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映画感想文まとめ

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映画が好き。時々ドラマ感想文も入ります。
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#映画感想文

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

泣いたー。
というか、実は昨日これを見ている途中で、フィルマークスには星なしで記録していた。

「なんだー、タイムトラベラーの話か〜」
「なんとなく「恋はデジャブ」にも似てんなー」

なんて思って。
違うのは、ビル・マーレイは仕方がなく同じ1日を繰り返すのだけど、こっちは主人公が自由に(未来には行けない)時間を行き来できること。人生のもっもっと長い時間が描かれているところ。

で、娘たちが学校から

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釣りバカ日誌 【愛だ】

釣りバカ日誌 【愛だ】

愛について考えてた。
なんて言ったら、おかしいかな。

その答えのひとつを、きのうの深夜
目の当たりにした気がしたんだ。
Netflixでなんとなく再生ボタンを押した「釣りバカ日誌」で。

ハマちゃんは、愛だ。
そう感じたんだ。
どこが、なにが。
ハマちゃんという存在そのものが。
釣りを愛しており、魚を愛しており。もちろん釣りのことばっかで仕事はしない重症なので「バカ」でひとまとめ。それがおもしろ

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ホームアローン【今年も泣きました】

ホームアローン【今年も泣きました】

さてクリスマス毎年恒例金曜ロードショーといえば「ホームアローン」。クリスマスといえば「グレムリン 」も「ダイハード」もあるのに…とか去年ぶつくさ言いましたがごめんなさい!
やっぱりクリスマス映画の王様は「ホームアローン」だと思う!今年も泣いた。ちゃーんと泣いた。

なんてったってやっぱりクリスマスは海外のものなんだなっていう、気持ちにさせられる。そのムード、完璧なクリスマスムード。日本ではここまで

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スイート・マイホーム 【家のホラー】

スイート・マイホーム 【家のホラー】

※内容の重要な部分に触れますので、ご注意です。

家ってけっこう音がしますよね。
自分の家を持ち、住み始めてから初めて意識するようになりましたが、けっこう鳴るんですよね。

木造だと湿気とかでも鳴るらしく、一度なんか、大雨の日に壁の中からあきらかに雨漏りしてる音がして。建ててくれた大工さんに相談したら、雨が降り込むはずのない場所だと判明し「湿気で木が膨張して鳴ってる」と言われ驚いたことがあります。

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今夜、ロマンス劇場で【似ている芸能人】

今夜、ロマンス劇場で【似ている芸能人】

先日同僚から

「ねぇ!一瞬あの人に似てると思った!」

と唐突に言われ

「誰ですか?良いのお願いします」

と圧かけながら逆にリクエストしてしまった。笑
何を言われるのかと(普段身内からは、ろくな人に例えられないので)身構えておりましたら

「あの、SK2の人!綾瀬はるかさん!」

と言われ嬉しくて思わず叫んでしまうところでした。
ちなみに桃井でもなかった!笑
綾瀬の方!

実は10年ちょっと

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バーバー吉野 【わたしの黒歴史】

バーバー吉野 【わたしの黒歴史】

朝8時。わたしはすっぴんに赤メガネ、髪をひっつめて上下部屋着のスウェットという出立ちで友人加藤の家を訪ねました。
インターホン鳴らすと玄関ドアが開き、わたしを見た加藤は一言

「オマエ。もたいまさこか?」

前日の夜、加藤のアパートで飲みすぎたわたしは、ほとんど記憶のないまま家まで帰ったのです。記憶はないものの、目覚めた時「きのう絶対あかんことした」という確信だけはしっかりありました。

恥と不安

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真珠の耳飾りの少女 【二人の関係は】

真珠の耳飾りの少女 【二人の関係は】

知識を入れても右から左、海馬がイカれてるわたしでも「これくらいは知ってるよ」という名画、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。その作品にまつわるストーリーの完全妄想再現映画です。

