能動的なコミュニケーションが減っているから1on1が流行るのか
1on1ミーティングが注目を集めています。
このリモートワーク時代に、組織にとって必要なコミュニケーションとは、どのようなものなのでしょうか?
1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で行う対話のことです。
1対1の対話というと、業績評価面談を想像する方も多いかもしれませんが、目的や実施方法に大きな違いがあります。
1on1は、たいていの場合、週に1回程度、最低でも月に1回は実施するようです。
また、1回の実施時間は30分程度で設定している企業が多いようです。
会社によって違いはあるものの、どうも短いサイクルで定常的に実施することが通常の面談と1on1の違いですね。
革新的なベンチャー企業や有名企業が集まる米国シリコンバレーでは、当たり前の習慣として実施されていた1on1ですが、上記の引用記事にもあるとおり、大手企業が取り組んでいることで、大きな注目が集まっています。
日本は、人口減少にともなう労働人口の減少が顕著になってきています。
終身雇用や年功序列が崩れて、転職に対する心的ハードルも下がっています。
要するに、企業は、少ない労働者数、流動的な人材を、どれだけ引き止めておけるかが関心事になっています。
これまでの大量生産大量消費時代では、総意を是として、上昇志向の社員が持ち上げられてきましたが、今は個に対するケアの重要性を重んじている感があります。
ビジネスのスピードや上司・部下の関係性が変化している中で、1on1は部下が本来持っている能力を開花させてあげる手段のひとつです。
短期的に見れば効果が見えづらいかもしれませんが、中長期的な視点で見ると、上司・部下にとって、メリットがあるんじゃないでしょうか。
完璧を目指さず、まずはやってみるという気持ちで、徐々に質の高いコミュニケーションを実現していくと良いと思います。
どうしても1on1に馴染むひと馴染まないひとがいると思います。
馴染まなければ、やめればいいだけのことです。
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