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雑記

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名前を知らない大好きな人たち

嬉し泣きなんて、いつぶりにしただろう。

大学に入ってから、色んなことがしんどくてたまらなくて、日々泣くことでしかその感情を処理することができなかった。涙が止まらないのは自分が弱いからで、何にもできない自分が情けなくて、仕方なかった。

だから、嬉し泣きなんて、もう、いつぶりにしたか分からなかった。

その嬉し泣きの理由は、名前も知らない、でも毎日のように会っていたタクシーの運転手さんたちが、私を

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格差の優劣

松本杏奈さんが叩かれている件について少し思うことがあったので書きます。

松本さんは、徳島からスタンフォードに進学したことで、最近注目を集めてる人。海外大に進学する人なんてそうそういない四国。そんな地方格差がある中で自分で情報を収集して、やっと自分がいられる環境が見つかったと、これまでTwitterをはじめとして様々な媒体で発信をしてこられた。

愛媛県の中でも人口減少が著しい南予地方出身の私にと

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どこでもドアと、他者との関係性。

ドラえもんにしばしば登場する「どこでもドア」。
もしこれが現実にあったら?とちょっと想像してみた。(仮定の話として、今のスマホみたく、ほぼ全家庭にあるもの、としてみる。)

1.メリット

何と言っても、移動が極端に簡単になる。

例えば日常の買い物。10キロのお米を買ってもそれを自転車の荷台に括り付けてきつい坂を上って帰る、なんてことはしなくていい。ドアを開けばすぐそこが家。
車を使う必要もない

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〇〇人とは何か

私には大好きな叔母がいる。
どんなところで怒るか分からなくて、私はいつも導火線に触れないように探り探り話すけれど、導火線に触れない範囲なら会話を楽しめる人。
何でも自分の話に持っていってしまう父とは違って、同じ話の中で膨らませながら一緒に盛り上がってくれる人。

2割くらい好きになれない部分があるけど、8割くらい好きな人。

けれど、先日の発言は、あまりにも衝撃的で、その2割と8割の関係がひっくり

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覚えてもらえるということ

覚えてもらえるということ

1年ほど前に書いたこの記事。

3000字超にわたる長ったらしい書き残しだが、簡単に言えば
「中高6年間にわたって使った駅のタクシーの運転手さんが、3年ぶりに見る私を覚えていてくれた」
ということである。

今夏も同様に声をかけてもらって、あ、これこそ私が求めていたものだ、と改めて思った。

しかも、声をかけてくださるにとどまらなかったのが、一昨日のこと。

就活で本州に1日だけ行くために、駅まで

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