プーチカ

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最近の記事

かまきりのかまちゃん

虫が大の大の苦手な私がカマキリと濃ゆい時間を過ごした思い出のお話。 それは世の中が未知のウイルスに混乱を起こしていた頃。 私が働いている職場は空港に近い事もあり、もろに影響を受け大混乱。 毎日毎日、現実として受け入れられない状況の中必死に業務にあたっていたけれど、それもまた突然に「休業」を言い渡され緊迫の日々から一転、おこもり生活となった。 そんなある日、ベランダに出た私は心の中で「ひぃぃぃっ」と叫びのけぞる。 ベランダの植木に大きな緑色のカマキリがいるではないか。 刺

    • まだ楽しめるんだ私

      50も過ぎて早4年。 体力も気力も衰え職場では最年長。 若いスタッフ達の謎さに同じ人間でもここまで思考が違うのかと疲れが抜けない自分が最早、場違いに存在しているようで辛い。 若い頃は成功者という言葉にときめき、夢や希望に満ちていたけど成功なんて全くご縁のない現実に最近では、もうこのまま終わるんだな私の人生なんて惰性で生きているような毎日だった。 そんな時、もう何年前だ? 昔勤めていた会社の元同僚から皆んなでランチしない?と連絡がきて、すでに定年退職した上司ともうそれぞれ

      • コロナになって感じた自分の身体へのリスペクトと心の気付き

        発熱した。 最初は鼻の奥と喉の境目あたりが痛はれぼったくなって冬の風邪のひき始めみたいな感じだった。 頭痛知らずの私が人の喋り声がヤケに頭に響く。 うるさ過ぎて頭痛いわ〜って思ってたけど今思えば発熱の前兆だった。 ちょっと熱が出たけど全然動けるしなーと思っていたら夜になりぐーんと熱が上がっている。 その日は頭を冷やして解熱剤を飲んで寝たけれど熱にうなされながら仕事の夢ばかり見ていた。 目が覚める度に検温して最高で39.8℃まで上がった。 コロナのワクチンを打った時の副反

        • 夢の話☆時空を越える夢

          皆さんは夢の中で時空を越えたことがありますか? 今でこそパラレルワールドとかってよく聞くようになったけど、これは私が夢の中で暗闇の中を光のような速さでブォーっと移動していくと、そこは全然知らない所で、下手すると時代まで違うことがあるそんな時空を越える夢のお話し。 真っ暗な中をブォーっと右に移動する。 あまりの速さに息を止め目をギュッとつぶり脳や内臓が必死についてきてる感じ。 移動が止まって目を開けると、そこはログハウスカフェのような所だった。 見るとブロンドの髪の女性が壁

        かまきりのかまちゃん

          夢の話☆白い髭のおじぃさん

          皆さんは夢を見ますか? 私も私の家族もとてもリアルな夢を見るので、これが普通だと思っていたら「そんな夢見ないよ。見ても忘れちゃうし」と言われる事が多くてリアルな夢を見る人を見つけると妙に共感します。 そんな私が3年前の新月の夜に見た夢のお話し。 そこはどこの星なのか周りは宇宙みたいな暗い空間。 駅のホームしかなくて、いるのは私だけ。 どうしても、その列車に乗らなければ、もうそこには行く事はできないという最後の列車に私は乗り遅れてしまった。 (それがどこなのか現実の私には

          夢の話☆白い髭のおじぃさん

          猫が来た☆あおの心の変化

          娘が猫の翻訳アプリを使ってあおの心の悲しみを理解してからというもの、あおに少しずつ変化が見られるようになった。 ベタベタにくっついてくるし「アオンアオン」の雄叫びタイムが短くなってきているという。 明らかに今までの雰囲気とは違う。 何より、あおから醸し出される安心感が娘から送られてくる写メからも伝わってきて、なんとも愛おしい。 娘は人に話すようにあおに話しかけ、時には泣き、あおの気持ちに寄り添い、あおにカウンセリングをしている。 何時間も続くあの野太い声のアオンアオンタ

          猫が来た☆あおの心の変化

          猫が来た☆心を閉ざした、あおの気持ち

          猫、猫と言ってたけど猫には娘がつけた名前があって「あお」という。 あおい空、あおい海の「あお」。 ホームステイ先の友人宅で試した猫が落ち着く成分が出る拡散器は友人宅の猫達には敵面だった。 あおも心なしかいつもよりおとなしいという事でこれはいけるね!とホームステイを終了し娘の所に帰ったあお。 だがしかし またその夜から「アオアオ」の雄叫びは始まった。 偶然とはいえ自分の名前を雄叫ぶあお。 娘が録音した雄叫びを友人に聞かせたら 「何この声⁉︎ウチではさすがにこんな声では鳴かな

