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夢の話☆時空を越える

皆さんは夢の中で時空を越えた事ってありますか?
今でこそパラレルワールドとかってよく聞くようになったけど、これは私が夢の中で暗闇の中を光のような速さでブォーっと移動し、目を開けるとそこは全然知らない所で下手すると時代まで違う事がある。
そんな時空を越える夢のお話し。


真っ暗な中をブォーっと右に移動して行く。
あまりの速さに息を止め目をギュッとつぶり脳や内臓が必死についてきてる感じ。正に絶叫系ジェットコースター。

移動が止まって目を開けると、そこは丸太の木でできたログハウスカフェのような所だった。
見るとブロンドの髪の女性が壁際の2人席のテーブルの椅子のクッションの下に本のようなものを忍ばせている。

私がその様子を黙って見ていると、その女性と連れの男性の人が私の前に並んで

「私達はその人のヒントになる物をしのばせる為に時空を越える旅をしています」

そう言ったやいなや、次の瞬間にはもう私の前から消えていた。
時空を越えて次の場所に行ったのだ。

「言った」と言うか実際には言語ではない何かで伝わってきていた。

私はクッションの下に本が隠された椅子を見ながら
「あれを見たその人にしかわからないヒントがあそこに隠されているんだ。いったいどんな人が、あそこに隠されたあの本を見て、そして何に気付くんだろう」
そう思っていると今度は、私の前に先程とは違うブロンドの髪の男性が立っていた。
身長は私とあまり変わらない位のその人は何も喋らず私の前に立ち私を
優しく見つめている。

現実の私には知らない人だったけど、夢の中の私は何故がその人を
知っていた。
しかも、もう2度と会える事のない懐かしい大切な人だった。
私は言葉にならない声をあげて、その人に抱きついて号泣した。


ここで目が覚めてしまった。
あの人は誰だったんだろう。
もう2度と会えないはずの、すごく懐かしくて、すごく大切な人。
胸がキューっとなる切ない目覚めの朝だった。

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