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めぐ@詩のソムリエ
2021年12月13日 12:14
こんにちは。詩のソムリエです。今週の七十二候は「熊穴にこもる(くま あなにこもる)」。北風びゅうびゅう吹いてきて、人間も冬眠したいような季節ですね。今日は、「冬眠」というタイトルの、「世界でいちばん短い詩」を紹介します。読めない詩?草野心平(1903-1988)による、こんな詩です。「冬眠」草野心平 ●・・・はい、「●」だけの詩です。「え
2021年9月6日 18:06
こんにちは。詩のソムリエです。今週のはじまりは、禾乃登(こくもの すなわちみのる)。このあいだ、近くをぐるっとドライブをしたときに、稲穂の波を目にしました。黄金色の稲がびっしりと埋め尽くす田んぼの姿は、ほんとうに美しい…惚れ惚れとしてしまいます。海や山とは異なる美しさです。今週の詩は、実りの秋の訪れにちなんでこちら。明治・大正期の詩人 山村暮鳥(やまむら・ぼちょう 1884-1924
2021年8月30日 09:21
おはようございます。詩のソムリエです。あっという間に、8月の終わり。どんな夏をすごされましたか?すっかり涼しくなった風や虫の音に、秋の訪れを感じますね。巨峰や梨が今年は当たり年のようで、体の中もだんだん秋にシフトしていっています。今週の詩は、八木重吉(やぎ・じゅうきち 1898-1927)の「秋のひかり」という短い詩です。「秋のひかり」ひかりがこぼれてくる秋のひかりは地におちて
2021年8月2日 18:27
おはようございます。詩のソムリエです。毎日暑いですね!暦のうえでは大暑(たいしょ)、大雨(たいう)時々に降る。まさに昨日、福岡ではにわか雨がざっと降りました。今週は「虹」の詩を紹介します。子どものような瞳で。ワーズワースの名詩The Rainbowきのうのこと。わたしが部屋でPCに向かっていると、パートナーから「めぐみさん、虹を見ませんか」と声がかかりました。書斎を出て、窓から
2021年7月19日 12:22
おはようございます。詩のソムリエです。今の暦は「小暑(しょうしょ)」。梅雨明け、暑さがどんどん強くなっていくという意味。この日から暑中見舞いを出しはじめるそう。(「暑中」というのは、小暑と大暑のあいだだから「暑中」らしい👀)そこで、詩のソムリエから暑中お見舞いをみなさんへ。伊藤整(いとう・せい)の「雨の来る前」です。「雨の来る前」ざあっとやって来いよ 夏の雨地上のすべてのものは