【絵本】2021/02 オススメ 5冊!
① ピッツァぼうや (パパの育児!)
もはや育児本。
雨で外にでられないピッツァぼうやことピートを両親が元気つけるハートフルなお話。
外に出かけられないので、家の中でなにかして遊ぼう!というのは、誰でも考えられるし、実行していると思う。
ただ、この父親は違う。
プラレールやゲーム、ありきたりな室内遊びではない。
なんと、実の子どもをピザにする遊びを考えつくのである。
こねたり、チーズをかけたり、なんだか美味しそう。
最後は、笑顔で外に遊びにでかけるピートを後ろで誇らしげに送り出す父が頼もしく感じた。
理想の父親像を見た。
学んだこと: 父として子どもに出来ること
② エイモスさんがかぜをひくと (感動!)
5歳息子のロンくんが涙ぐんでいたのが印象的。
飼育員のエイモスさんは、動物たちと毎日チェスをしたり、お話をしたり、動物たちの大事な友だちでもある。
そんなある日、エイモスさんは風邪をひいてしまう。
動物園に来ないエイモスさんを心配して、動物たちがエイモスさんの家にやってくる。
動物たちは、動けないエイモスさんとチェスしたり、話ししたり、(恥ずかしがり屋のペンギンが一言も喋らないけど、そっとエイモスさんの隣に座っているのがかわいい)精一杯元気つけようとする。
学んだこと: 返報性、見返りを求めない愛
③ スイミー (一家に一冊!)
お気に入りの一冊。
同じ種類のさかなの中で、一匹だけ体が真っ黒なスイミー。
他と違うことで、仲間とうまくやっていくことが出来ず、一匹で大海原をさまようことに。
海は広く、いろいろな生き物と遭遇する。
この体験の中で、スイミーは自分たち(さかな)とは違う生き物がたくさんいることを知る。
世界は広かった…。と同時に、自分がいかに狭い世界で生きてたのかを知る。
他のさかなと違うことはコンプレックスではなく、むしろ強みであることをスイミーは理解した。
理解したスイミーは強かった。
自分と仲間のさかなが襲われた時に、(カタクチイワシのような)集団で大きな魚の形を形成し、真っ黒な自分の体を”目”として使い、見事に凶暴な魚の撃退に成功する。
学んだこと: コンプレックスは強みであり、個性になる
④ あかいかさがおちていた (原点回帰!)
ジャングルに落ちていた傘。
ヘビやサル、クジラやカンガルーに拾われても最終的にまたもとの場所に戻る。
モノもヒトも動物も、帰る場所はやっぱり安心できる同じ場所。
⑤ おおきなきがほしい (想像力!)
世間でめちゃくちゃ評価の高い本。
少年の想像が「ただの木」を「魔法の木」に変える。
木の上には、たくさんの動物がいて、家もあって、そこから見る景色は少年が見たい景色そのもの。
想像は自分が見たいものを見れるし、思い通りになんでもできる。しかも無料で!
わたしと息子には、この本はあまりささらなかった。
じっくりと読むとまた違った感想になりそうな良い予感がするので、息子が6歳になったらもう一度借りたい。
なぜか、この本は今見ている「アンという名の少女」を連想した。