読書日記121「わたしの幸せな結婚 八」−顎木あくみ
前回よりも短い間隔で新巻が出たと思っていたが8ヶ月も空いていたらしい。時間の経過に驚きつつ、この本を手に取った。
この本の半分くらいは清霞が軍に入る経緯が描かれている。清霞の周囲の人間は清霞に進路を自ら選択させようとするが、清霞はそれを突き放されたように感じてしまうという内容だった。
自分も学生の頃、進路は自分で決めるようにと言われたが、当時その重要性を分かっていなかった。でも、今となっては分かる。自分の意思で物事を決めている方であるが、時々自分よりも確固たる意志を持って選択してきた人との差を感じる時がある。
残りの半分は日常についての短編集でほっこりする内容のものだった。再び次の巻を楽しみにしたいと思う。
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