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読書することは夢をみること

『プラットフォーム』。2周目の読書。僕は過去に読んだ本をあまり読み返さない。

読み返したいなとは思うんだけど。実際読み返すことはまれ。

とは言っても最近は2冊立て続けに再読している。『プラットフォーム』と宮本輝『錦繍』。『プラットフォーム』の再読はタイ旅行が契機になっている。宮本輝『錦繍』は草津旅行が契機になっている(『錦繍』の冒頭で描かれるのは蔵王。僕は蔵王旅行をするつもりだった。しかし、急遽行き先は草津に変更になった)。

小説のなかで描かれている場所。読者がそこに訪れたことがない場合、地名はただの記号になる。読者は、筆者の描写だけを頼りに、行ったこともない街の風景を思い浮かべる。そう考えると、小説を読むという行為はひじょうに奥深い。脳内でどのような処理がおこなわれているのだろう。どうして私たちは行ったことも見たこともない場所をイメージすることができるのだろう。

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