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クラウドファンディングは企業の全フェーズで活用可能

前回、ブリュードッグの例を挙げ、「アイデアさえあれば、手元の資金ゼロで、ゼロイチでも、イチヒャクでもどのようなフェーズでもクラウドファンディングを活用し、本流になることができることを示しています。」と書きましたが、企業は、「ゼロイチ ⇒ イチジュウ ⇒ ジュウヒャク」のフェーズを経て成長します。

ゼロイチが創業期です。何も形がない0の状態でアイデアを生み出し、1つの商品の形に具現化します。創業メンバーが、商品を開発、生産、販売するという一連のビジネスモデルを構築して実行する場合が多くあります。ビジネスモデルや商品力、技術力で勝負するフェーズです。

イチジュウは成長期です。1つの商品を汎用化して10にするフェーズです。顧客の拡大に対応するために、資金調達、人員調達が必要になります。資金面は、クラウドファンディングやベンチャーキャピタルなど外部からの調達を本格的に検討するフェーズです。

ジュウヒャクは安定期です。汎用的に作れるようになった商品を多数の顧客に届けられるようにするフェーズになります。安定期とはいえ、成長や収益性を持続しなければ、衰退期に突入してしまいます。そのため、創業事業に加え、変化に耐えうるように事業ポートフォリオを構築する必要があります。

クラウドファンディングは、「ゼロイチ ⇒ イチジュウ ⇒ ジュウヒャク」のすべてのフェーズで活用することができます。クラウドファンディングの大きな魅力として、資金調達が挙げられます。一方、資金調達は、クラウドファンディングが持つ役割の一部でしかありません。

テストマーケティング、予約販売、PR/プロモーション、販売チャネル開拓、ブランディング、ビジネストランスフォーメーションなど、様々な役割があり、企業か抱える種々の課題解決の手段として役立つことが可能です。

次回以降、どのフェーズの企業でも、課題解決の手段としてどのようにクラウドファンディングを活用することができるか書いていきたいと思います。



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