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開催レポート:【Power PlatformでDX推進をスタート!】ツール活用事例とデジタル人材育成のポイントをご紹介

ー本記事は、2022年10月5日(水)に行われたオンラインセミナー「【Power PlatformでDX推進をスタート!】ツール活用事例とデジタル人材育成のポイントをご紹介」の開催レポートです。ー

<セミナー内容>------------------------------------------------------------------
【1】Power Platformとは?
【2】Power Platform活用事例
【3】パネルディスカッション

<スピーカー>--------------------------------------------------------------------
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
システム・ソリューション事業部 DXソリューション統括部 モダンアプリソリューション部 クラウドコンサルティンググループ
マネジャー
秋山 貴宏

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
ワークスイッチ事業部 デジタル人材開発部
亀井 駿汰
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DXの取り組みが加速する中、「推進できる人がいない」という課題を解決する一つの手段として、ノーコード・ローコードツールが注目を集めています。
非IT人材でも開発できるツールと認識されていますが、誰もが最初から簡単に取り組めるものではなく、育成も必要とされています。

本セミナーでは、数あるデジタルツールの中からマイクロソフト社が提供する「Power Platform」を活用しDXを推進した事例に注目しました。

▼セミナーグラレコ
※どんな内容かパッと知りたい方はこちらのグラレコで概要をご覧ください。


DXの鍵はローコードにある

今後5年間で予測される変化について、以下のようなことが言われています。
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・今後5年間で新たに作られるであろうアプリ数は5億個
 ー過去40年間に構築されたすべてのアプリを上回る
・モバイルアプリケーションの需要は、IT部門が供給できるよりも5倍の速さで増加
・2025年にはローコードが世界の潮流になり、市場規模は11,00米ドル
・70%の業務アプリケーションがローコードで開発されると予測されている
・85%の組織で技術者を見つけるのに苦労している
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IT人材が不足していくなかで、現場に合ったシステムを簡単に作れる方法として、ローコードソリューションはこれからさらに広がると思われます。企業としてはぜひ取り入れたいのではないでしょうか。

ローコードソリューションを活用するメリットを挙げるとしたら5つです。
・経費の削減
・専門性の需要を埋める
・短い開発期間
・最小限のトレーニング
・システム連携の問題を削減

ローコードソリューション「Power Platform」とは

ローコードソリューションの代表例として市​​場を牽引する「Power Platform」をご紹介します。「Power Platform」とはMicrosoft365やDynamics365やその他アプリなどと横断的に連携可能なローコーディングのプラットフォームです。「Power Apps」「Power Automate」「Power BI」「Power Virtual Agents」の4システムがあります。

それぞれのシステムについて簡単にご紹介します。

「Power Apps」…アプリケーション作成

「Power Automate」…自動化ワークフロー

「Power BI」…AIによるデータ分析

「Power Virtual Agents」…チャットボット開発

「Power Platform」を活用した業務改善事例

では、実際に業務を改善した事例を3つご紹介します。

①申請アプリ

申請フォームをPower Appsで開発、Power Automateで承認フローを設定し申請アプリを実現した事例です。複数製品の連携で承認履歴の保管を実現し、申請のヌケモレが減少しました。

②備品管理アプリ

Azure ADと連携して社員情報を取得し、備品棚卸し管理アプリを実現した事例です。表記揺れを防ぎ、マスタデータと一致させることに成功しました。

③旅行業向け来客管理アプリ

宿泊者情報、客室予約管理のアプリを作成して予約状況、チェックイン状況の確認を実現した事例です。恒久的なシステムは長期で考えつつ、今必要なものをサッと作ることができました。

「Power Platform」を使ううえでの疑問を聞いてみよう

「Power Platform」について、3つのテーマでパネルディスカッションを行いました。

Q1 推進するにあたり、ぶつかる壁は?

導入後フェーズと普及フェーズでそれぞれ壁があります。

導入後すぐだと、設定する際にエラーが出てしまうこともあります。
頼れる先として社内の詳しい人やベンダーさんと連携できるようにしておけると安心です。

普及フェーズにおいては、メンバーに普及しないという壁にぶつかることも。
フォロー体制を作っておく、参考例として事例共有をするなど、安心して聞ける体制を作っておくことがポイントです。

Q2 どのような人が使っている?使うべき

情シス部門で利用するケースもありますが、ぜひ現場で作って使って欲しいですね。

Q3 必要なスキル・学びは?

特別なスキルはなくても大丈夫です!
学び方は基礎を自己学習やトレーニング研修で身につけ、簡単なものから作ってみるのがおすすめです。数をこなすことで身についていきます。

Power Platformについてご関心・ご質問がありましたら、弊社にお問合せください。(弊社は10年以上日本マイクロソフト様のパートナーとして活動しております。)

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文・グラレコ/さーや
Twitter:https://twitter.com/sayaaan1582

※記載されている情報は公開日時点での情報です。

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