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【気づかない!】実は結構やってしまっている、生産性が落ちる行動

"生々しいリアルなビジネス情報を覗く”メディア,ぷりべん!編集部です。

今回扱うテーマは、「気づかずにやってしまっている生産性の落ちる行動」です。自分がやろうとしていることがうまくいかない、集団行動で自分がまとめる組織がうまくいかないなどと感じているあなた、必見です。
今回の記事では個人の生産性を上げる方法に加えて、それを取り入れている組織、そしてベンチャー企業についてまとめいこうと思います!

1. そもそも生産性とは何か

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(1)生産性の定義
ヨーロッパ生産性本部によると、生産性とは「生産諸要素の有効利用の度合いである」と定義づけられています。これは言い換えると何かものを生産する際に投入する要素の量に対して、どのくらいの生産物が算出されたのかを測定する指標のこととも言えます。
つまり、この生産性は次の式で表されます

生産性=産出量(アウトプット)÷  投入量(インプット)

(2)なぜ生産性が重要なのか
これから、この生産性がなぜ重要になってくるのかということを紹介していこうと思います。なぜ生産性が重要なのか、それは単純に、生産性を上げることで仕事の効率が良くなり、より多くのタスクをこなすことが可能になるからです。

また、生産性が向上すれば自由に使える時間が増えるため、自己研鑽や趣味に使う時間を増やすことができます。結果として、QOLの向上や精神衛生の安定にも繋がる場合もあります。

(3)日本の生産性の現状
では、現在の日本の生産性の現状はどのようになっているのでしょうか。今回は生産性を他国と比較する指標として1時間あたりの労働生産性を用いようと思います。1時間あたりの労働生産性とは、その名の通り「労働者1人が1時間でどのくらいの生産ができるのか」という物です。

日本の1時間あたりの労働生産性は47.5米ドルとなっていて、この数字は主要先進国との比較においてはなんと最下位です。ちなみに比較対象としてアメリカは72米ドルで1位、ドイツは69.8米ドルで2位です。日本は労働時間が世界的に長いわりに、あまり多くのアウトプットを生み出していないと言えます。

2. 生産性を下げる行動と対処法

ここまでで生産性について少しデータをもとに述べてきましたが、僕も含めて自分の生産性に関してはそれほど考えてこなかった方は多いと思います。

普段の生活には、自分は普通通りにしていると思っていてもそれが結果的に自分の生産性の低下に繋がっている行動がいくつも隠れています。そこで、これから、あなたが気づかずにやってしまっている「生産性を下げる行動と対処法」について3点上げていこうと思います。

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気づかずにやってしまっている生産性を下げる行動とは、

 ①マルチタスクになる
 ②ジャンクフードを昼食にする
 ③睡眠に対する意識が低い

の3つです!何か当てはまってしまっているものはありましたか?
それぞれについてその詳細と対処法を書いていきます。

(1)マルチタスクになる

マルチタスクとは複数の作業を同時に行うことです。1度にたくさんのことをこなすことで産出量を増やし、生産性をあげようとする人は多くいると思います。しかしこれは逆効果であると言われ始めています。実際に、ロンドン大学の研究では「Eメールや電話によって気を散らされたときビジネスパーソンのIQは低下しており、徹夜明けの数値とほぼ同等であるという結果も出ています。

マルチタスクを避けるために有効なのは、TO DOリストを作ることです。自分のやるべきタスクを書き起こすことで人間の頭は整理され、今やるべきこととそうでないことがはっきりし、結果的にマルチタスクの時よりもよっぽど生産性を高めることができます。 

(2)ジャンクフードを昼食にする

ジャンクフードを昼食にとっている方、いるんじゃないでしょうか?確かにジャンクフードは安価で便利ですが、この類の食べ物は生産性を下げてしまう可能性があります

ジャンクフードにはトランス脂肪酸という成分が多く含まれています。このトランス脂肪酸とは学習に不可欠な脂肪酸であるDHAの減少を引き起こす成分なので、ジャンクフードを昼食にすることによってその日の学習効率が下がってしまいます。これは生産性の低下につながってしまうこと間違いありません。

ジャンクフードを摂るのを控えるのがこれに対する1番の解決策ではありますが、時間がない学生や社会人はどうするべきなのでしょうか。そこで便利なのは学食や社食です。学食や社食のメニューは栄養バランスが考えられているものが多く、これを有効に利用することで生産性を落とすことなく午後の活動に集中できる、ということです。

