シェア
ぽんちゃん
2021年3月5日 00:46
男とは女を守るものだ。そう教わった。今まで俺は、適当に生きてきた。うっかり穴に落ちた事もあれば、夜な夜な宴にも参加したし、自由気ままに宙を舞う事だってあった。そんな俺を変えたのは、一人の女との出会いだった。それは運命の出会いだった。その日から俺は、彼女を守ると誓った。彼女の安全を最優先に考え、彼女が安心して暮らせるように努力した。そんな俺に対して気安く接してくる奴もいたが構わない。
2021年3月7日 15:28
温かい。いや、そんなはずはない。安心する。何故だ。まさか本当に。ああ、そうだったのか。それなら、安心して死ねる。「生まれ変わりって信じる?」突拍子のない言葉に僕は内心いらだちを感じていた。彼はノウという。事あるごとに僕にかまってくる。僕は彼を疎ましく思っていた。そんな彼に言われた言葉が僕には聞き流すことができなかった。僕は父親の顔を知らない。僕が生まれる前に亡くなった。僕
2021年3月11日 22:07
私は二階に住んでいる。お気に入りの帽子をかぶっている。人に見られる仕事をしている。私にはライバルがいる。彼は一階に住んでいる。彼もお気に入りの帽子をかぶっている。私たちはいつもスポットライトの取り合いをしている。私が注目される時があれば、彼が注目される時もある。でも私は彼とは違う。私は彼より魅力的だ。彼を見た人々は足を止めずに去っていく。私を見た人々は足を止めてくれる。まる