新卒でWebライターになるのはあり?デメリットが大きい理由と共に解説
最近新卒で専業のWebライターになった方に複数出会いました。
当事者の話を聞く限り、新卒でWebライターになる事はおすすめしません。なぜなら、メリットよりもデメリットの方が大きいからです。
メリットよりもデメリットが大きい事をご理解頂くために今回は、
新卒でWebライターになる以下の3つのデメリット
→新卒カードを無駄にする
→キャリア選択の幅を狭める事になる
→仕事の仕方が自己流になる就職せずにライターになる事で得られるメリット
メリットよりもデメリットが大きい理由
といった内容をお話しします。
また、後半部位ではWebライターになりたい方におすすめの新卒の就職先もご紹介します。
新卒で専業のWebライターになる事を考えている方に特にお役に立てる内容になっております。
デメリット①:新卒カードを無駄にする
新卒カードを使わないでいきなりWebライターになるのはもったいないです。なぜなら、お金をもらいながら学べるチャンスをみすみす逃す事になるためです。
実は日本の労働市場は新卒至上主義です。新卒の社会人には社内で先輩や上司から育ててもらえる環境があります。
例えば新卒でWeb広告の代理店に入り、広告の運用部署に配属されたとします。
その場合、一人前の運用担当者になれるように研修をしてもらえます。そのため、きちんと続ければ数年後にはWeb広告の運用技術というスキルを持った人材になれるのです。
給料をもらいながら育ててもらえるのは新卒ならではの特権です。新卒の特権を自分から捨てるのはもったいないです。
デメリット②:キャリア選択の幅を狭める事になる
新卒でWebライターになるとキャリアの幅を狭める結果になります。
Webライターになるとメインの業務は記事を書く事です。毎日毎日記事を書くのでライティング力は上がります。しかし、記事作成以外のスキルを身に付けるチャンスは得にくいです。
一方で新卒で企業に入れば営業・事務・経理と色々な仕事に挑戦するチャンスが手に入ります。
色々な仕事を積む中で面白い仕事や向いている仕事に出会う事は良くあります。
若いうちからライティングという狭い世界1本で生きるのは可能性を狭める事に繋がります。
Webライティングを一生の仕事にする覚悟が現時点ではないのでしたら色々な仕事に関われるチャンスを失うのはもったいないです。
デメリット③:仕事の仕方が自己流になる
新卒でWebライターになると仕事の仕方が自己流になるケースが多いです。
一人で自宅で仕事する事になる以上、上司から仕事の仕方を教わったり、研修を受ける機会がないためです。
自己流の仕事を続ける事で生じる代表的な問題点をまとめてみました。
正しい敬語が使えず損をする機会が増える
社会人としての立ち振る舞いで損をする
自分の基準が正しいと無意識に思ってしまう
実務処理能力が学生時代と変わらない事もある
資料の作り方が社会人としてはNGの水準になる
どれも新卒で会社に入社すれば職場の上司や先輩に鍛えてもらう事で改善できます。
しかし、Webライターとして自宅で働く場合は指摘してくれる相手がいなので改善は困難。
中途半端な自己流の仕事を続けると「若いから」という理由で多めに見てもらえる20代を終えてから苦労します。
我流の仕事の仕方で気づかないうちに損をしないためにも新卒でWebライターになるのは控えるのが無難です。
新卒でWebライターになるメリット
一方で新卒でWebライターになる事もゼロではありません。代表的なメリットは以下の通りです。
転勤のリスクがない
セクハラ・パワハラとは基本的に無縁
自ずとライティング力は上がる
Webライターは自宅で黙々と書く仕事である以上、転勤で地方に飛ばされる事はありません。
それに自宅で働くので変な上司からセクハラやパワハラも受ける事はありません。また、年中記事を書く事になるのでライティング能力は上がります。
そのため、Web一生ライターとして生きていく覚悟がある人にとってはメリットはあります。
ただし、Webライターという仕事は新卒で企業に就職しながらでも副業で出来ます。つまり、新卒枠で就職しつつもWebライターとしての活動も行う、という両手取りを出来る点は押さえておきましょう。
メリットよりも明らかにデメリットの方が大きい
新卒でWebライターになるメリットは0ではありません。しかし、余程の理由がない限りは新卒では企業に就職をする事をおすすめします。
なぜなら、新卒でWebライターになるメリットは新卒カードを捨てるデメリットを補える程ではないためです。
改めて新卒カードを捨てるデメリットをまとめてみたのでご覧ください。
お金をもらいながら学べる機会を捨てる事になる
ライティング以外の経験を積めるチャンスを逃す
自己流の仕事の仕方が身につく事になる
どれも非常に大きなデメリットです。
一方で代表的なメリットであるライティング力が上がる、という点はそこまで大きなメリットにはなりません。なぜなら、Webライターという仕事は副業で出来る仕事だからです。
新卒でどこかの企業に就職し、土日でライター業を細々と行えば自ずとライティング力は上がります。
しかも全国転勤の発生というデメリットも転勤がない会社を選べば発生しません。
そのため、新卒カードを使う事で得られるメリットを捨ててまで新卒でWebライターになる価値はないのです。
新卒カードというプラチナカードがある以上、一度は就職をする事をおすすめします。
専業のWebライターになりたい人におすすめの就職先
おすすめの就職先は、コンテンツマーケティング関連のスキルと知見が幅広く身につく会社です。
なぜなら、Web記事の制作はコンテンツマーケティング活動の1つになるので、詳しくなればWebライターになる時に必ず役に立つためです。
コンテンツマーケティング関連の知見やスキルを学べる就職先の一例は以下の通りです。
①オウンドメディアの運営会社
例1:マイベスト
例2:株式会社 エー・チーム
例3:株式会社メディア工房
②SEOコンサルを行っている会社
例1:ナイル株式会社
例2:サクラサクマーケティング
例3:株式会社CINC
③コンテンツ制作会社
例1:株式会社ウィルゲート
例2:株式会社LIG
例3:iクリエイショングループ
どの会社も新卒の採用を現在実施しています。新卒なので入社後は社内で育ててもらえます。
数年頑張れば将来Webライターとして独立する際に武器になるスキルや経験が得られます。
そのため、Webライターとして活動をする計画があるのでしたら新卒の就職先として選ぶ価値があります。
まとめ
新卒でWebライターになる3つのデメリット
新卒カードを無駄にする
キャリア選択の幅を狭める事になる
仕事の仕方が自己流になる
就職せずにライターになるメリット
メリットよりもデメリットが大きい
おすすめの就職先は以下の通り
①オウンドメディアの運営会社
②SEOコンサルを行っている会社
③コンテンツ制作会社
改めての話になりますが、Webライターは企業に勤めながらでも行える仕事です。
そのため、新卒で入った会社でトレーニングを受けつつ、まずは土日の副業で経験を積み重ねるが無難です。
1本化するタイミングは、副業ライターとして実績が積み重なると共に新卒で入社した企業で学ぶ事が無くなった時がベスト。
今回の話を通して、新卒でWebライターになるのは損である事をご理解頂けると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もWebライターになりたい方やキャリアアップを目指している現役のWebライターの方に有益な情報を配信していきますのでよろしくお願いいたします。
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