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父退院、そして有料老人ホームへ
約2か月の入院生活を経て、ようやく退院の日が来た。
私が父の顔を見るのも、約2か月振りだ。
久しぶりに会う父は、とても元気がなかった。
車いすに固定され
足はパンパンにむくみ
人としての自由を奪われていた。
病院内でうろうろされては困るとの事情はよくわかる。
よくわかるが、あまりに切ない姿だった。
おしゃべりだった父が
ほとんどしゃべらない。
目もトロンとしている。
気性の荒いところ
認知症の父のたどった2年間
2020年、サービス付き高齢者住宅から自宅に戻った父。
その時点で、アルツハイマー型認知症、中度との診断だった。
ひとりでご飯を作ることはもちろんできない。
家の中は危険がいっぱいだ。
とはいえ、本人が
「のたれ死んでもいいからここに住む!」
とすごい剣幕で言うのを、これ以上押さえることはできなかった。
そんな中私にできた精一杯は、
小規模多機能さんに父をお願いすることだった。
毎日