(3)睡眠に対する意識が低い

自分は夜型だ、そう思って夜更かしが習慣になってはいませんか?またはテレビを見たりゲームをする時間が夜しか取れないことを言い訳にして夜更かししてしまってはいませんか?これらの行動は生産性を下げる行動以外の何でもありません

デュークNUSシンガポール校の研究者達が、55歳以上の中国人参加者66人を対象に睡眠の長さと質について尋ね、血液や認知力の検査、MRIによる脳の容積測定を2年ごとに行ったところ、睡眠時間が少ないほど脳の萎縮が早く認知能力の低下も見られたそうです。この研究結果は年齢、性別、BMIを考慮しても考慮しても有効なままだったそうです

自分の仕事の生産性を高めるためにまず必要なのは睡眠時間だと言っても過言ではないのかもしれません。

では、どうすれば睡眠時間を確保しつつテレビやゲームに時間を当てることができるのでしょうか?これにも有効なのは、TO DOリストです。これを使って自分のやるべきことをうまく整理することで自ずと時間は産まれてくれます。

3. 生産性の高い組織の特徴

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生産性の高い組織の特徴は、組織全体の利益よりも組織内のメンバーの利益を優先しているという点にあります。広辞苑によると、組織という言葉の定義は「ある目的を達成するために、劣化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」とされています。

多くの組織ではその組織の利益を優先してしまいがちになってしまいますが、組織としての利益を得るためには、その言葉の定義通りまず個人を重視する必要があるのです。

4. 生産性の高いベンチャー企業

上の見出しでは生産性の高い組織の特徴をまとめてきましたが、以下ではそれを体現しているとも言える、生産性の高いベンチャー企業について紹介していこうと思います。

(1)サイボウズ株式会社

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サイボウズ株式会社は「100人いたら100通りの働き方がある」という新しいワークスタイルの浸透を提唱しており、社会にあった働き方を積極的に模索している企業の一つです。この会社の代表取締役である青野氏自身も育児休暇を取得したことも話題となりました。

この会社では3つの働き方からその時の自分にあった働き方を選択できる、『選択型人事制度』をとっています。その3つとは「ワーク重視型」「ワークライフバランス型」「ライフ重視型」の3タイプです。これら3つを毎年変更することができるため、仕事に打ち込みたい年は「ワーク重視型」を選択し、妊娠や介護によって仕事量を減らしたい年は「ライフ重視型」に変更する、と言ったように自身の都合により勤務条件を変更することができます

この制度を導入することにより、社員は自分の最高のモチベーションを維持しつつ、一人一人の生産性を高いまま保つことが可能になります。

(2)株式会社ZOZO

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株式会社ZOZOの代表取締役である前澤氏は「人を喜ばせ、結果としてそれが事業になり会社が発展するというのが本来あるべき姿なのではないか」という考え方をしています。強制された労働では、人を喜ばせるという意識を社員が持つことは難しいので、社員自身が仕事を楽しむ必要があります。

この会社では上に述べたことを体現するため1日6時間労働を許可する制度、『ろくじろう』を導入しています。『ろくじろう』では所定勤務時間は9時〜18時であるが、15時までに自分のチームメンバー全員がその日のタスクを完了させることができれば給料は従来通りのまま早めの退勤が認められます

この制度を導入した翌年には、労働生産性は前年比で25%上昇。勤務時間が短くなることで社員同士の交流も活発化し、家族と過ごす時間が増えたと話す社員も多いらしいです。

(3)株式会社ビザスク

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株式会社ビザスクは「世界中の知見をつなぐ」こと、社会における「知識と経験の流通を変え」、新規事業が成功しやすい社会をつくり、社会を元気にすることをミッションとしています。この会社の主な事業は専門知識を持つプロフェッショナルに最低1時間から相談できるスポットコンサルティングのマッチングプラットフォームの提供です。

この会社の目指す姿とは『社員全員が目的にはコミットしているけれど自立していて自由なやり方で結果を出す会社』なので個人の事情に合わせて柔軟な働き方ができるよう支援を行っています。
 
この会社ではリモート勤務や子連れ勤務が可能なのはもちろん、なんと勤務時間やコアタイムが決められていないということが特徴です。

毎週月曜日のみ10時に全員が会社に集まり、今週実施する業務を報告したり、月に一度土曜日に全員でロングミーティングを開催し、その月の振り返りその月の振り返りと翌月の目標を話し合うことで勤務時間の自由度を担保しています。

おわりに

「気づかずにやってしまっている生産性の落ちる行動」いかがだったでしょうか。この記事を読んで自分の生産性、自分の組織の生産性とそれを上げる方法を再考し、それに加えて今回紹介したようなベンチャー企業にも興味をもっていただけたら嬉しいです。

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