ぷらぷらり日記 2024.4.16 岐阜市羽島郡岐南町
1日めは夜も早い段階でビールを呑んでしまい、友人とLINEしたり意味もなく散策したりしてなんとなくグダグダしていました。こういう自由度の高さがソロ旅行のいいところ。
そして就寝……!格安ビジネスホテル……!なのだが、正直なところ、部屋に入ってから、実はここはラブホテルなのでは?疑惑が浮上してきた。Yahoo!トラベルにふつうのホテルとして登録されているし、Googleのクチコミを見ても、それ目的で使用したという声は見かけない。
しかし、私は見てしまった。それ目的に使う液体が部屋の棚で売られているのである……。
まあ、仮にラブホだろうが、私は一向にかまわん。それくらい格安だ。4400円って、ほとんどネカフェ宿泊と変わらんぞ。
一夜あけて、朝っぱらから風呂をキメる。泊まりがけの醍醐味だ。岐阜駅から南下して、岐南町というところを歩く。
ぎなん温泉。大抵のスーパー銭湯は大きな駐車場が手前にあり、その駐車場を抜けると入り口に辿り着ける仕様になっているが、ここは歩道ぞいにある。銭湯というより、街の定食屋っぽい。
この外観からは想像がつかないほど、とにかく施設内がめちゃくちゃ広い。広すぎて、浴室がどこなのかを探すのにひと苦労した。
対して、浴室の広さについては平均的なスーパー銭湯と同じか、ちょっと小振りなくらいか。ジェットバスが外にあるのは、関西ではあまり見ないな。
ここも温泉ですが、系列店である、ぬくい温泉からの運び湯なのだそう。ぬくい温泉も、いずれ攻めなければ。スーパー銭湯にしては、温度はまあまあ熱め。サウナもしっかり熱い。
そして、水風呂は15℃とキンキン……のはずだが、あまりピーンと冷たさを感じることはなく、なんか普通に1分半くらい浸かっていられる。体感的には18℃くらいある。
キンキンの水風呂から出たとき特有の、全身がキューッとなる感触があまりない。そもそも自分はどちらかというと夜型人間なので、朝だとあまりととのわない体質だという可能性もある。
サウナで無理は禁物なので、ととのいはとりあえず置いておいて、外の寝湯で少し寝る。寝湯にしては深めで、全身に湯がかかるのが良い。よくある浅い寝湯は背中にしか湯がかからなくて、途中で身体が冷めてくることが多いのよな。
つづけて、これまたXで「ぷらーなさんこういうの好きでしょ」とのことで勧められた、養心薬湯なる施設へ。「ようしんやくとう」と読むらしい。
お堅い雰囲気のお名前だが、建物もまたなんか公共機関っぽい。看板の昭和感が半端ない。昔はパチンコ屋だったそうだが廃業し、先代の方が受け継いでここを開業されたらしい。なので、建物は古いが、店としては若いのかもしれない。
下駄箱がまた渋い。昭和時代に建てられた市営アパートの郵便受けを思わせる。一度でも見ていただけばわかると思うが、昭和のアパートとしか形容しようがない。
浴槽は3つ。半分くらいのスペースがバイブラになっているメインの浴槽と、子供サイズ?というくらいに小さな水風呂、そして、ここの最大の売りである薬湯。
この茶色く濁った薬湯こそが養心薬湯であり、横に掲げられたホワイトボードには、おそらくめっちゃ偉い人が、とにかくめっちゃ長文でこの薬湯の効能について書いてくれているのですが……。半分くらい消えていて、ぜんぜん読めねえ……。なんか知らんが、なんかにめっちゃ効くらしいです。
薬草サウナは3~4人が定員か?霧のせいで奥が見えねえ。温度はそんなに高くないと思いますが、薬草が効いているのかなんなのか、独特の匂いがします。
5分も入っておらず、水風呂も軽く入っただけなのに、なぜかちょっとだけあまみが出ていました。ぎなん温泉では微妙だったが、ここではととのった……のか?よくわからんが、なんかすっきりしたのは事実なので、効能はある。
