視覚的に恐怖を得られる場所
先日 美術館の存在が遠のく前に という記事で美術館について話しましたが、博物館も好きです。
ここで文章を書き始めるまでなぜ気づかなかったのか、自分が博物館が好きであるということに最近まで気づいていませんでした。
美術館同様、博物館も営業を再開しています。
今回は博物館に関するお話しをしたいと思います。
博物館とは
博物館といえば歴史にまつわる資料が展示されている場所です。
自然史、民族、技術など幅広い分野の資料館として、学校規模で訪れたこともあるのではないかと思います。
つい先日、「博物館と美術館の違いとは何か」と聞かれたのですが、博物館は歴史の資料となるものが展示されている場所であり、美術館は人が創造的に生み出した芸術作品が展示されている場所であると説明をしました。
考えてみた
今まであまり深く考えたことが無かったのですが、ここで文章を書いていることでようやく気付かされました。
私は博物館が好きです。
なぜ気づかなかったのか、無意識でしたが年に1度は博物館に訪れているような気がします。
ではなぜ好きなのかという点についてですが、あの静かな空間が好きであるということはもちろん、やはり展示物です。
実は今週も博物館に行く予定なのですが、今回の展示物はミイラです。
おや?
「博物館が好きなのではなくて、ミイラが好きなのでは?」と、前からここを読んで下さっている方であるならば思ったはずです。
本当に無意識ってこわいもので、小さい頃から変わらず今もミイラが好きなのかもしれません。
ミイラに関する記事⇒ 図書室のミイラ
なぜ好きなのか
私が博物館へ行く時は、大抵ちょっとだけこわいもの、もしくはノスタルジックで美しいものが展示されていることが多いような気がします。
・かつて見たことがないものを見てみたい
・立体物を見た時の感覚を楽しみたい
・ちょっと怖いものを見て恐怖体験をしたい
このあたりが私が歴史ある展示物を見るのが好きである理由だと思っています。
正直なところ、ミイラを恐怖という表現に変えていいのか迷う部分もありますが、やはり何が出てくるかわからないワクワク感はあります。
(恐怖といえばお化け屋敷が定番ですが、なぜかお化け屋敷に興味はありません。※自らお化け屋敷を催してみたいという興味はある)。
例えば遊園地に行ってジェットコースターに乗って体感する恐怖ではなく、得体の知れないものを見て視覚的に恐怖を得る方が好きであるということです。
(いかにも普段から身体を動かしていない人間の考え方ですね)。
頭と心の中では 恐怖→快感→美しい この繰り返しです。
ところでなぜこんなにも「恐怖恐怖」と言っているのかと言うと、今週行く博物館で催されている展覧会は、今まで見てきたミイラ系の中でも最も恐怖で特殊な展示物であると予想しているからなのです。
ミイラを見たことで精神に異常をきたすようなことがあれば、またここでご報告いたします。
次の記事⇒ 人々はなぜそこまでして城を見に行くのか?
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