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会社を売却して売却先の企業と関わるときに気を付けること

超ニッチ情報です。

創業した会社を売却して、そのまま子会社となり、社長を務めました。
そして、その会社はあるタイミングで吸収合併されました。

私は2年間は継続して今の事業に関する業務を続け、一部その新聞社の業務を手伝うことを株式譲渡契約書で約束しているため、2年間はその企業の方々と関わることになります。

そこで私が気づいた、関わるときに気を付けたほうがいいことを列挙します。

・売却したお金を使って派手な格好などしないほうがいい
⇒当たり前ですが、相手は人間です。あからさまにブランド品や高級車などを持つと嫌われると思います。私は売却で得たお金はほとんど米国債に使いましたので、一番高い買い物はニトリの30万くらいのマットレス(買いに行ったらアウトレット品があり実際には20万円で買えました)です。服も今まで通りです。特に何も変わっていないのに、なぜ「売却したお金を使って派手な格好などしないほうがいい」ということに気づいたのかというと、あの金額をもらっておいて何も見かけが変わらないのはすごいと売却先の企業の人にしれっと言われたのです。やっぱり見ているんだなと思いました。人となりが出ますものね。ということは、逆に何も普段と変わらなければ印象アップです。変な誤解を持たれずに良好な関係を築いていきたい人は気を付けましょう。

・DD(デューデリジェンス)の時に出した事業計画書は順守しよう。
⇒これも当たり前のことですね。私は正直者だったので、事業計画で出した営業利益ほぼぴったり(実際には事業計画書で予想した営業利益+30万円くらい=その程度は誤差なのでほぼぴったり)で着地し、翌期から吸収合併されるまでには主力事業の売り上げを大手新聞社にて計上することになっていたにもかかわらず、これも黒字で着地しました。吸収合併された後、売り上げなどの数字に私は責任がない(それまでは当然私の責任ですが)ので、私は立派に責任を果たしたということになります。


どこかのnoteで自由を責任は表裏一体だと書いたのですが、ちゃんと責任を取ると自由が待っています。私は今とても自由にやっていて、私の話をちゃんと聞いてくれます。ディスカッションも相互尊重の下でできています。これはやはり正直に責任を果たしたからと言えるでしょう。

まずは何らかの形で責任を果たし(これは誰かに貢献することと言えます)、それを積み重ねていくと責任がどんどん大きくなっていきます。そうすることで自由というのも得られてくるのではないでしょうか。ただその責任をいつ自由に転嫁するのかというのも一つの判断ですよね。責任だけ大きくなり続けて自由がない人もいます(上場企業の創業者で引き続き経営に責任を持っている場合など)。

他にもいろいろありますが、続きはまた今度にします。


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