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グループからチームへ:チームビルディングのすすめ

※この記事は全文無料で読むことができます。

2020/09/26

こんにちは。HACOです。

人が育つ環境をつくる(主体性と楽しむ力を育む環境)には、集団凝集性というようなグループの力を引き出していくことが大切になると考えています。そのようなことを考える時に参考になる本の紹介です。

スポーツのことだけでなく、職場やビジネスシーンでも役立つ、マネジメント:チームビルディングの解説書の一つとなります。

グループがチームになるには?グループとチームの違いは?チームづくり(チームビルディング)についてなどチームづくりについてのノウハウがつまっています。マネジメント・管理職の方にもおススメです。

「今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀」 仲山 進也 (著)

グループがチームへと成長するプロセスには4つのステージ

①『フォーミング(形成期)
   ⇩
②『ストーミング(混乱期)
   ⇩
③『ノーミング(規範期)
   ⇩
④『トランスフォーミング(変態期)

①②はグループで、③④でチームとなる。

分岐点は、ストーミング(混乱期)を経ることで成長。雨降って地固まるですね。メンバー同士が本音で主張することで、一時的に衝突が起きるが、相互理解が促進されチームへと成長する。

各ステージには、コミュニケーションの3つの壁「コミュ量の壁」「コミュ質の壁」「納得感の壁」がありそれを、乗り越えていくことで、グループがチームになっていくということ。

上記をはじめ、チームビルディングについてのいろはが満載です。気になった方は、ぜひ読んでみてください。


自分の仕事でも、共通の目的を持ったグループが、目標達成を目指すプロセスの中で、紆余曲折、切磋琢磨しながら自己成長や個人の目標達成だけでなく、他者の成長や目標達成も包括して、共通の目標達成をめざすチームへと変容していくことがあります。

個人の目標達成だけでなく、他者の目標達成や成長を促していくようなチームになっていくことで、予想以上の、思いもよらない成長がみられることがあるのはうれしい限りです。

毎日のトレーニングの中で、メンバー間のコミュニケーションが増え、コミュニティ(共同体)として安心感が生まれ、一歩踏み込んだコミュニケーションができるようになる。

言葉➾コミュニケーション➾コミュニティの形成➾安心・安全感のある場

お互いが一歩踏み込むことで混乱や衝突もうまれたりしますが、それを繰り返すなかで、チームとしての土台ができ、みんなで成長していこうという推進力や一体感がうまれてきます。

このチームで何かを成し遂げたいという、チームそのものが「求心力」をもち、このメンバーとともに成し遂げたいという「モチベーション(動機付け)」がつくられていくのかもしれません。

社会生活や日常生活の中で、チームとしての一体感や達成感を感じられる場所がどのくらいあるでしょうか?

仕事や勉強、部活などの活動だけでなく、趣味や遊びなど広い範囲で探してみましょう。灯台下暗しで意外なところにあるかもしれません。もし、みつからない場合は、これからつくっていくことができることを楽しみにしていきましょう。

一人ではできないことでも、誰かと一緒ならできることもあります。

そのような環境をつくっていくことができればと思います。

上記の書籍の例題となっている「ジャイアントキリング」を読むことで、チームビルディングのこと、チームのマネジメントのこと、人材育成について、様々な視点についての気づきがたくさんあります。

監督視点のサッカー漫画ということで、マネジメントに興味がある方にもおすすめです。監督・選手・フロント・サポーターなど、様々な領域で人間関係やチームというものが存在して、共通の目標に向かって歩んでいくことの素晴らしさ、困難さなど、サッカーに興味がない方でも読んでもらいたい作品です。

欧州のサッカーも新シーズンがスタートして、楽しみが倍増した毎日です。今後も、サッカーも含めて、いろいろな角度から、こころの育成について考えていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もよい一日を。

それでは、また。

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