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死海に行くためにEL AL航空使ったら空港から出発するだけで壮絶だった話


こんばんは、旅好きのふーくんです。

人間誰にでも、一生に一度は行ってみたい場所は多かれ少なかれあると思います。世界5大陸に足を踏み入れたい自分には、世界中に一生に一度は行ってみたい場所が沢山あります。

死海 -Dead Sea

恐らく誰もが義務教育の社会科の授業の中でこの言葉を耳にしたのでは無いかという位の湖

世界一海抜の低い場所であり、塩分濃度が高いことからどんなカナヅチでも浮くことができる凄い場所。。。

それを聞いて、死海という言葉は当時小学生だった自分にはインパクトが強過ぎて、一回でいいから行ってみたいなと思うと同時に、カナヅチでもホンマに浮くんかいなというちょっとした疑問を解決するべく訪れたい気持ちが強くありました。


そんな場所に行くべく、長い時を経てその願いは叶いました。

夏休みを利用して、イスラエルに飛んだんですが

結論から言うと死海は、本当にカナヅチでも浮きました。死海の水は、口に入れるもんじゃない、塩分濃度が高すぎてもはや苦味の極み、、、

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とても綺麗な景色と、浮いたときの興奮は絶対に忘れないと思う。

それぐらい行きたいと願っていた場所だったから、、、


でも、今回は死海に行くためにイスラエルの航空会社であるEL AL航空を使って、香港国際空港からテルアビブのベン・グリオン空港に向かったのですが、
壮絶な体験をしたので、紹介出来ればと思います。。。


EL AL航空

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この旅を計画するまで、名前も聞いた事もなかった航空会社なのですが、

どうやらイスラエルの航空会社

これがまたネットで口コミを調べたらすごい


ぜひ使う予定がある方は上にリンクが貼ってあるので調べてみて下さい


でも、よくよく考えたら
降り立つはイスラエル、ベン・グリオン空港

この空港は出入国が世界一厳しくて大変と、折り紙つきの空港


だから、どの航空会社だろうが大変なんじゃと思ってたけど、百聞は一見に如かず

でした、、、

ベン・グリオン空港に行くどころか、香港国際空港から飛行機に乗るだけでもかなり大変でした


まず口コミで見た空港到着は4時間前を推奨してる航空会社

冷静に考えて欲しいんですけど、だいたい2時間前ですよね

最近、飛行機が、空港が大好き過ぎてマイル修行している人や空港ラウンジを堪能している友人がたくさん周りにいるので、そういう人はもっと早く行くのかもしらんけど。。。


しかし、3時間前位に着くと、余裕で始まってたチェックイン手続き

まずカウンターに数人ほどしか並んでいないので、やっぱり早く来なくて良かったんじゃないと思ったのも束の間

油断はどんな時でもしてはいけないですね


カウンターの近くには銃を持った屈強の兵士が二人

既に不気味、、、
何でこのチェックインカウンターだけ⁇

チェックインカウンター前で並んでいると


一人の優しそうな航空会社の人から声をかけられて、パスポートを見せると


oh,Japan‼︎コンニチワ笑

と笑顔対応


この時はこの後起きる悲劇を想像すらしていなかったが
チェックインカウンター前にある謎のテーブルで尋問が始まったのである

笑顔で気さくな航空会社の人に、出迎えられ完全に油断していた、、、


やっぱり余裕やんと油断したのが悪かった


ここから英語で質問攻めにあう

どれくらい香港にいるの⁇

何をして働いているの⁇

仕事場所はどこ、名前は⁇

働いてる証拠を見せて⁇
(名刺を持ってくつもりだったのですが、うっかり忘れてしまったのが痛かった、、、名刺を持ち歩くことをお勧めします)

住んでる家はどこ⁇

一人で住んでるの⁇

荷物は自分で作ったの⁇

誰からか荷物頼まれてない⁇

イスラエルに友達はいる⁇

友達や同僚にイスラエルに行った人はいる⁇その人から行くよう勧められた⁇

イスラエルは初めて⁇

旅行の目的は⁇

イスラエルの後はどこに旅行するの⁇

イスラエルのどこに行くの⁇

何でイスラエルに行くの⁇他に色んな国があるじゃん
(そっち行ったら良いのにと促される、、、
この質問に対しては素直に中東って漠然とイスラム国家が多くて、イスラム国家に行って、イスラム教を感じたいと言うのは危険なのとそこまでの英語スキルがなかったので困ったよね)
死海に行って浮きたいんだよと、あくまで観光なんだと強く通したけど、、、


ここまでは
拙い英語の返答にも笑顔で対応してくれていたけど、向こうから屈強な女性航空会社の方も乱入


また同じ質問を繰り返し聞かれる


あ、つじつまが合わなかったら怪しまれるやつっていう噂のやつだ、噂通りだなと思ってたら

英語がうまく伝わらないのと

仕事場の名刺を忘れてきたためか、
証拠がないならわたしには納得できないの一点張りをされて
なかなか先に進まない、、、

さっきの優しいお兄さんとは違ってこの人は手強くて厳しいなと思っていると

携帯で仕事の風景の写真を見せるしかないと思い、見せるとiPhoneの位置情報がなぜかそこから離れた場所で
さっきあなたが話してくれた仕事場所と違うけど、この場所は何⁇