サ飯ということで、岐阜といえば……でおなじみの、岐阜タンメンをいただく。
ちなみに、岐阜といえば……でおなじみ、というのは、私ではなく店舗側が言っている。看板に「岐阜といえば……」とどでかく書いてある。岐阜タンメンの発祥は愛知県らしいが、あんまりここに足を突っ込むと地雷を踏みそうな予感がするので、やめておきます。
とりあえず初めましてなメニューなので、無難に3辛を注文しましたが、ふつうに4辛でもいけるなこれ。もやし取り放題が嬉しい。見た目は濃ゆいが、意外にも味はあっさりしている。これならニンニクトッピングを入れても良かったな。
さて、空が暗くなってきました。岐阜市はスーパー銭湯が多くて良いのですが、どこに行くにも移動に時間がかかる。
バスを使えばいいのでは?という話ですが、知らない土地でバスを使うのこわい。ましてや、岐阜市は鉄道が通っている地域と通っていない地域との差が大きく、通っていない地域で下りてしまったら電車で都心部にワープできなくなって詰む。
ていうかそれ以前に、岐南ではバスそのものを見ていない気がする。岐阜駅前ではめっちゃいっぱい走っていたし、長良川周辺でも見かけたが、こっち側はもしかしてバスの本数そのものがかなり少ないのでは?
そんなわけで、養老鉄道の美濃青柳駅から歩いて20分ほど、大垣駅の近くにはそこそこデカイオンタウンがあったが、こちらにはクソデカイオンモールがある。クソデカイオンモールの向かい側にはクソデカパチンコ屋があり、その隣のクソデカスーパー銭湯がここ、「大垣天然温泉 湯の城」である。
とにかくクソデカい。養心薬湯でなんとなくととのったので、もうここはサウナとか温泉がというよりも、休憩するための施設にしようと思っていたのが、ふつうに全部の浴槽に浸かるだけで小1時間かかった。
入浴を楽しんだ後はサクッと一周だけサウナ。しっかり汗が出る。ていうかめっちゃ出る。腕から腹から太ももから。それはいいのだが。
下品な話で申し訳ないのですが、ちん○からも汗がでる。さらには尾籠な話で申し訳ないのですが、ちん○の先端から汗が滴り落ちる。端から見たらちょっとずつ漏らしているように見えてしまう。
今まで数多くのサウナに入ってきたが、ちん○から汗が出たのはここと生野区の極楽温泉のスチームサウナだけだ(※極楽温泉のスチームサウナの向かって真正面の席に座ると、蒸気がピンポイントでちん○に当たるので、横側の席に座ろう。極楽温泉は名店なので、ぜひ行ってみてほしい)。
最後にひどい下ネタをかましてしまいましたが、良き旅でした。この付近は温浴施設だらけで、行きたかったけど行けなかったところがいくつもあり、大垣城も見ていないので、またいずれリベンジをしようと思います。
おまけ1。丸太が必要な方は、連絡すればもらえるらしい。彼岸島の民は大歓喜である。ただ、連絡先の文字が消えているので、連絡できないんだよね……。
おまけ2。もはやいつの時代のものかわからない求人広告。週休1日制、男子は「社員」で女子は「事務員」と、明らかに扱いが違う。そもそも「員」が旧字体。よくこんなの残っとるな。
おまけ3。倉庫?ですが、なつかしの各ゲーム機のロゴマークが並び、下には「コミック」、その下は消えていてよくわからない。
たぶん中古ゲーム屋と古本屋を複合させたような店舗だったと想像しますが、初代プレステ・セガサターンの時代で止まっているもよう。ロクヨンやドリキャスがないので、1997年ごろにはもう閉業していたのではないかと思われる。ここが地元で、昔はどうだったのかをご存じの方がいらっしゃったら、情報をください。
サウナはたのしい。