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心理学コラム⑦メタ認知
「私を思う、私」のような、自分自身の活動をモニタリングする機能が私たちには備わっており、これをメタ認知と言います。
自分は正義感が強い、自分はだらしがない、自分は人付き合いが得意あるいは苦手などなど、自分が持つ特性を理解する力とも言えます。
自分の特性を知った上で、どう生きやすく工夫していくかという力にもメタ認知の働きが必要になります。
皆さんは自分のことをどれくらい理解しているでしょうか?
心理学コラム⑥人の態度
ある対象に接すると、間もなくそれに対する最初の態度が形成されます。
その最初の態度は、表面的に見える幾つかの側面によってのみ形成されます。
人は、思考内容の一貫性を高めようとする傾向が強いので、最初に形成された態度を支持する事柄は重視されますが、それとは一致しない側面は無視されるか、逆の方向に再解釈されます。
そのようなプロセスを繰り返すうち、最初にもった態度をさらに強くなっていき、心理学者の
心理学コラム⑤幸福とは
幸福とは何でしょうか?
毎日目が覚めること、食事が取れることを幸福と感じる人もいれば、家族や友人と過ごせることに幸福を感じる人、社会的地位や経済力を得ることに幸福を感じる人もいます。
幸福は文化、人、時間によって異なりますが、自分が今幸せであるかどうかは答えることができます。自分が感じている幸福を、主観的幸福感(subjective well-being)と呼びます。
古い研究ですが、And
心理学コラム③病気と偏見について
「病気」や「異常」の概念は、単に心身のある生理的機能障害に由来するだけでなく、偏見と結びついた社会的表象(social representation)でもあります。
梅毒は発疹が全身に現れ、認知機能に障害が起こるとして数百年にわたって人々に恐れられました。
また、鼻が崩れるという特徴的な症状があり、梅毒を恐れるあまり、鼻に欠損や異常がある=梅毒の印=性的不道徳さ、不浄の証拠として、ステレオタイプ