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EdTechが変える教育の未来 【@毎日1冊「教育」本チャレンジ2日目】
2日目です!!!!
本日はこちらの本を紹介します。
作者は佐藤昌宏さん。「EdTech」でかなり有名な方です。
学びの時代
今までは、大学入試などの試験があり、それにより学歴が生まれ、その学歴が評価される「学歴社会」でありました。
しかし、これからの社会は「学習歴社会」へ変化していくと佐藤さんは主張します。
つまり、今までの、一発入試は今の時代に必要な能力が測れないのです。
これからの時代では、「どのような勉強をしてきたのか」といった
学習の過程が評価されるだろうと。
例えば、中国では持っているお金ではなく、
スコアとして人の信用度を測る取り組みが行われているといいます。
教育にもこれと同じようなことが起こると予想されていて、学習の定点観測が行われそれがデータ化され、その子どものスコアになっていくとされます。
つまり、今の子どもたち、私たちに求められていることは「学び続ける」ことであると言えるでしょう。
テクノロジーとの向き合い方
日本は他の先進国と比べて、「エドテック後進国」だといいます。
自分は、この原因がお金の問題だと思っていたのですが、どうやら教育に対する資金は他の国と比べても劣らないといいます。
では、何が日本を「エドテック後進国」にさせているのか?
①インフラ設備が整っていない
テクノロジー導入に欠かせない、WiFi、機材の導入が著しく遅れている。
②学習者、保護者、教育者の理解不足
テクノノロジーに関しての理解が国民として足りていない。親としては、小さい頃からインターネットを使うことに否定的な親も多く、ITリテラシーが不足しているケースも目立つ。
インフラに関しては国!頑張ってください!としか言えないので、まず考えるべきは国民の理解です。
よく、学校では「人間の勘 VS テクノロジー」の構図が起こるといいます。
しかしながら、これは間違えで、「共存」の道を探るべきなのです。
テクノロシーは良くも悪くも、曖昧な部分がありません。
人間の勘にはその曖昧な部分を感じ取る力があります。
「エドテック」において重要なのがこの「共存」という考え。
仕事を任せるという考え方です。
また、「エドテック」が進むと
「Learning over education」「学びが教育を超える」と言います。
今までは、「学校」という場に参加し「教え」をこうことしかできませんでしたがこれからは、自分で学びを進めることができるようになります。
そうなると、わざわざ学校で学ばなくていいことも増えてきます。
そうなると、教師の役割も必然的に変わります。
ある校長の話が紹介されていて、こう紹介されていました。
教師にとって可愛い子は「先生教えて」と教えをこう子。そのため、教師が潜在的に生徒の自主性を阻んでいるのではないだろうか?
でも、時に子供が教師を超え、教師がファシリテーターになってもいいのではないか?
あまり、誇れる話ではないのですが、自分は黒板に字を書くことがものすごく苦手です。学校で働いている時にも、子どもに何度も指摘されました。そして、ある日子どもが自分に漢字ノートを見せてこう言ったのです。
「先生より上手にかけたよ!」
漢字ノートを見ると明らかに字が上手になっていました。自分は何も教えていません。
自分が思うに、「知識で子どもにマウントをとろう」とするのはすごく傲慢であると思っています。子どもの信頼は、知識ではなく「人間くささ」で得たいと思っています。
教師としては、教えるというよりも引き出すことが目的であると思うので、今回の事例を紹介させていただきました。
もちろん、その後、指導主任の先生に板書の指導を丁寧にしていただきました。感謝しております。笑
まとめ
今回の本では「エドテック」に関して様々な事例とともに紹介されていました。
特に、コロナで学校に行けない今、オススメの本です。
本を読みながら、考えたことが、
・「エドテック」が一つの手段にすぎないが、広げる手段の数が爆発的に増える。
・「エドテック」を用いることはこれからを生きる子どもたちの学びにとって、かなりよい手段である。
この2点です。「エドテック」はあくまで手段です、戦でい所の武器ですが、それがもう強すぎる武器であると思います。
ちょうど、織田信長が火縄銃を導入して戦に勝ったように、今の時代には欠かせない武器であることが間違えなく、剣を用いて戦に臨むのは明らかに不利であります。
他の国では、すでに銃を使う子どもで溢れ、さらには銃を作る子どもまでいます。
一方で、日本ではなかなか銃が学校に届かず、必要な弾も届かないため、今までの剣の使い方を教えるしかありません。
中には、家には銃があるというケースがあり、家で銃を扱うのに、学校では剣を使う。というケースも起きています。
もちろん、剣を使った方がいいシーンもたくさんあります。そこは、伸ばしていきたい部分ですが、時代の流れを考えても変化に対応するものが生き残る世の中であります。その際に「銃」を使わずに戦に挑むのは無謀ではないかと思います。
2日目無事終了です!!! 今後ともよろしくお願いします!
最後までお読みいただきありがとうございます😝
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