見出し画像

#79 認知症の人が店員!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「認知症の方が働いている食堂」のニュースについて紹介したいと思います。

認知症の人が店員、常設の食堂 働く喜び、社会の選択肢に

愛知県岡崎市に認知症の人たちが日常的に働く食堂がある。岡崎市の住宅街にある「ちばる食堂」。店主で介護福祉士の市川貴章さん(43)が、配膳担当の池田ノリ子さん(78)に声をかけた。

ノリ子さんは認知症を抱える。同じことを繰り返したり、目の前のものをすぐに把握できなかったり。それでも働く意欲は人に負けないつもりだ。「自分でお店をやっていたこともある。働けるうちは働きたい」とやりがいを語る。

認知症の人が飲食店で働く試みは、2010年代後半から各地で広がりをみせている。注文などでミスが起きることを前提に、認知症への理解促進を目指す取り組みだ。月1回や期間限定など、常設でない形で展開する例が目立つ

市川さんが食堂を開いたのは5年前。目をひくのが常設の店舗としたことだ

介護福祉士として施設で長く働いた市川さんは、認知症の人にできることは少なくないと感じていた。特別な就労支援などでなくとも、地域で働いて社会とつながりたい人は多いのではないか。開業はそんな思いからだ。地元で出した求人には、驚くほど多くの反応があったという。

調理や会計は市川さんが担い、ホール業務をノリ子さんらに任せる。もちろん手間取ることは多い。危なっかしいときは、市川さんが予防的に声をかけて行動を修正する。福祉の専門家としての〝プロ〟の目配りがキモといえる。

「認知症の人が働いています」との店内の説明書きを、最近やめた。高度な接客は難しくても、認知症を言い訳にしたくない。「本人たちも小さいトライが成功するたび自信になる」

30年には高齢者の7人に1人が認知症になると推計される。ゼロか100かでなく、状態に応じてできることを探る。接する側もそれを前提に見守る。今後の日本にはそんな柔軟性が欠かせまい。多様な模索がもっと広がるといい。

「こういう選択肢がある社会とない社会は違うはず」。市川さんはそう考えている。

2024/07/22 日本経済新聞

 大変興味深い活動であると感じます。

 「小さいトライが成功するたびに自信になる」

 認知症の方は喪失感や失敗体験により塞ぎ込みが増強されることがあり、なにかチャレンジすることに消極的になってしまうことがあります。
 それは、本人だけでなく関わっている周りの人にも当てはまることだと思います。

 それに対して、チャレンジする場所・トライすることを提供することは非常に尊いことであると感じます。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。


「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!