2024年3月の記事一覧
短歌五十音(こ)小池光『小池光歌集』
はじめに
今回紹介する歌集は砂子屋書房さんの現代短歌文庫『小池光歌集』です。
私がよく砂子屋書房さんの歌集を取り上げるのは、その作者の昔の歌集を手軽に、しかもたくさん読める(一冊に歌集二冊分ほどの歌が収められている)からです。
今回の小池光さんの歌集も第一歌集『バルサの翼』、第二歌集『廃駅』が収められています。
恥ずかしながら小池光さんの歌をこんなにたくさんじっくり読むのは初めてでした。
読んで
短歌五十音(け)建礼門院右京大夫『建礼門院右京大夫集』
好きぴが、平家で、都落ち。「建礼門院右京大夫集」は、平安時代の末期から鎌倉時代初期にかけて生きた建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ)の歌集です。
歌集と言いつつ、めちゃくちゃ文章が添えてあり、日記文学とも言われており、建礼門院右京大夫の一代記でもあります。
この記事では、「建礼門院右京大夫集」を現代を生きる皆さまに親しみを持って読んでいただけるよう、超訳を添えるとともに、登場人