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#92 悪質な人材紹介の規制強化 医療・介護・保育で

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「医療・介護・保育分野においての人材紹介の規制を強化する」というニュースについて紹介したい思います。

悪質な人材紹介の規制強化 医療・介護・保育で 厚労省、「祝い金」など取り締まり

厚生労働省は24日、医療・介護・保育の3分野の人手確保に向け、悪質な人材紹介事業者への対策を強化する方針を示した。いずれもサービスの多くが公定価格で、高騰する紹介手数料が施設の経営を圧迫している。紹介業者が就職する人に渡す「祝い金」や転職勧奨などを取り締まる。  

 対象の3分野は事業所の規模などに応じて配置人数が法令で決められている。短期間での離職率が高く、離職者が出ると早期に専門人材を補充する必要がある。

 紹介業者を巡っては頻繁な転職を促し、手数料を稼ぐといった悪質な事例が相次ぐ。  

 対策として厚労省は、祝い金や転職勧奨の禁止を職業紹介事業の許可条件に加え、違反が続く場合には許可を取り消す。  

 求人情報などの検索サービスを提供する「募集情報等提供事業者」に対する規制も強化する。

  医療や介護サービスの多くは公定価格であり、人材採用でかかったコストをサービス価格に転嫁しにくい。紹介手数料の高騰が施設経営を圧迫している。コスト増で職員の処遇改善が後回しになり、さらなる離職を招く悪循環にも陥りかねない

2024/07/25 日本経済新聞


これは本当に難しい課題だと思います。

収益を確保するために、人材を確保しなければなりません。

しかし、その人材が普通に求人をしているだけではあつまらないので求人紹介業者にお願いする。

しかし、求人紹介業者に支払う金額で現職に回す給料が減ってしまう。

そして、現場の人たちは疲弊し退職。疲弊。

更なる人材募集。 

悪循環ですね。


プロサッカークラブでは、即戦力となり得る選手を一部「レンタル移籍*期間限定で移籍する」で獲得しながらクラブを大きくするチームがあります。
しかし、「レンタル移籍」を多く所属しているチームは上位に上がってきにくい傾向があります。

そこには、「レンタル移籍選手」に加えて、「自チームの選手を育てる風土」がないと上位に上がってきにくいと感じています。


医療・介護・保育に
育てる風土」はあるでしょうか?


あったとしても
時間(猶予)」はあるでしょうか?


そして「時間」がないことを理由に
育てる土壌を放棄してないでしょうか?

悪質な業者だけが本当に悪いのか?自分たちがやれることはないのか?考えていかなければならないと強く感じる記事でした。


以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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