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nicco
2024年5月21日 07:41
埋め込まれた宝石はとぼけた輝きを放つ力なく笑った君の心臓は鼓動一つも鳴らせないまま冷えていく青月の夜真白な息を見つめるたびに揺れている蒼い炎固く閉ざされた運命の扉ごと燃やしてくれないだろうか?古びた家の隙間に煤けて残った憂鬱静かにしてくれれば何も起こらないのに獅子の眠りを忘れて彷徨い歩く、人間の性熱くなる、青月の夜薄い光と共鳴するサファイア過ぎていく音を超え
2024年4月14日 17:50
春が来ると思い出す翼の生えた三毛猫のタトゥーブロンドの長い髪古びた木の匂いがする書店売れそうにない本を片手に机に足を乗せていた神を恐れない僕の憧れのマリアシガレットキス黒い人魚のパッケージルージュの跡に込められた想いは人工的な甘苦さシガレットキス背伸びして無理にアンサー洋書の話題なんてまるで頭にないのにさよならの後の静けさが薄明かりの背中と重なる少しだけ湿
2024年4月11日 20:31
二度とは戻れない青春黄金色の扉から見える夕陽に照らされた教室と黒板に描かれた相合傘グラウンドの隅で咲く花誰にも気に留められずにきっと私もあの花と同じねあなたの物語の片隅で名前も忘れられているの孤独との対話の中で失われていったもの一番大事な宝物とあの頃、呼んでいたもの沢山、恋はしたけれどどれも夢中にはなれなかった後悔ばかりを経験したから?傷つく心を恐れていた
2024年1月29日 19:45
昨日の雪が溶けかけて霜柱にならずに凍りついた地面今なら簡単だねとキミは息を弾ませたモラトリアム最中の僕らの花は短いパステルカラーの思い出に塗りつぶされないように鼻を膨らませるあっけなく、忍び込んだ冬の校舎は白い息が邪魔になるけど響いている僕らの音その一瞬だけでも切り取りたいよ非常口の緑の下安心するねとキミは言う若者は大志を抱けだの恋をせよと言うけれど今は
2023年4月14日 09:02
パジャマを脱いで洗濯かごに放り込むその瞬間が私、1番癒されているの誰にだってあるでしょ?変な癖の一つや二つ私なんてまだ可愛い方でしょうタバコ タバコ 許せないのマナーは守って駅の改札 ポイ捨て ダメよちゃんと見てるんだから!デパ地下に行くと、かならずいる 放し飼いのコーギー甘えた目でしっぽフリフリこの、プリケツ野郎!(萌)誰にだってあるでしょ?言いたい事とす
2023年5月30日 04:41
埃かぶった屋根裏は僕の大事な秘密基地息が詰まるといつもこうして頭隠して泣くんだ今日も一人でお留守番扉が閉まる、昼下がり父と母と姉の三人を僕は窓の外から覗き込むいつまで僕は一人きり朝も昼も夜も時々、不意に殴る拳が痛い、痛いよ、ごめんなさいいい子にするね買い物から戻る車が灰色の空を作るまた今日が終わる前に僕は声を殺して泣くんだいつまで僕は一人きり朝も昼も夜も
2023年4月14日 17:34
真夜中の月が照らす道2人だけの静かなステージ心を奥にしまいこんで横顔をのぞいた胸の鼓動が一人歩きしてるあなたを見つめたいずっと優しい光を浴びながらあなたの唄を歌うの初めて好きになった日もたしかこんな夜でした夏の終わりの切なさに涙が溢れてくる風が少し冷たいから?ふわりスカートが揺れる瞳の中のあなたに捧ぐいつまでも変わらない想い森の中迷い込んだ私に手を引いて
2023年4月14日 09:07
君はただ浮かぶ月とても繊細な仕草が僕は好きだよねぇ、もっとそばで眺めていたいなどうして?そんな風に誰が笑うというのだろうだから恥ずかしがらないでさぁ宙に舞うよ、僕らは腕時計しか動かせないけどそれでも一度だって不幸だなんて思わなかったさぁ宙に舞うよ、僕らは躊躇う時間が長くても大丈夫、いつまでも涙ばかりじゃないから荒波にさらわれてもずっと泳いでいたいなそんな
2023年4月24日 21:23
窓を開けて目を閉じた通り抜ける風を感じて洗い立ての髪がそのまま乾いていく昼下がり、けたたましいセミの音あれはもう一人の僕だありきたりなセリフをさも見つけたかのように大袈裟に騒いでる誰かの為に生きているという無意味な思い込み分かってる、でももう少しだけその勘違いに浸らせてこの世界は二人だけのものだからふたりぼっち
2023年4月14日 09:13
おもちゃのお城止まらない物語の手君はいくつもの鍵の中で息を潜めていたんだねあどけない光春風が笑ってるいつかは終わる夢の中で君はまた眠ってしまうんだね止まらない物語の手嘘つきの記憶君はいくつもの鍵の中で答えに迷っているんだね春風が笑ってるいつか忘れる夢の中で君の神様に願いをかけるよ君のもとに幸せが訪れますように
2023年4月14日 17:46
青い夜に光る満点の星君の瞳に映るものそれは小さな幻から出てきた透き通るビー玉のよう君が残した土星型の食べかけのチョコレートはきっともうすぐ壊れてしまうような深い悲しみを見た長い長い時を越えて僕らは疲れ果てたなぁ「少し休んでもいいかな」それが最後のわがままだったね青い夜に光る満点の星銀河旅行の終着点それは小さな子供が夢見た淡い三日月の船君がもし、起き上がったら
2023年4月14日 17:54
キミは僕を見てるね遠くても感じてるよここにはいないどこかで元気に駆け回ってさ立ち直れないって思ってるの?いつもの垂れ目で覗き込んで心配そうに鳴いているね遠くても感じてるよ今を生きているキミはとても輝いていたね一度も諦めなかったキミの目は透き通る星のように綺麗だった最後は一人でいるよりみんなでいる事を求めたねキミのメッセージちゃんと届いてるよ「好きだよ、大好き