とそこを突っ込まれる

あれ、雲行きがあやしいぞー


さらに


あなた、イスラエルのテルアビブに行くって行ったけど本当にそこしか行かないの⁇
テルアビブと死海だけ⁇

と、あたふたしてる私に詰め寄る

死海に行きたいんだよ‼︎

だから、イスラエルに行きたいんだってさっきの人に言ったやんか

と答える


あなた、明日の夜にはキプロスに行くのに死海なんか行く日にちがないでしょと


詰めてくる


キプロスの後にレバノンとヨルダンを旅行してからイスラエルに戻って死海に行く予定だが、それはイスラエルとあまり良い関係の国ではないので言わないようにしてたのが不味かった


一気に怪しまれ、終いには


ちょっと待って、日本語話せる人に電話するからこの人とやり取りしてと三人目の電話越しの尋問官登場

日本語で同じように答えていくも

やはり三週間弱も滞在するのに、キプロスからイスラエルに戻ってきて、テルアビブで死海に行く以外予定立ててないの⁇

三週間は長すぎない⁇



この一点をやたら聞いてくるので、仕方なくイスラエルにキプロスから戻ってきたら他の周辺のレバノンとかにも行こうかなと考えてますと白状する


旅は予定を立ててからして下さいね、と忠告を受け、
さらにレバノンって名前が出ましたが、何しに行くの⁇

レバノンのような中東の国は初めて⁇


と今度はレバノンをやたら掘ってくる

レバノンはイスラエルの入国スタンプがあると入国できない国である


そこを気にしてくれたのかもしれないが、


レバノンは世界遺産があるのでそこに行こうかなと考えてます


と答えるとレバノンの件は納得してくれた

おーやっと終わるかなと思いきや

今度は荷物について尋問が始まる

あなた三週間も旅行するのにバックパック一個は少なくない⁇


洗って使い回すんで大丈夫ですと答えるも

以前からそんなバッグパック旅してるのかと怪しまれる


はい、と答えると

じゃーそうやって中東の国周ってきたんだと言われる


いやいやだから中東の国には行ったことないって言ってるじゃんか

と答えるも


そうでしたねと白々しい回答

とんでもねえなー
と思ってたら

ようやく尋問から解放され


数メートルのチェックインカウンターまでの距離に30分もかかってた事に気づく

いやすごいわやっぱりと思いながら航空券を手に入れ、出国手続きを済まし、いよいよ搭乗してHave a nice tripとなるはずだった、、、


無事にチェックインを終えて、ボーディングタイムまで時間を潰し、いざボーディングタイムになったので搭乗列に並んだ

しかし

第二の試練

搭乗列に並んでいると
パスポートに貼られた紙を見て、あなたあっちの部屋に行ってと搭乗を拒否される


確かにイスラエル人じゃないと見るやチェッインカウンター前の尋問テーブルでパスポートに紙を貼ってたなと思い出した

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あれれ⁇

おかしいな、さっきはEnjoy Israel's trip‼︎って言われたのになーと思ってると

貴重品をカバンから取りなさい

そして、カバンを全てこのカゴ(檻のようなもの)に入れなさいと促され


そうすると私のカバンが入ったカゴは
航空会社の人にどこかへ持ってかれてしまう
自分の荷物が入ったカゴは完全に自分のいる場所からは確認できないほど遠くに運ばれてしまった、、、

そこに座りなさい、今から身体検査するからと


入念に体や靴の中、携帯、財布の隅々まで赤外線検査棒でチェックされる
財布の中に入っているカードや紙幣一枚一枚も取り出して入念にチェックしてから
何かスられるんじゃないかって警戒したよね、、、苦笑


そして待つこと20分


ようやくカゴが戻ってきて荷物が返され

Thank you for waiting,Enjoy your trip‼︎


と飛行機へ通されたのである


もちろんカバンの中を確認すると、ぐちゃぐちゃに荷物が入れられ
1つ1つ開けて同じように検査棒でチェックしたんだろうなと分かる形跡が

こんなに無残にバックに荷物詰めてないけどな、、、
と悲しくなりながら飛行機へと急かされるのであった、、、


いやー
噂に聞いていたけど、想像以上の壮絶な出国体験でした


テルアビブ入国も壮絶だと聞いたのですが
到着の次の日の夜には、キプロスに行くので、キプロスまでの乗り継ぎという事で通しました

もちろん
No stamps,please
は忘れずに言うつもりだったのですが、


じゃないとレバノンに入国出来なくなりますからね

そしたら、案外滞在場所を聞かれるのと、キプロスへの航空券を見せたら
あっさり入国できてしまった、、、

あれ⁇
入国の方が簡単じゃねえ⁇


と思ってしまった、、、

EL AL航空は、今年2020年より東京からの直行便も出るそうなので、
ぜひ日本からでも行きやすくなる機会に行かれてみてはと思います

直行便で約11時間のフライトをお楽しみください笑


読んでいただきありがとうございました

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