鬱になるまで

※注意※
今日の内容は、ただの個人的感情を吐き出している完全な愚痴でしかありません。嫌な思いをされる方がいたらごめんなさい。

前回の「鬱になりました」でも書きましたが、

10数年精神科病院で事務員をしていました。最初は医事課員として入職。それまで医療とは無縁の仕事をしていましたが、結婚をきっかけに転職を決意しました。
大して理由はありませんが、それまで営業の仕事が多かったので「事務がしたい」という軽い考えで、精神科病院を志望しました。もちろん面接で、当時の医事課長に「は?」みたいな反応をされました。

それでも採用していただいたので、とにかく勉強し、これまでの経験も活かしながら、入院も外来も従事しました。個人的には外来の方が性に合っていたように思います。

そんな中で医療経営に興味を持つきっかけがあり、地域連携や広報なども勉強して、見識を拡げていく中で「精神科医療に貢献したい」と考えるようになりました。その甲斐もあって、それらの業務に従事する機会もたくさん得ることが出来ました。

ただ、「今の病院では想いを実現するのは難しいのでは?」という思いもあり、数年前から転職を考えるようにもなりました。もちろん「ステップアップしたい」「自分の力を試したい」という思いもありました。

そんなこんなでご縁があって、今年から別の精神科病院で医事課長として勤務する事となりました。長く勤務している職員が少なく、組織作りを期待してとの事での採用でした。組織作りに関してはこれまでの職歴で経験があり、自信が無い訳ではありませんでした。

ただ一点、気になる事がありました。

私が入職するまで医事課長をされていた方(A氏としましょう)が、そのまま残っていたのです。
事前の情報では「クセが強い」「その人が理由で数名退職した」などといった、お世辞にも良いとは言えない内容のものを聞いていました。
嫌な予感はしつつも、先入観だけで人を判断するのは経験上良くないと思っていたので、それなりの覚悟を決めて受け入れることとしました。

その判断が、今となっては間違いだったのです。

入職当初から「上司ですから~」「課長様の言う事なので~」と嫌味で持ち上げるのに、自身の考えやこれまでの慣習にそぐわないものは「今までこれでやっているので、勝手に変えないで下さい!」と怒りだします。どんなに効率が悪くとも。基本、何かにつけてマウントを取ってきます。たとえ自身が間違っていたとしても。

そう、A氏は御局様気質だったのです。

実際にされた事を文章では上手く書けないので、箇条書きにしてみました。

  • 肝心の引き継ぎは7~8割程度の事しか伝えて貰えず、教えて貰っていない2割で失敗すると「それ見た事か」の表情で「言いましたよね?」と言う

  • 業務マニュアルは存在せず、業務フローを質問すると、作業中のスクショを1,2枚印刷して、後は口頭の説明のみ

  • 必要無い事まで「メモを取れ!」と言う割に、メモを取っていると「人の話を聞け!」と言う

  • でもこちらの話は聞いていない事が度々

  • 分からない事を質問すると、ため息混じりに面倒くさそうな表情でチラ見し、一回は無視する

  • 診療報酬の解釈違いについて指摘すると「根拠は?」と言うが、示しても「ウチのやり方があるので…」「院長や病棟課長に聞かないと…」と逃げる

  • 大した事ではない事には決済を求める(責任を私に背負わせるため)のに、重要な事は勝手に進めて、良くて事後報告、悪くて知らない間に変更

  • 本人の前では絶対言わない(言えない)のに、他人の性格やミスなどを、明らかな悪口として大声で言う

  • 私の性格を勝手に「○○ですよね」と決めつけ、出来ない事を出来ると判断する(逆もまた然り)

  • 自身のミスはサラリと流すのに、他人のミス(特に私)には過剰に反応する

とまあ、挙げるとキリが無いのですが、最も困ったのが「他の課員とのコミュニケーション」です。

所属長だからといって偉ぶるつもりは全く無く、むしろ新人と同じような気持ちや態度で臨んでいました。年齢関係無く敬語で話し、なんとかして溶け込もうとしたつもりです。

ですが、医事課の中で談笑していても、A氏は私をその輪の中に入れようとはしません。絶対に。過去に一度もありませんでした。

前職では、新人が入ると出来るだけ色々な人と関わらせてあげようと、出来るだけ話題を振るようにしていました。それによって、私は元より色々な人と繋がりを作る事が出来ていたと思います。(実際は逆に嫌がられていたかもしれませんが)

ところがA氏には、そういう考えは皆無だったようです。むしろ私の言動やミスなどについて、陰で色々と話をしていたようです。内容までは分かりません。ただ、他の課員の言動が少しづつ変わっていき、うち一人は私に対して明らかに嫌悪感を示すようになりました。

そんな状況なので、仕事への興味・関心どころか、周囲への意識や視界がどんどん狭くなっていきました。仕事中は笑顔どころか会話どころか発語も無くなりました。
毎日の通勤が苦痛になり、頭痛・目眩・眠気・流涙などが出現、勤務中は「あと○時間」「まだ○時」が繰り返され、逃げるように退勤するとやっと一息つける感じでした。

仕事中にそういった患者さんの様子は幾度も見ていたり、カルテを読んで知っていたはずなのに、自分では気付かないものなんですね。

プライベートでも良くない事が続き、どんどん追い込まれていく感覚になり、希死念慮まで出現しました。この時点でやっと「鬱かもしれない」と思い始めます。いや、正確には「鬱かもしれない」を受け入れ始めたと言った方がいいと思います。

これを読んで「ひょっとしたら自分も…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。 
もしそうなら、まずは現状から離れてください。誰かに相談してください。嫌かもしれませんが、受診してください。

自分の事がまだ大切だと思えるうちに。自分の事を大切に思っている人がいるうちに。

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