母のその後と、父のこと

母のことを書いていたら辛くなってしまい、書くことを続行できなくなった。

2015年に大腸がんステージ3を宣告された母。

治療を受け、体調がきついときも多々ありながら
元気な時は娘の私や孫のところにすぐ顔を出してくれて
イベントごとには今までと変わらず参加してくれていた。

友人たちとの旅行や外食も、
それまでよりかはペースは落ちたけれども
結構楽しんでいた。

そんな母だが、
2018年の4月、これ以上の治療は困難とのことで
全ての治療を終了した。

そのひと月後、まだその時が来るとは思っていないときに
静かに息を引き取った。

その経緯は、また気持ちの整理がついた時に書こうと思う。


父は、母が生きている頃から初期の認知症の症状があったが
母他界後に一気に進行した。

母が亡くなったということが分からなくなったり
お金の管理ができなくなったり
家がゴミ屋敷のようになったり。

それでも自分を認知症とは認めないため
病院に行くのもひと悶着。
家族に罵声を浴びせ
病院の医師に憤り
それはそれは大変だった。

自宅での生活は難しいと判断し
私の家の近くのサービス付き高齢者住宅に引っ越すことにしたのが2020年。
母他界後2年経ってのこと。

たくさん話し合って、本人も合意の上での引っ越しだったが
いざ引っ越すと、
「お前に無理やり連れてこられた!」
「こんなところ出て行ってやる!!」
等と言い、自宅に戻ること数回。

その都度施設の職員さんが迎えに行ってくれていたが
さすがにもう無理だろうとなり、
数か月後には自宅に戻り一人暮らしをすることとなった。




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