?

          #21 ハラスメント防止措置について

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、通所介護を運営していく上で必要な「ハラスメント防止措置」について整理していきたいと思います。 1.ハラスメント防止措置 ハラスメント防止措置とは、 令和2年6月にパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が施行され、令和4年4月1日よりすべての企業において、パワハラ防止のための措置が義務付けられました。 介護保険法においても2021年度(令和3年)介護保険法改正で義務化となりました。 2.ハラスメントの内容 パワーハラスメント

          #21 ハラスメント防止措置について

          #20 高齢者虐待防止措置の推進

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、通所介護を運営していく上で必要な「高齢者虐待防止措置」について整理していきたいと思います。 1.高齢者虐待防止措置の推進 高齢者虐待防止措置とは、 すべての介護サービス事業所を対象に、 虐待の発生または再発防止のために 「委員会の開催」「指針の整備」「研修の実施」「担当者の設置」が義務付けられました。 令和6年4月1日から義務化されました。 2.内容1)委員会の開催 ・指針の作成 ・虐待予防 ・研修内容 ・原因分析と再発予

          #20 高齢者虐待防止措置の推進

          #19 業務継続計画策定(BCP)について

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、通所介護を運営していく上で必要な「業務継続計画策定(BCP)」について整理していきたいと思います。 1.業務継続計画策定(BCP)とは 業務継続計画策定(BCP)とは、 自然災害や新型コロナウイルスなどの感染症の発生といった、不測の事態が発生しても、 事業を「中断させない」、または「中断しても可能な限り短い時間で復旧させる」ための、方針・体制・手順を示した計画のことです。  感染症や災害から利用者と職員を守り、介護サービスを

          #19 業務継続計画策定(BCP)について

          #18 生活相談員配置等加算

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、通所介護における介護報酬の中の体制加算の6つ目「生活相談員配置等加算」について整理していきたいと思います。 1.生活相談員配置等加算   生活相談員配置等加算とは、共生型通所介護を行う際に、生活相談員を配置することを支援する加算です。 1)算定要件 ①共生型通所介護を提供していること (高齢者だけでなく、障害者の受け入れていること) ②サービス時間を通して、生活相談員が1名以上配属していること 2)簡単にいうと、 要介

          #17 中重度者ケア体制加算について

          こんにちは tatsuyaです。  本日は、通所介護における介護報酬の中の5つ目「中重度者ケア体制加算」について整理していきたいと思います。 1.中重度者ケア体制加算  中重度者ケア体制加算とは、 中重度者の受け入れ促進とケアを充実するための支援策です。 1)算定要件 人員基準に加えて、看護職員又は介護職員を常勤換算法で2名以上配置 前3ヶ月の利用者総数の内、要介護3以上の利用者が3割以上を占めている 専従看護職員を1名以上 ※常勤換算法(FTE;full-ti

          #17 中重度者ケア体制加算について