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読書記録5 母のススメ

『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』

著者:中村恒子さん、奥田弘美さん

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「読んでみる?私はまだ読んでないけど」と、母にすすめられて読みました。気楽に生きていくためのおばあちゃんの知恵袋ということで、読んだ後はなんだか少しスッキリした気がします。

特に私は仕事への向かい方、生きる上での不安について考えるいいきっかけになった気がします。正直、もう今すぐにでも仕事を辞めたいなと思っていました。ただ、今の状態で転職は難しいし、他の人から権利だしすぐには辞めないでとりあえず休みなよと言われて休職をしていたわけなのですが、まぁ今はこの状態に身を任せてもいいかなぁと思えて、休職をしている自分をさらに受け入れられた気がします。これから十分休んで元気になって、今の教員の仕事をやりたいかやりたくないかじゃなくて、やれるかやれないかで続けるかどうか決めてもいいのかな、と思いました。

どうしても教員を続けていると、熱意が必要とか、子供への愛情が必要とか、そういうことを考えてしまっていたのですが、自分にやれることをやれるようにやればいいのかなぁと思いました。大学生までのアルバイト時代は、大変だけど楽しいし、お金も稼げるしという理由だけで働いていたのに、なんだか教員になった途端、色んなことを考えすぎて疲れてしまっていた気がします。もちろん公務員だし、正規採用だしということからの責任感もあったと思いますが、必要以上に自分で自分をカチカチに固めていたような気がします。

今の勤務校では、他の先生方とは気楽に関われるし、仕事のやりがいも感じられて、子供との関わりも楽しいし、ちょっと大変でもそれを全部楽しめている自分がいたんですよね。でも、とある出来事一つで全部嫌になってしまって…自分がこの仕事をやっていて意味があるのかな?とか、守りたいものが守れるのかな?とかを考えて辛くなってしまいました。

そして、自分が持っていた「こうありたい」でいられなくなったと感じて、今まで自分を支えていたもの全部がボロボロと崩れてしまいって、一気に落ち込んでしまいました。

でもまぁこの本を読んで、人生はなるようになるし、今の自分にやれることをやって今を生きるのでいいんだなと思えてきました。

まだまだつらい症状が出ます。主治医の判断で休職期間ものびます。気分の浮き沈み、不安感からか、胸の痛みや違和感を感じたり、だるさや不眠、食欲不振等もあるけれど、できることをやって今の私で生きていきたいですね。

今の私が昔のままではないように、今の私がこの先もそのままだとは思わない。今がどん底なら、この先は底ではない所に行けそうかな…。なんて思ったわけです。

そういえば昔はとても人間関係で悩んだけれど、最近は人間関係で悩まなくなりました。特に中学生の頃は学校に行くのも辛いくらい苦しくてどうしようもなかったのを今も覚えています。でも、今は変われているのが自分でもわかります。すごいことじゃないか。

またこの本を読んで感じたポジティブさを忘れてしまうくらいストレスを感じたり、不安になったりという時もあると思いますが、この本と出会えたことを思い出しながらちょっとずつ進んでいけたらいいなと思います。

自分がその時に感じたことをアウトプットするっていいですね。自分のことを客観視できて、心が落ち着く気がします。

ありがとうございました。ぽくこ

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