創造的になる方法①
Pomoloです。新規事業やコンサルティングをやっています。
前回まで「デザイン経営」をテーマにNoteを書いてきました。
デザイン経営とは組織や企業を創造的にするための考え方です。
まだこちらについても書き足りないことや私が勉強しないといけないこともあるのですが、私のテーマは「どうすれば創造的になれるのか?」なので、組織だけではなく、個人としても創造的になる方法もまとめていきたいと思います。
組織・企業が創造的になるためには個人が創造的にならないといけないのは当然のことですし、個人が創造的になるために社会全体が創造的になるにはどうしたらいいかというのも考察していきたいと考えています。
まずは私が見聞きした話や私の経験から個人が創造的になるためのTipsを整理していきたいと思います。
おそらく「創造性」をテーマに語るときは、そもそも創造的であるとはどういうことなのか?を定義しないといけないのかもしれません。
ただ、明確に言い切るのは難しいですし、人によって解釈も分かれてくるところだと思います。
私の定義というかイメージとしては、創造的であるとは、きれいな絵がかけたり、おしゃれな空間を創ったりだけではなく、「目の前の問題や達成したい未来に向けて、既存のやり方や前提にとらわれずに新しい発想で答えを作っていくこと」です。
私の解釈では、実際に何かすごい結果が出ていなくても、
・上記のようなモチベーションを持ち
・自分は創造的になれる自信を持つ
ことができればその人はすでに創造的である、と言ってもいいのではないかなと思います。
創造的であるとは、
「創造性への意思と自信」
ということです。
前向きな気持ちがなければ創造性の発揮はできるはずもないので、少なくとも出発点・前提として意思と自信は必要です。
自分の心の声に耳を澄ませて、自分の気持ちに正直であることが、前提となります。
創造的とは何か?という話と創造的であるための条件が少し混ざってしまいましたが、創造性とは客観的にこういう能力や状態というよりは、結局はマインドではないかという気がします。
客観性を重んじるなら、創造性を発揮した結果、他者にどれだけ価値を与えれたか?共感してもらえるか?お金を払ってもらえるか?などの指標が高ければ、創造的であったといっていいのかもしれません。
ただ、それだとあまりにも結果論的過ぎるため、どんな指標で測るかなどは話しても仕方ないように思います。
なので創造的であるとは、
「創造性への意思と自信が高い」
という言い方がよいでしょう。
既存の枠組みや考え方・やり方にとらわれず、自分に自信を持って前に進む力こそ創造性であると私は考えます。
また、創造性の条件としては、自由に発想できることも必要です。
自由の国と呼ばれるアメリカから新しいサービスや企業が生まれてくるのも、「自由」という価値観があってこそではないかと思います。
逆を言うと、日本という国はいろんなしがらみが多くて、安定はしていても不自由で、新しい発想が生まれにくいという側面もあるのではないかなと思います。
漫画家とかYouTuberとかいわゆる個人的なクリエーターと呼ばれる人は創造的である反面、組織としては創造的な価値が生まれにくいですし、漫画やアニメのフォーマットや仕組みは海外発だったり、YouTubeというプラットフォームも日本からは生まれていません。
人間関係とか社会的なものが入ってくると不自由になって創造性が損なわれるのかもしれません。
少し偏見も入りますが、社会から切り離された漫画家やYouTuberという人たちが海外から見た日本のクリエイティブな印象を作り上げてあると考えると少し皮肉な感じもします。
少し話が逸れましたが、日本で自由で創造的になるには少し社会から距離をおくとか、しがらみを断って考えてみるということも必要なのではないでしょうか。
佐宗邦威さんも「直感と論理をつなぐ思考法」の中で、「他者モード」から「自分モード」に切り替えて、他者の気持ちはおいといて、自分の気持ちを優先して考える時間を持つことで創造性を高めようということも言われているので、どうすれば現状のしがらみから自由になれるのか?を考えてみるのもいいと思います。
私はスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学のスピーチを聞いたり、アップルのクレイジー宣言の本や動画を見たときなどに自由な気持ちを思い出せる気がします。
あとはロックを聴いたり、ロックミュージシャンの話を聞いたりとかも自由に生きている人の生き様に触れることができます。
人によって色々あるかと思うので、意識的に、自分が何をしているときや考えているときに自由になれるか?を探してみてはどうでしょうか。
長くなってしまいましたが、今回は、創造的になるためには
・創造性への意思と自信を持つ
・自由になる
というマインド面での話をしました。
次からはもう少し具体的な思考法(アート思考・枠外思考・哲学思考など)やテクニック(観察・模倣・教養・多様なキャリアなど)のトピックについて話していきたいと思います。
ここまで読んで頂いた方がいればありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?