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肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。

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私がどうして整体師として生きることを選んだのかを書いていきます。 今までの出逢いとエピソードを忘れたくないのです。 そしてたくさんの感謝を残しておきたいのです。 …なーんて恥ずか…
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肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#5

肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#5

2016年。28歳になる年の2月のことでした。

私は約5年勤めた調剤薬局を辞め、転職することを決意します。

内定のないまま大学を卒業してしまった何の取り柄もない私を、雇ってくれた会社でした。

経営者だけは苦手だったけど、他の事務スタッフはみんな、仕事のできるいい人たちばかりでした。

1番長く一緒に仕事をした薬剤師のWさんはかなりクセの強い人でしたが、仕事の早さと正確さはダントツで、薬剤の知

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肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#4

肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#4

初めて自分のエゴを意識してから10年以上が経ち、私は大学を卒業してから調剤薬局で事務員として働いていました。

当時、体と心が疲れ切っていました。
この時は気がついていませんでしたが、私には『問題が起きたらすべて自分のせい』と思う、とんでもない癖がついていたのです。

本来なら、問題が起こったらその原因を見つけて対策をすることが一番の解決方法のはず。ところが、経営者から言及されるのは『何が悪かった

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肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#3

肩こり持ちの14歳が28歳で整体師になって開業するまでの話。#3

『自分の存在価値って何?』
いかにも中二病な悩みです。多くの10代が悩むように、もれなく私もその不安に取りつかれていました。

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私の存在価値って何だろう?

考えても考えても、自分の中から出てくる答えはいつも同じでした。

『そんなものは、ない。』

自分に価値がない、ということは『誰からも必要とされていない』ということだ。
自分がただの穀潰しとしか思えなくなって、強烈な焦りと恐怖を感

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