          猫が来た☆心を閉ざした、あおの気持ち

          猫のぴーちゃん

          娘の所に猫を送り届け家に帰ると息子がソファで寝ていた。 しばらくして目覚めソファに座った息子の目は真っ赤に泣きはらし、ポロポロ涙がこぼれる。 「どうしたの⁉︎悲しい夢でも見たの⁉︎」 びっくりして聞く私。 「ピチコが生き返る夢を見た」 それは泣くよね。 ママだって、そんな夢見たら泣いちゃうよ。 ピチコとは1年前に虹の橋を渡った大事な大事なウチの猫。 「ピチコが生き返って、ねぇねに向かってワーッて走って行って膝の上にドンって飛び付いて、ねぇねが(いてーっ)って叫んで

          猫のぴーちゃん

          猫が来た☆ホームステイ終了

          動物病院で紹介された猫の気持ちが落ち着く成分拡散器を始めた日の深夜、「誰かいる〜?」的な人恋し鳴きを一度した以外はおとなしく、友人宅の猫達まで落ち着いていると友人から聞き「良かった~」と心の底から思ってホームステイを終えることにした。 友人宅に猫を引き取りに行き、その足で娘のマンションに送り届け2週間ぶりの再会。どんな反応をするのかと思いきや猫が拗ねている。 ベッドの下に潜り込んた猫を娘が呼ぶと腹ペタ座りの姿勢のまま一歩前に進んではプィと横を向き、また呼ぶと一歩前に進みプ

          猫が来た☆ホームステイ終了

          猫が来た☆猫、病院へ行く

          猫が友人の所にホームステイに行って1週間が経った。 相変わらず夜鳴きしてるらしい。 でもありがたいのは友人の家が一軒家であること、お部屋に居候させてもらっている娘さんが猫がアオアオ始まっても気にせずグーグー寝てること。 ご主人に至っては幻の猫と化し、しばらくは一つ屋根の下にいるにもかかわらずウチの猫の存在にも気付いていなかったそうだ。 友人の家の猫達は成猫は鼻をツンツンしただけで我関せず。 チビ猫二匹は尻尾が爆発してるとケラケラ笑い「大丈夫、大丈夫」と言ってくれる友人に頼

          猫が来た☆猫、病院へ行く

          猫が来た☆猫、ホームステイへ

          結局、猫は娘の所へ来て以来、体格に見合った野太い声で夜鳴きをし続けた。 日中はベタベタの甘えんボーイなのに夜になると豹変する。 あの女性によると、猫はもともと飼猫だったらしい。 でも高齢になった飼主さんが施設に入る事になって捨てられてしまい餌場に来るようになったそうだ。 どれだけの期間、外猫生活を送っていたのだろう。 夜鳴きで全く睡眠が取れなくなった娘が心配になって娘と猫を娘のマンションまで週末迎えに行き連れて帰る事にした。 その夜はとにかく娘の睡眠確保の為にドアを閉め部

          猫が来た☆猫、ホームステイへ

          猫が来た☆その後

          帰りの道中は不安でいっぱいだった。 「この子は一番人に慣れてて」と言っていた餌やりの女性が、あれだけ爪を立てられ逃げられているのを散々見てしまった。 連れて帰ったはいいけど娘に噛み付いたり引っ掻いたりしたらどうしよう。 私自身、昔お邪魔した家の猫にいきなり噛みつかれ引っ掻かれビックリするくらい裂けて外科処置を受けた事があるから尚更心配になる。 ところがそんな心配をよそに家に着くと猫はごろんと横たわり何の抵抗もしない。 毛は野生動物並みにゴワゴワに硬く汚れていたので水の

          猫が来た☆その後

          猫が来た

          一人暮らしをしている娘が、同居してくれる猫を探している事を私の会社友達に話したら、その又友達の遠方に住むお母さんが外猫をお世話していて去勢もワクチンも済んでおり貰い手を探していると話がきて、これもご縁とお迎えする事になった。 ワクワクお迎え準備を始めた私達だが引取りの日時を決める時になって、やや違和感を感じ始める。 「夕方のエサをやる時に捕獲しましょう」とメールがきたのだ。 え?捕獲しといてくれての引渡しじゃないの? 一緒に捕まえる感じ? しかも言われた時間が夕方だったの