話のポイントはこれです
「フェルメールとグリートは、二人でアトリエにこもって何をやっとるのか」

感性のある彼女は、顔料の調合まで任されもはや助手なのですが、絵の具混ぜるのに丸一日とか時間かからないでしょ〜!残った時間

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シザーハンズ 【久しぶりのファンタジー】

シザーハンズ 【久しぶりのファンタジー】

中学生時代の黒歴史の一つといえばプロフィール帳。

その “好きな人”の欄には多分「ジョニー・デップ」って書いたと思う。

若かりし頃のジョニー・デップのその美しさときたら。今でもグーグル検索とかでたまに検索して「眼福〜♡」なんてしています。暇人です。

だから、好きなタイプ=ジョニー・デップ、で全然問題ないのだけれど。

しかし当時周りの中学女子たちに、“ジョニー・デップ”ってあんまり伝わってな

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夢 【20年ぶりの夢】

夢 【20年ぶりの夢】

黒澤明監督の「夢」は、わたしと妹のお気に入りだった。小学生だったわたしたちは飽きもせず、そのVHSを何度も、何度も見た。もちろん始末屋の母のことだ、家にあったそのVHSというのは購入したものではなく、ダビングか録画のものだったと思う。

当時、実家のテレビボードは録画VHSで溢れかえっていた。最初は母が「ドラえもん」や「となりのトトロ」などを録画したものが数本だったが、操作を覚えてからは録画VHS

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ローマの休日 【モノクロ名作映画について】

ローマの休日 【モノクロ名作映画について】

映画は好きだがほとんど白黒映画を観たことがない。今まで何度か見たのだけど、余計なことを考えてしまうのだ。例えば、白か黒の濃淡しかない画面を見て
「ほんとは何色着てたんだろう〜?」
とか思ってしまって。没入できない。

大学に入ると、選択科目に映画関連の授業があり、わたしは迷わずそれをとった。講師の先生は脚本家だった。その先生が
「今日は『市民ケーン』を観ます」と言った。

「この『市民ケーン』は現

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JUNK HEAD 【鷲づかみにされた】

JUNK HEAD 【鷲づかみにされた】

以前「気持ち悪いから消して」
と娘に言われ、それ以降見る機会を逸してしまっていた「JUNK HEAD」。

わたしとしてはこの、ストップモーションアニメのスーパァウルトラ級作品を「ぜひ子どもたちに見せたい!最高!」と思ってのこと(サービス)だったのですが。親のエゴだったらしい。
確かに、「無機質ボロボロエイリアン不明言語ストップモーション」映画ゆえ、何も知らん子どもたちには “奇妙” の一言でしか

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ザリガニの鳴くところ 【湿地暮らし】

ザリガニの鳴くところ 【湿地暮らし】

原作がとてもおもしろそうですね。
なんでも、世界的に大変有名だそうで。

映画としては
なんか、言いたいことあんまり湧いてこない。
なんか、うん。
変なツッコミどころもないし。
考察するほど謎もないし。
湿地の大自然がめちゃくちゃ綺麗なのと
テイトが本当にいい青年で。
ストーリー的には懐かしい感じがし。
(舞台が1960年代と古いのもあり)
茶化したくなるような内容でもないですし。
唯一ラスト、う

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作家マゾッホ・愛の日々 【やっぱ愛でしょ!】

作家マゾッホ・愛の日々 【やっぱ愛でしょ!】

アマプラ徘徊してたら出てきた
「作家マゾッホ」。
パッとイメージで
マゾっ気のあるゴッホが脳裏に。(単純)

「これは芸術家の話や。」
と謎の関西弁で言い聞かせるようにして
見始めたわたし。

「あなたの言うことならなんでも聞きます」と急にマゾッホ。いや、最初の誘い文句は「あなたは文才もある。あなたを作家にしたい」これじゃなかったんけ?文通相手を熱烈トークで自宅にご招待。さらに急にお膝に接吻したい

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光の旅人 K-PAX 【タイトルがイマイチなのでは】

光の旅人 K-PAX 【タイトルがイマイチなのでは】

医者、殺人犯、はたまた優秀な交渉人。
娘の友人に恋心を抱いた筋トレおやじか。
謎の黒幕…「ロロ・トマシ?」

なんでも演じられる彼です。
もちろん
宇宙人役だって悪くありません。
ちょっと首を傾げるしぐさ
あのふわふわした歩き方。
はぁ。やっぱり懐かしい
ケヴィン・スペイシーだ。

見てみて思った。
見たことあった。笑
記憶から抹消されてた。
わたしも彼と同じかもしれない。
面白いのに。
ちょっと

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