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読書日記124「まんが パレスチナ問題」−山井教雄
いつかちゃんと勉強しようと思っていたことの1つがパレスチナ問題だった。まんがであれば理解出来るかもしれないと思いこの本を手に取ることにした。
いきなりパレスチナ問題の話に入るのではなく、まずは宗教の話からだった。その後も自分がイメージしていたパレスチナ問題の時期よりも遡った歴史の説明が続いた。自分が今まで聞いてきた説明の中で1番分かりやすいのがこの本だったが、それでもまだ理解出来なかったというの
読書日記122「磯田道史と日本史を語ろう」−磯田道史
著者の対談をまとめた形式の本だ。歴史の専門家だけでなく、俳優や医師などさまざまなジャンルの人との対談だった。
内容はもちろん面白かったが、それ以上に驚いたのが、対談によって話の幅が広がることだった。今までも著者の歴史に関する広く深い知識に驚かされてきたが、対談によってよりその幅が広がっていた。色々なことを知っていると幅が広がるから色々なことを経験してみなさいとよく言われるが、こういうことかと納得
読書日記121「わたしの幸せな結婚 八」−顎木あくみ
前回よりも短い間隔で新巻が出たと思っていたが8ヶ月も空いていたらしい。時間の経過に驚きつつ、この本を手に取った。
この本の半分くらいは清霞が軍に入る経緯が描かれている。清霞の周囲の人間は清霞に進路を自ら選択させようとするが、清霞はそれを突き放されたように感じてしまうという内容だった。
自分も学生の頃、進路は自分で決めるようにと言われたが、当時その重要性を分かっていなかった。でも、今となっては分か
読書日記120「時代を生きた女たち」−植松三十里
「帝国ホテル建築物語」を読んだ後Amazonにおすすめされたこの本を読むことにした。全部で35人が紹介されていたが、自分が読む前から知っていたのは11人だけだった。既に知っている人物でも知らないエピソードを学ぶことが出来、興味深かった。
この本を読んで1番印象に残った人物は、沢田美喜だ。学生の頃史料集の端の方に小さく紹介されていて、知ってはいた。当時も興味を持ち、電子書籍で調べたが、あまり詳しい
読書日記119「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」−若林正恭
著者の本を過去に2冊読んだことがあり、この本も読もうと思っていたのだが、電子書籍化されておらず、後回しにしていた。しかし、久しぶりに紙の本を買い、読むことにした。読書日記をつけるようにしてから初めて読む紙の本だ。
過去に読んだ2冊よりも先に出された本で、オードリーが急激に売れ始めたころを振り返って書かれた部分が多い。
自分が共感したのは「客観視し過ぎると楽しめなくなる」という部分だ。自分が人生
読書日記118「帝国ホテル建築物語」−植松三十里
どこか面白い企画をしている美術館はないかとXで探していたら「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」という展示があることを知り、予習としてこの本を読むことにした。
帝国ホテルには行ったことがあったが、自分が行ったことがあるのは3代目帝国ホテルで、この物語は2代目帝国ホテルの話であるとのことだった。帝国ホテルについても建築についても知識がない状態で読み始めたが、面白かった。
最初に読み始めた時
読書日記117「この世にたやすい仕事はない」−津村記久子
地元の本屋さんのおすすめの本コーナーで何を迷っていた時、この本がなぜか目立って感じられ、手に取ることにした。
主人公はずっと続けてきた仕事を逃げるようにして辞め、紹介された4つの仕事を転々としていくというストーリーだ。
自分が一番面白かったのは、おせんべいの包装に記載される豆知識を考える仕事だ。自分が普段おせんべいを食べる時にはさっと読むだけだが、この小さなコーナーにも色々な人が携わっているの