読書日記122「磯田道史と日本史を語ろう」−磯田道史

著者の対談をまとめた形式の本だ。歴史の専門家だけでなく、俳優や医師などさまざまなジャンルの人との対談だった。

内容はもちろん面白かったが、それ以上に驚いたのが、対談によって話の幅が広がることだった。今までも著者の歴史に関する広く深い知識に驚かされてきたが、対談によってよりその幅が広がっていた。色々なことを知っていると幅が広がるから色々なことを経験してみなさいとよく言われるが、こういうことかと納得した。

DNAの話など、対談文章に注釈がついている場合もあり、後ろのページで後の研究で最新の研究成果が説明されていた。歴史の研究は史料が発見されない限りあまり大きな発見がないイメージだったが、研究に対するアプローチの分野で進展があると新しい発見があるということを学んだ。

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